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歴代日本人ノーベル賞受賞者 関連書
歴代日本人受賞者にも弊社で執筆頂いた先生もいらっしゃいますし、有力候補者の中にもいらっしゃいます。
そこで、歴代日本人受賞者とその受賞内容に関連して、また有力候補者の中からも物理学賞と化学賞に絞って、関連付けて弊社書籍を紹介いたします。
※書名をクリックしていただきますと弊社詳細ページへ遷移します。
『ノーベル賞受賞者』
2021年物理学賞
眞鍋淑郎先生(東京大学理学部卒、理学博士)
対象研究:気候の物理的モデリング、気候変動の定量化、地球温暖化の確実な予測
環境と社会
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- 人類が自然と共生していくために -誰一人取り残さず、誰もが幸せになる=「公共性」尊重の環境倫理と持続可能な共生社会とは
温室効果ガス貯留・固定と社会システム
詳細を見る本書は,CCS(CO2分離回収・貯留)について,技術的側面,導入にともなうエネルギー・環境の将来予想と社会に普及されるための経済・制度設計などの社会的側面について,理工系の知識がなくても理解できる内容となっている。
変化する気候と食料生産
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- 21世紀の地球環境情報 -本書は,前半で気候変化に関する最新の研究成果を整理し,後半で人間が生きていくうえで欠かせない食料を生産すること自体が,地球環境や気候システムとどう関係しているのかを,将来の諸問題をキーにして解説した。
シミュレーション辞典
詳細を見るシミュレーションの内容を共通基礎,電気・電子,機械,環境,生命,社会,可視化,通信に分け,1項目/頁で約380項目をまとめた
2019年化学賞
吉野彰先生(京都大学工学部卒、工学博士)
対象研究:リチウムイオン二次電池の開発
大容量キャパシタ
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- 電気を無駄なくためて賢く使う -
(シリーズ 21世紀のエネルギー 14)急速な充放電が可能で,繰り返しの充放電にも強いという特徴を持つ大容量キャパシタ。これからのスマートエネルギー社会を支える,この大容量キャパシタの仕組みや特徴,現在の使用例から今後の使われ方までをわかりやすく解説した。
分散型エネルギーによる発電システム
詳細を見る分散型エネルギーによる発電の基礎知識として,各種システムの「エネルギー変換原理」,「変換効率」,「発電システム構成」,「導入状況・適用例」等を関連する熱力学,流体力学,化学,物性など,専門領域の基礎に触れながら解説。
エンジニアのための電気化学
詳細を見る物理,エレクトロニクスの観点も取り入れた,これまでにないユニークで新しい電気化学の教科書。化学系のみならず,物理系,電気系技術者も読者層として考え,リチウム電池,燃料電池,太陽電池等具体的な応用についても解説した。
2018年医学生理学賞
本庶佑先生(京都大学医学部卒、医学博士)
対象研究:免疫チェックポイント阻害因子の発見とがん治療への応用
天然物化学
詳細を見る現代の天然物化学では,生合成遺伝子解析やケミカルバイオロジーの進歩によって従来とは全く異なる発見がされるようになってきた。本書では生合成を基盤に体系化した解説を行うとともに,ケミカルバイオロジーの観点を重視した。
セルプロセッシング工学
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(増補)- 抗体医薬から再生医療まで -本書は2007年10月刊行の『セルプロセッシング工学―抗体医薬から再生医療まで―』に,最近14年間の最新の研究結果を追加して案内した増補版である。移植用細胞の効率的培養技術や自動培養技術,非侵襲的細胞品質評価技術を含めたセルプロセッシング工学の基礎から最先端までを解説。増補版では再生医療にも貢献し得る自己組織化をはじめとした新しい基礎技術の解説を加えた。
2016年医学生理学賞
大隅良典先生(東京大学教養学部卒、東京大学大学院理学系研究科博士課程単位取得満期退学、理学博士)
