知的な科学・技術文章の書き方 - 実験リポート作成から学術論文構築まで -

知的な科学・技術文章の書き方 - 実験リポート作成から学術論文構築まで -

理工系学生と若手の研究者・技術者を対象に,実験リポートと卒業論文のまとめ方,図表の描き方,プレゼンテーション原稿の作成法,校閲者への回答文の執筆要領,学術論文の構築手順などすべての科学・技術文章の書き方を知的に解説。

ジャンル
発行年月日
1996/10/25
判型
A5
ページ数
244ページ
ISBN
978-4-339-07640-0
知的な科学・技術文章の書き方 - 実験リポート作成から学術論文構築まで -
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  • 日本工学教育協会賞(著作賞)を受賞いたしました。
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理工系学生と若手の研究者・技術者を対象に,実験リポートと卒業論文のまとめ方,図表の描き方,プレゼンテーション原稿の作成法,校閲者への回答文の執筆要領,学術論文の構築手順などすべての科学・技術文章の書き方を知的に解説。

1 知的な文章表現法
1.1 序説
1.2 文章作成の基本ルール
  1.2.1 文章作成の初級編
  1.2.2 文章作成の中級編
1.3 知的な文章作成技術
  1.3.1 接続詞で文章の流れを制御
  1.3.2 変化に富む場所へ落とす文末表現
  1.3.3 短文は名文か?
  1.3.4 図番の位置
  1.3.5 同一単語の近接障害
  1.3.6 その他の悪文例
  推奨図書
2 科学・技術論文の構成とその知的技法
2.1 序説
2.2 実験リポートと卒業論文の書き方
  2.2.1 実験リポートの書き方
  2.2.2 卒業論文の書き方
2.3 科学・技術論文の構成
  2.3.1 科学・技術論文の基本構成
  2.3.2 論文構成の類型
  2.3.3 論文の執筆手順
2.4 「実験方法」
  2.4.1 実験方法の具備条件
  2.4.2 実験方法の知的技法
2.5 「実験結果」と「考察・検討」
  2.5.1 実験結果と考察・検討の分離方法
  2.5.2 実験結果と考察・検討の知的技法
2.6 「緒論」と「結論」
  2.6.1 基本形式
  2.6.2 緒論と結論の知的技法
2.7 「論文題目」
  2.7.1 論文題目の効果的選定法
  2.7.2 トップタイトルと副題
2.8 「脚注」と「付録」
  2.8.1 脚注
  2.8.2 付録
2.9 「謝辞」
  2.9.1 謝辞の目的と類型
  2.9.2 謝辞の書き方
2.10 「参考文献」
  2.10.1 参考文献の書き方
  2.10.2 参考文献引用の留意点
2.11 「和文摘要」と「英文摘要」
  2.11.1 和文摘要
  2.11.2 英文摘要
  推奨図書
3 科学・技術者の順守すべきルール
3.1 盗作・無断引用
  3.1.1 盗作と二重投稿
  3.1.2 実質的な追試論文
  3.1.3 無断引用
3.2 データのねつ造
3.3 誤った事実の発表
3.4 科学・技術の光と影
3.5 その他の禁止事項
  3.5.1 独断的中傷
  3.5.2 不作為の行為
  3.5.3 企業の宣伝行為
  参考文献
4 図の作成法と作図力学
4.1 序説
4.2 図の種類と作成手順
  4.2.1 図の種類
  4.2.2 作図手順
4.3 線図の作成体裁
  4.3.1 線図の基本形態
  4.3.2 線図の間違い
4.4 作図力学
  4.4.1 線図における作図力学
  4.4.2 作図力学の応用
4.5 知的な作図テクニック
  4.5.1 生データ図法
  4.5.2 ハイレベルな装置図作成法
  4.5.3 スクリーンシート技法
  4.5.4 新たな作図法への挑戦
  推奨図書
5 表の作成法
5.1 表の基本体裁
5.2 表の種類
5.3 知的な作表テクニック
  推奨図書
6 校閲システムと回答文作成法
6.1 序説
6.2 投稿論文の評価項目
  6.2.1 独創性
  6.2.2 信頼性
  6.2.3 工学的・工業的寄与性
  6.2.4 完結性
  6.2.5 その他の理由
  6.2.6 萌芽性
6.3 校閲システム
6.4 知的な回答文作成法
  6.4.1 校閲委員の数と回数
  6.4.2 掲載可が予想される肯定的な照会
  6.4.3 掲載否が予想される否定的な照会
  6.4.4 論文の枝葉末節の照会
  6.4.5 膨大な質問量の照会
  6.4.6 誤りを指摘した照会
  参考文献
7 知的なプレゼンテーション技術
7.1 プレゼンテーションの準備
  7.1.1 プレゼンテーションの種類
  7.1.2 発表原稿の作成
  7.1.3 OHPフィルムの基本的な作成要領
7.2 説得力のあるプレゼンテーション技術
  7.2.1 原稿は読むべきか?
  7.2.2 プレゼンテーションの演技
  7.2.3 質疑応答の要領
7.3 知的なOHPフィルム作成法
  7.3.1 プレゼン小道具の活用
  7.3.2 OHPフィルムの重ね技法
  7.3.3 立体視OHPフィルムの作成法
  推奨図書
8 科学・技術文章の最終チェックリスト
8.1 ケアレスミスの削除
8.2 文章表現
8.3 論文構成と各章の記述法
8.4 科学・技術文章の順守すべきルール
8.5 図面の作成技術
8.6 表の作成法
8.7 照会文を想定した予防的な弱点補強
索引

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本書に掲載している表 一部
表1.1 平がな書きする形式名詞 p.5
表1.2 平がな書きする補助名詞 p.6
表1.3 高頻度に使用されやすい常用漢字以外の漢字(総画数順) p.11
表1.4 平がな書きする副詞 p.15
表1.5 漢字書きする副詞 p.16
表1.6 科学・技術文章で使用されやすい当て字 p.17
表1.7 接続詞と接文語句の用法別分類 p.23
表1.8 文末表現 p.28


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