MATLABではじめるプログラミング教室(改訂版)
MATLAB初心者が実際に手を動かして覚えることを念頭に,基本技術について丁寧に解説。「音」に関する楽しい題材を多数掲載。
- 発行予定日
- 2025/03/中旬
- 判型
- B5
- ページ数
- 168ページ
- ISBN
- 978-4-339-02950-5
- 内容紹介
MATLAB初心者が実際に手を動かして覚えることを念頭に,「音」に関する楽しい題材を多数掲載しながら,基本技術(数値計算,データの読み込み,分析,表示,加工,保存,GUIアプリケーション作成)について丁寧に解説しています。
【本書の特長】
・理工系大学に入ってMATLAB を初めて使う方が慣れ親しむためのテキスト
・大学の授業(半期)でも使用しやすい13 テーマを収録
・体験的な自学自習を可能とした解説と演習問題
・音響信号処理の専門家が音を材料に楽しめるテーマを多数収録
・高校数学と大学数学との橋渡し的な教材としても有用
・プログラミングに興味がある高校生でも自習可能
【各章と目標】
1章「まずは使ってみる―解の公式をプログラムしてみよう―」
目標:MATLABで簡単な計算ができるようになり,エディタにコマンドを列記し実行できるようになる!
2章「ループと条件分岐ってなに?―電卓を越えたプログラム―」
目標:forとifの基本を押さえ,さまざまな場面で利用・応用できるようになる!
3章「サイン・コサインも思いのまま―自分だけのコマンド作成―」
目標:MATLAB備え付けのコマンドを使用することから始め,自分だけのコマンドの作成ができるようになる!
4章「レポートや論文でも使えるグラフ表示―plotのワザを習得!―」
目標:自分が見てわかるだけでなく,他人に見せられるグラフ作成ができるようになる!
5章「2Dから3Dへ―おしゃれな3D 曲面も描ける―」
目標:3Dグラフを描けるようになる。その際に,plot3なのか,meshなのか,それともsurfなのか,表示したい関数などをよく考えて選択できるようになる!
6章「MATLABへ入れたり出したり―地味だけど大切なデータのやり取り―」
目標:少なくともsaveやloadコマンドを使いこなせるようになる。よりコンピュータ言語を使いこなすために,fprintfやfscanfを扱えるようになる!
7章「オーディオ&画像データもお手のもの?―.wavや.jpgは特別扱い?―」
目標:バイナリファイルの保存と読み込みを適切に使いこなせるようになる。より便利に使いこなすために,audiowriteやimreadを扱えるようになる!
8章「理工系なら絶対に知っておきたいこと―最小二乗法を考える!―」
目標:最小二乗法の本質を理解し,正規方程式から実際に近似直線を計算できるようになる!
9章「サイン波を音として聴く―周波数って?シンセサイザの基本の音―」
目標:周波数の関数としてのサイン波を作成して,ドレミの音階がつくれるようになる!
10章「時間と周波数の関係―よく知らなくても使えるFFT―」
目標:MATLABによる音響計測を行い,振幅周波数スペクトルをグラフ表示できるようになる!
11章「超簡単なノイズ低減&リバーブ!―じつは音響信号処理のキホン―」
目標:線形システムの理解,移動平均のプログラミング,convコマンドを使うだけでなく,畳込み演算の計算ができるようになる!
12章「GUIってなに?―日常にあふれているアプリの中身を知る―」
目標:MATLABによるGUI開発環境の起動・利用を行い,オーディオファイルの時間波形をグラフ表示できるようになる!
13章「アプリをつくる側になってみる―結局MATLABって簡単だったね―」
目標:オーディオファイルの振幅周波数スペクトルをグラフ表示できるようになる!