対象研究:オートファジーの仕組みの解明」
はじめての老化学・病理学
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- 人間科学のためのライフサイエンス入門 -寿命と老化を中心に解説し,老化に伴って発症する身近な疾患の病理学を学べるよう構成。我々がなぜ老化し,病気になり,やがて死に至るのかを考え,天寿を全うするにはどのような科学的信頼のある方法があるのかを理解してほしい。
2015年物理学賞
梶田隆章先生(埼玉大学理学部卒、理学博士)
対象研究:ニュートリノが質量を持つことを示すニュートリノ振動の発見
2015年医学生理学賞
大村智(山梨大学学芸学部卒、東京理科大学大学院理学研究科修士課程修了、薬学博士、理学博士)
対象研究:線虫の寄生によって引き起こされる感染症に対する新たな治療法に関する発見
2014年物理学賞
赤崎勇先生(京都大学理学部卒、工学博士)
天野浩先生(名古屋大学工学部卒、工学博士)
中村修二先生(徳島大学工学部卒、博士(工学))
対象研究:高輝度で省電力の白色光源を可能にした青色発光ダイオードの発明
フォトニクスの基礎
詳細を見る光波の性質,偏光制御や波長選択などの基礎的な受動素子,半導体レーザを中心にその原理や特性,さらに光通信とそのための光変調技術など,将来エンジニアとして触れておくべき最低限の内容に絞り,1冊で学べるように工夫している。
半導体光デバイス
詳細を見る高度化する光通信・光情報処理システムは多くの半導体光デバイスに支えられている。本書では,半導体中の電子の状態や挙動,光との相互作用などの基礎物性を学び,光デバイスの動作原理や基本特性をわかりやすく解説した。
電気応用とエネルギー環境
詳細を見る電気は生活に浸透し,ますます高効率化が必要とされている。本書は電気の供給方法を定量的に考えられることを目的とし,発電から利用まで包括的に電気応用を学べるようにした。なお,第二種電気主任技術者試験に一部対応している。
光学素子のいろは
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- 機能別分類による説明 -本書は,平面鏡,レンズ,プリズム,偏光素子,レーザ用素子等の光学素子を,光路制御,結像作用,合・分波,透過率制御,光学系調整法等の機能別に分類・構成し,読者の使用目的に合致した光学素子を探しやすくした実用書である。
2012年医学生理学賞
山中伸弥先生(神戸大学医学部卒、大阪市立大学大学院医学研究科博士課程修了、博士(医学))
対象研究:様々な細胞に成長できる能力を持つiPS細胞の作製
山中先生共著作
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再生医療のための 分子生物学
(再生医療の基礎シリーズ 3)体外において幹細胞をいかにして増幅させるかは再生医学を成立させるうえでの大きなキーポイントになる。本書では,幹細胞がどのような分子基盤によって維持され,その増殖と分化が制御されているかについて網羅的に解説した。
セラミックバイオマテリアル
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(バイオマテリアルシリーズ 3)組織工学の概念を取り入れた生体親和性のより高いセラミックバイオマテリアルが注目されている。本書は,理工学分野や医歯薬学分野の学生が自主的に学んだり,教員が教えるのに便利な内容と分量になっている。
セルプロセッシング工学
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(増補)- 抗体医薬から再生医療まで -本書は2007年10月刊行の『セルプロセッシング工学―抗体医薬から再生医療まで―』に,最近14年間の最新の研究結果を追加して案内した増補版である。移植用細胞の効率的培養技術や自動培養技術,非侵襲的細胞品質評価技術を含めたセルプロセッシング工学の基礎から最先端までを解説。増補版では再生医療にも貢献し得る自己組織化をはじめとした新しい基礎技術の解説を加えた。
培養細胞による治療
