基本情報技術入門

基本情報技術入門

情報技術全般の理解を深める入門書として,コンピュータ技術を核にハードウェアとソフトウェアの両方をバランスよく解説。

ジャンル
発行年月日
2017/08/28
判型
A5
ページ数
224ページ
ISBN
978-4-339-02875-1
基本情報技術入門
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定価

3,080(本体2,800円+税)

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  • 内容紹介
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情報技術全般の理解を深める入門書として,コンピュータ技術を核にハードウェアとソフトウェアの両方をバランスよく解説。「基本情報技術者試験」の多くの分野をカバーし,例題や章末問題には過去問を中心にその解法を掲載した。

近年,専門学校や大学における資格取得への取組みの事例を頻繁に聞きます。それは,多くの企業が就職試験で資格取得状況を考慮していることが背景にあります。もちろん資格の種別は重要ですが,学生時代に目標をもって前向きに打ち込んだ努力を評価しているようです。著者の所属する学科では,コンピュータ技術を核としてハードウェアとソフトウェアの両方をバランスよく学べるカリキュラムを実施しているため,「基本情報技術者試験」の多くの分野と内容をカバーしています。学生たちは,これらの知識をベースに受験していますが合格率は決して高くありません。そこで不合格者にインタビューしてみたところ,知識を解法に繋げることが苦手であることがわかりました。合格率を上げるために資格対策本や問題集を併用して講義を進めるという手段もありますが,限られた授業回数の中で系統立てて情報技術の理解を深めることは困難です。本書はこのような背景をふまえ「工学的学び」と「資格取得」の両立をねらって作られた基本情報技術の教科書です。構成にあたり以下の点に留意しました。
・「基本情報技術者試験」午前の合格レベルを目標とした。
・学習者の立場で必要な知識を整理・分類して各章を構成した。
・専門知識がなくとも学習や解答ができるよう丁寧に解説した。
・例題と章末問題†は「基本情報技術者試験」午前の過去問を中心に掲載した
(過去問にはカッコ書きで年と問題番号を付した。一部改変も含む)。

各章は完結性を高めてあり,苦手箇所や興味に応じてどの章からでも始められます。入門書として本書を活用頂き情報技術全般の理解や資格取得を達成されることを心より願っております。

2017年6月 著者一同

1. 数学の基礎
1.1 数値計算
1.2 集合
1.3 確率・統計
1.4 会計と財務の計算
章末問題

2. 情報の表現
2.1 基数
2.2 数値の表現
2.3 算術演算と精度
2.4 逆ポーランド表記法
2.5 アナログ・ディジタル変換
2.6 画像と映像
章末問題

3. ハードウェア
3.1 論理演算
3.2 論理回路
3.3 入力装置
3.4 出力装置
3.5 磁気ディスク
3.6 メモリの分類
3.7 メモリに関する知識
章末問題

4. データとデータベース
4.1 データ構造
4.2 データベースの種類とその特徴
4.3 正規化
4.4 データベース言語
4.5 トランザクション処理
章末問題

5. ソフトウェア
5.1 プログラミング
5.2 ソフトウェアの表現
5.3 ソフトウェアの開発
5.4 ソフトウェアのテスト
5.5 アルゴリズム
章末問題

6. コンピュータシステム
6.1 コンピュータの構成要素とCPUの動作
6.2 組込み系と割込み処理
6.3 オペレーティングシステム
6.4 コンピュータシステムの構成
章末問題

7. 通信ネットワーク
7.1 データ通信
7.2 インターネット技術
7.3 代表的なインターネットプロトコル
章末問題

8. 信頼性と評価
8.1 信頼性設計
8.2 信頼性評価
8.3 その他の信頼性関連事項
8.4 情報セキュリティ
8.5 認証手法と運用
8.6 セキュリティと対策
8.7 インターネットセキュリティ
章末問題

9. マネジメント・ストラテジ
9.1 要件定義
9.2 アローダイアグラム
9.3 ファンクションポイント法
9.4 プロダクトライフサイクル
9.5 その他の管理手法
9.6 産業財産権と著作権
章末問題

引用・参考文献
索引

浅川 毅(アサカワ タケシ)

稲垣 克彦(イナガキ カツヒコ)

稲葉 毅(イナバ タケシ)

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