詳細を見る培養細胞がどのように作られ,これまでにどのような治療に使われてきたかなどについて,世界で最初に培養細胞を用いてヒト臨床を行った,いわば再生医療の父であるとともに,細胞生物学の父でもある著者が自身の経験もあわせて解説。
続 英語で学ぶ生物学
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- 生物科学の新しい挑戦 -本書は好評の「英語で学ぶ生物学」の続編として企画された。iPS細胞などの医学,バイオマスなどの環境のほか,生物多様性,バイオテクノロジー・ゲノム,自然から学ぶテクノロジーなど,最新の生物学について英語で幅広く学べる。
2010年化学賞
鈴木章先生(北海道大学理学部卒、理学博士)
根岸英一先生(東京大学工学部卒、ペンシルベニア大学博士課程修了 (Ph.D.) )
対象研究:クロスカップリングの開発
実験でわかる 触媒のひみつ
詳細を見るさまざまな生活必需品の生産に用いられ,豊かな暮らしには欠かせない触媒。難解な理論は避け,楽しい実験をとおして,触媒のしくみやはたらきを直感的に理解することを目指す。講義や実験教室の参考にも最適。実験動画も用意した。
本書7章 Suzukiクロスカップリング―ノーベル賞と触媒2―分子の薄膜化技術
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- 有機EL,有機トランジスタ,有機太陽電池などの有機薄膜デバイス作製技術に向けて -金属や無機物と多くの点で本質的に異なる有機分子の薄膜作製法,およびその素過程と成長機構の分子形状依存性について教育や研究に役立つよう記述した。また,有機EL,有機トランジスタなどのデバイス応用についても記述した。
2008年物理学賞
南部陽一郎先生(東京帝国大学理学部卒、理学博士)
対象研究:素粒子物理学における自発的対称性の破れの発見
2008年物理学賞
小林誠先生(名古屋大学理学部卒、理学博士)
益川敏英先生(名古屋大学理学部卒、理学博士)
対象研究:小林・益川理論とCP対称性の破れの起源の発見による素粒子物理学への貢献
2008年化学賞
下村脩先生(旧制長崎医科大学附属薬学専門部卒、理学博士)
対象研究:緑色蛍光タンパク質 (GFP) の発見と生命科学への貢献
再生医療のための バイオエンジニアリング
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(再生医療の基礎シリーズ 4)再生医療技術は臨床医学だけのものではなく,さまざまな新しい理工学の技術やコンセプトの導入が必要となる。本書では,再生医療のための工学的手法の数々を紹介する。
2002年物理学賞
小柴昌俊先生(東京大学理学部卒、ロチェスター大学大学博士課程修了 (Ph.D.)、理学博士)
対象研究:天体物理学、特に宇宙ニュートリノの検出に対するパイオニア的貢献
2002年化学賞
田中耕一先生(東北大学工学部卒、工学士、東北大学名誉博士)
対象研究:生体高分子の同定および構造解析のための手法の開発
細胞の特性計測・操作と応用
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(組織工学ライブラリ-マイクロロボティクスとバイオの融合- 1)バイオアセンブラにおいて,生体から取り出した単一細胞や細胞群が組織構築に使えるかどうかを短時間で判断し,有用なものを高速により分ける技術は,大変重要な技術である。本書では,それを細胞ソート工学と位置付けて解説する。
2001年化学賞
野依良治先生(京都大学工学部卒、工学博士)
対象研究:キラル触媒による不斉反応の研究
2000年化学賞
白川英樹先生(東京工業大学理工学部卒、工学博士)
対象研究:導電性高分子の発見と発展
白川先生共著作
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実験でわかる 電気をとおすプラスチックのひみつプラスチックは電気を通さないという通説をくつがえし,2000年ノーベル化学賞に輝いた導電性プラスチック。一見難しそうだが,じつは簡単に合成できる。本書では,学校や公民館などの講義やイベントで活用できる実験を紹介する。
本書4章 電気でつくる電気をとおすプラスチック─電気化学重合によるポリアニリンとポリチオフェンの合成─実験でわかる 触媒のひみつ
詳細を見るさまざまな生活必需品の生産に用いられ,豊かな暮らしには欠かせない触媒。難解な理論は避け,楽しい実験をとおして,触媒のしくみやはたらきを直感的に理解することを目指す。講義や実験教室の参考にも最適。実験動画も用意した。
高分子エレクトロニクス
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- 導電性高分子とその電子光機能素子化 -高分子中の電子状態と電気伝導の基本,特に共役系の発達した導電性高分子を中心にその構造と作製法を解説した。また,分子構造に依存する多彩な電子・光物性とその起源,これらを用いたさまざまな機能応用についても述べた。
バイオミメティクスから学ぶ有機エレクトロニクス
詳細を見るエレクトロニクス分野では,有機物が積極的に活用されてきている。この有機エレクトロニクスで,特にバイオミメティクスに重点を置き,材料科学,界面物理,電子デバイス,光学デバイスに関する基礎理解を習得することを目標とした。
化学系学生にわかりやすい 電気化学
詳細を見る前半は基礎編として,電気分解,溶液の電気伝導,電池,電極電位,電極反応速度論などを解説。後半は電気化学測定法,腐食,工業電解,表面処理,光電気化学,電気分析化学,エネルギー変換デバイスなど広範な電気化学の応用を解説。
有機電気化学
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- 基礎から応用まで -有機電気化学について体系的にまとめられた教科書である。有機化合物やその他高分子を対象とした電気化学について,基礎原理から測定法,応用としての電解反応・合成,さらには有機エレクトロニクス等について平易に解説した。
バイオ計測のための材料と微細加工
詳細を見る本書ではバイタルセンシングデバイスなどで用いられる柔軟材料,そして化学分野で利用される樹脂や生体材料への微細加工技術,そして微細加工技術やMEMSセンサなどを用いた応用デバイスなど,それぞれの学問や学会など各々で進められている研究技術を,バイオ計測という観点から分野横断的にまとめています。
分子の薄膜化技術
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- 有機EL,有機トランジスタ,有機太陽電池などの有機薄膜デバイス作製技術に向けて -金属や無機物と多くの点で本質的に異なる有機分子の薄膜作製法について記述。
1987年医学生理学賞
利根川進先生(京都大学理学部卒、カリフォルニア大学サンディエゴ校博士課程修了 (Ph.D.) )
対象研究:多様な抗体を生成する遺伝的原理の解明
1981年化学賞
福井謙一先生(京都帝国大学工学部卒、工学博士)
対象研究:化学反応過程の理論的研究
1973年物理学賞
江崎玲於奈先生(東京帝国大学理学部卒、理学博士)
対象研究:半導体におけるトンネル効果の実験的発見
江崎先生共著作
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未来への工学(2)
- アモルファス材料 -本書も(1)と同じく講演会内容を編集したもの。アモルファス材料は,今後の夢の材料であり,エネルギー問題や集積回路工業,またファインセラミックス工業へとその応用が大きく期待されている。
基礎からわかるナノデバイス
詳細を見るナノエレクトロニクスの物理現象や,簡単なナノデバイスについての,第一線の研究者による初学者のための教科書。電子,スピン,フォトン,クーパーペアの量子力学的振る舞いを基礎から解説し,デバイス応用にまで言及している。
電子物性入門
詳細を見る本書は,前半で固体全般に共通する基本的事項について,また後半では性質ごとに分類された物質の特性について解説した。読者の計算プロセスを追っていく負荷を軽くするため,数式の展開を詳しく記しているのが大きな特徴。
1965年物理学賞
朝永振一郎先生(京都帝国大学理学部卒、理学博士)
対象研究:量子電気力学分野での基礎的研究
1949年物理学賞
湯川秀樹先生(京都帝国大学理学部卒、理学博士)
対象研究:中間子の存在の予想
『ノーベル賞有力候補』
物理学賞
細野秀雄先生 東京工業大学フロンティア材料研究所教授
対象研究:新しい鉄系化合物の高温超伝導物質の発見。鉄は磁石の性質を持ち、超電導との相性が悪いという常識を覆した。
超伝導エレクトロニクス入門
詳細を見る本書は,超伝導現象および超伝導回路の基礎的事項を学習するためにまとめられている。超伝導状態および超伝導回路の特性を,特にエネルギーという観点から考察していて,大学学部生,大学院生を対象として解説している。
超伝導電磁気学
詳細を見る本書は,電磁気学を手がかりに,超伝導現象について基本特性から工学的応用にわたってわかりやすく解説した。超伝導の高周波電磁特性とその応用デバイス,ジョセフソン素子,超伝導プラズマ特性などを取り上げている。
十倉好紀先生 理化学研究所 創発物性科学研究センター長
対象研究:マルチフェロイックスの巨大電気磁気効果の発見
中沢正隆先生 東北大学ディスティングイッシュトプロフェッサー・電気通信研究所長
対象研究:エルビウム添加光ファイバ増幅器の開発
入門光ファイバ通信工学
詳細を見る本書は学部学生を対象とした光ファイバ通信工学の入門書である。そのため基礎物理の知識のみで現象の正確な理解ができるようにし,高校数学の知識で式を導けるようにした。また定量的な把握を深められるよう計算例を多く紹介した。
中沢先生共作
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光波センシングとレーザ本書は,レーザが発明されて以来飛躍的に進歩した光波のパラメータ(振幅,偏光,波面,周波数,波長,位相)のセンシングおよび制御技術,さらにそれらの応用について,基礎的事項から先端技術までを系統的に解説している。
大野英男先生 東北大学電気通信研究所教授・東北大学総長
対象研究:磁性半導体の開発
大野先生著作
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半導体結晶成長エレクトロニクスや最先端科学を支えている多様な半導体の結晶成長について,表面における原子・分子の動きをとらえることから,結晶成長とその技術,さらには成長した半導体結晶の性質に至るまでを解説した。
先端材料光物性
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(フォトニクスシリーズ 1)最近の光先端材料を理解するうえで必要となる光物性の基礎と応用について,工学的な観点から解説する。超格子,量子細線,量子ドットなどを例にとり,さらにフォトニック結晶,表面プラズモン,有機材料などにもふれる。
基礎からわかるナノデバイス
詳細を見るナノエレクトロニクスの物理現象や,簡単なナノデバイスについての,第一線の研究者による初学者のための教科書。電子,スピン,フォトン,クーパーペアの量子力学的振る舞いを基礎から解説し,デバイス応用にまで言及している。
香取秀俊先生 東京大学大学院工学系研究科 物理工学専攻・教授
対象研究:光格子を開発し、超精密な原子時計を開発
フォトニクスの基礎
詳細を見る光波の性質,偏光制御や波長選択などの基礎的な受動素子,半導体レーザを中心にその原理や特性,さらに光通信とそのための光変調技術など,将来エンジニアとして触れておくべき最低限の内容に絞り,1冊で学べるように工夫している。
新SI対応 ディジタル時代の電気電子計測基礎 (改訂版)
詳細を見る現在の計測の実情に合わせ,基礎的内容から最新のディジタル計測までを解説した教科書である。章末には課題を多く掲載し,理解度の確認・計算力向上ができるように工夫した。2019年5月から適用された新SIにも対応している。
佐川 眞人 先生 インターメタリックス株式会社初代代表取締役社長。大同特殊鋼顧問
対象研究:ネオジム磁石の開発
磁石の世界
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(新コロナシリーズ 31)永久磁石の発展の歴史を踏まえ,現在広く実用されているいろいろな種類,特性,製造法等の大要をまとめた後,さまざまな応用とその原理について詳しく説明している。また,その理解に必要な基礎的性質について易しく解説している。
中村 泰信 先生 東京大学先端科学技術研究センター教授・理化学研究所創発物性科学研究センターチームリーダー
対象研究:量子コンピュータの基本的素子「超電導量子ビット」を開発。
量子力学的手法によるシステムと制御
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(計測・制御テクノロジーシリーズ 6)主として想定する読者は,マクロの装置やプラントに係る技術者や研究者である。本書はマクロな世界をミクロの力学を使って解き明かす試みを提示する。その意味で本書は,量子力学ユーザーに新しい活用の用途を与えることにもなる。
観測に基づく量子計算
詳細を見る量子計算に関して新しい見方をもたらした測定型量子計算を理解する上で必要な知識について,トピックごとに解説し,測定型量子計算モデルの登場によって明らかになった量子計算の諸性質についても解説した。
化学賞
神谷信夫先生 大阪市立大学人工光合成研究センター 特別招へい教授・大阪市立大学名誉教授
対象研究:構造生物化学、タンパク質結晶学
片岡一則先生 川崎市産業振興財団の副理事長、ナノ医療イノベーションセンター センター長
対象研究:高分子ナノテクノロジーを利用した再生医療の研究ナノマシン技術を応用したドラッグデリバリーシステムの開発
前田浩先生 熊本大学名誉教授
対象研究:高分子薬剤が選択的にがん局所に留まりやすい現象である「EPR効果」を提唱。ウイルスや細菌学などの感染局所において生体側の応答としてスーパーオキサイドや一酸化窒素などラジカル分子が大量に生成し、細胞や核酸に傷害(変異など)を起こすことを初めて明らかにした。
松村保広先生 国立がん研究センター 先端医療開発センター 新薬開発分野 分野長
対象研究:高分子薬剤が選択的にがん局所に留まりやすい現象である「EPR効果」を提唱。がん間質にデリバリーし、不溶性フィブリン上で抗がん剤をリリースして、がんと腫瘍血管両方を攻撃するがん間質ターゲティング CAST 療法を開発。
飯島澄男先生 名古屋大学高等研究院特別招聘教授、名城大学大学院理工学研究科教授
対象研究:カーボンナノチューブの発見(構造の解明と決定)
遠藤守信先生 信州大学先鋭領域融合研究群カーボン科学研究所特別特任教授
対象研究:カーボンナノチューブの存在とその成長モデルを初めて示し、多層カーボンナノチューブの量産技術を開拓した。
飯島先生監修 遠藤先生監修・共著作
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カーボンナノチューブ・グラフェンハンドブック本ハンドブックでは,カーボンナノチューブの基本的事項を解説しながら,エレクトロニクスへの応用,近赤外発光と吸収によるナノチューブの評価と光通信への応用の可能性を概観。最近嘱目のグラフェンやナノリスクについても触れた。
カーボンナノチューブの材料科学入門
詳細を見る材料科学に新分野を創出し,エレクトロニクスからエネルギー分野まで広範囲な応用が期待されるナノテクノロジー材料の典型物質「カーボンナノチューブ」について,その製法から物性,実用の可能性までを解説した。
カーボンナノチューブの基礎
詳細を見るカーボンナノチューブはC60フラーレンに次ぐ新しい炭素材料であり,エレクトロニクスやエネルギー分野への応用が注目されている。本書は,ナノチューブとその関連物質の作製法,構造,物性および応用を平易に述べた入門書である。
新海征治先生 公益財団法人 九州先端科学技術研究所 最高顧問
対象研究:分子認識メカニズムの解明と、それらの知見を応用した分子機械システムの構築
運動とメカニズム
詳細を見る「基礎編」で機構学と運動,機械の要素である歯車やねじなどについて解説し,「応用編」でロボット,乗り物,マイクロマシンなど具体的な例を取り上げ,任意の運動を行うメカニズムを設計・製作できる能力を養うことを目的とした。
春田正毅先生 東京都立大学大学院 都市環境科学研究科附属 金の化学研究センター教授
対象研究:金の触媒作用の独自な基盤的発見
藤田 誠 先生 東京大学大学院工学系研究科応用化学専攻教授。分子科学研究所卓越教授
対象研究:分子間相互作用を利用して配位子と金属イオンを「自己組織化」させることによりグリッド状あるいは球状の錯体を形成する研究
バイオ計測のための材料と微細加工
詳細を見る本書ではバイタルセンシングデバイスなどで用いられる柔軟材料,そして化学分野で利用される樹脂や生体材料への微細加工技術,そして微細加工技術やMEMSセンサなどを用いた応用デバイスなど,それぞれの学問や学会など各々で進められている研究技術を,バイオ計測という観点から分野横断的にまとめています。
セルプロセッシング工学
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(増補)- 抗体医薬から再生医療まで -本書は2007年10月刊行の『セルプロセッシング工学―抗体医薬から再生医療まで―』に,最近14年間の最新の研究結果を追加して案内した増補版である。移植用細胞の効率的培養技術や自動培養技術,非侵襲的細胞品質評価技術を含めたセルプロセッシング工学の基礎から最先端までを解説。増補版では再生医療にも貢献し得る自己組織化をはじめとした新しい基礎技術の解説を加えた。
金属ポルフィリン錯体を用いたバイオインスパイアード材料
詳細を見る血液のヘモグロビンのような哺乳類の酵素や金属タンパク質などの活性中心である金属ポルフィリン錯体に焦点を当て,関連する生物無機化学,バイオミメティックケミストリー,そしてバイオインスパイアード材料についてまとめた。
宮坂 力 先生 東京大学先端科学技術研究センターフェロー・桐蔭横浜大学, 医用工学部, 特任教授・早稲田大学, 理工学術院, 客員教授
対象研究:ペロブスカイト太陽電池の研究開発
白川先生共著作
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実験でわかる 電気をとおすプラスチックのひみつプラスチックは電気を通さないという通説をくつがえし,2000年ノーベル化学賞に輝いた導電性プラスチック。一見難しそうだが,じつは簡単に合成できる。本書では,学校や公民館などの講義やイベントで活用できる実験を紹介する。
本書4章 電気でつくる電気をとおすプラスチック─電気化学重合によるポリアニリンとポリチオフェンの合成─21世紀の太陽光発電
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- テラワット・チャレンジ -
(シリーズ 21世紀のエネルギー 12)再生可能エネルギー,特に太陽光発電技術について広く学びたい方を対象に,太陽電池や太陽光発電システムなどの基礎から研究開発の現状,将来展望までをわかりやすく解説。エネルギー,化学系の大学学部や大学院の教科書にも最適。
国武 豊喜 先生 株式会社ナノメンブレン取締役・北九州産業学術推進機構理事長
対象研究:細胞膜に似た膜を人工的に合成することに成功
バイオミメティクスから学ぶ有機エレクトロニクス
詳細を見るエレクトロニクス分野では,有機物が積極的に活用されてきている。この有機エレクトロニクスで,特にバイオミメティクスに重点を置き,材料科学,界面物理,電子デバイス,光学デバイスに関する基礎理解を習得することを目標とした。
物理の眼で見る生き物の世界
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- バイオミメティクス皆伝 -バイオミメティクスとは生物の上手な生き方から新しい技術を学ぶ方法である。本書では,生物のさまざまな不思議を基礎的な物理を使って解き明かしている。物理の視点から生物を観察・解釈して楽しむとともに,気づきの力を養う一冊。
バイオミメティクス概論
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(バイオテクノロジー教科書シリーズ 15)生体の分子が持つ機能を有機化学・無機化学の手法を用いて再現しようとするバイオミメティクスについて,「分子認識」,「人工酵素」,「人工膜」などの実例を挙げながら,その考え方,分子設計の手法,応用について説明した。
藤嶋 昭 先生 東京理科大学栄誉教授
対象研究:二酸化チタンが水を酸素と水素に分解し、光触媒の機能を持つことを発見
☆本ページは「ウィキペディア日本語版」の各受賞者、候補者のページを参考に作成(2024年10月更新)