近赤外分光法による前頭前野計測 - 認知症の早期発見とリハビリテーション方法の評価 -

近赤外分光法による前頭前野計測 - 認知症の早期発見とリハビリテーション方法の評価 -

早期認知症の診断方法やリハビリテーション方法を近赤外分光法を用いて脳科学的に評価する方法を提案。これまで試行錯誤的に行われてきた診断方法やリハビリテーション方法などを適用前に論理的に評価するよう働きかける。本文4色刷

ジャンル
発行年月日
2009/08/27
判型
B5
ページ数
192ページ
ISBN
978-4-339-07222-8
近赤外分光法による前頭前野計測 - 認知症の早期発見とリハビリテーション方法の評価 -
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早期認知症の診断方法やリハビリテーション方法を近赤外分光法を用いて脳科学的に評価する方法を提案。これまで試行錯誤的に行われてきた診断方法やリハビリテーション方法などを適用前に論理的に評価するよう働きかける。本文4色刷

1. 序論
1.1 はじめに
1.2 認知症の原因の分類
1.3 老化廃用型認知症の進行と脳のリハビリテーション
1.4 認知症予備軍の全体像
 1.4.1 アルツハイマー型認知症
 1.4.2 進行型認知症の認知症予備軍の定義・診断についての提案
1.5 近赤外分光法で期待される効果
引用・参考文献

2. 近赤外分光法の基礎
2.1各種画像診断法の計測原理と特徴
 2.1.1 MRIとf-MRI
 2.1.2 SPECT
 2.1.3 PET
 2.1.4 脳波計
 2.1.5 脳磁計
 2.1.6 超音波診断装置
 2.1.7 近赤外分光法
2.2 近赤外分光法の原理とイメージング(島津製作所方式)
 2.2.1 歴史
 2.2.2 光脳機能イメージング装置の原理
 2.2.3 画像化の方法
 2.2.4 ハードウェアと特長
 2.2.5 解析機能
 2.2.6 SRS装置について
 2.2.7 脳機能計測における将来展望
2.3 近赤外分光法の原理とイメージング(日立メディコ方式)
 2.3.1 歴史的背景
 2.3.2 近赤外分光トポグラフィの計測原理
 2.3.3 近赤外分光トポグラフィによる脳機能信号の抽出
 2.3.4 近赤外分光トポグラフィの安全性
 2.3.5 近赤外分光トポグラフィの応用
2.4 近赤外分光法の原理とイメージング(浜松ホトニクス方式)
 2.4.1 測定原理
 2.4.2 NIRO-200の特徴
 2.4.3 多チャネル酸素モニタ(マルチファイバアダプタシステム)
2.5 近赤外分光法の生理学的意味
 2.5.1 脳機能測定法
 2.5.2 近赤外分光法による脳機能測定
 2.5.3 近赤外分光法から得られる情報
 2.5.4 近赤外分光法で得られた信号の意味
 2.5.5 近赤外分光法による脳計測のモデル
 2.5.6 近赤外光を用いた脳機能測定で得られた信号のどれを使うか
 2.5.7 多数の被験者の比較
 2.5.8 光機能画像
引用・参考文献

3. 早期認知症の医学的解説
3.1 老化廃用型認知症
 3.1.1 前頭前野とはなにか
 3.1.2 個々の前頭前野機能
 3.1.3 早期認知症(痴呆)とはなにか
 3.1.4 浜松二段階方式簡易認知症診断法
 3.1.5 臨床実績
 3.1.6 早期認知症(廃用型)に対する脳活性化訓練
3.2 老化廃用型認知症のSPECT診断
 3.2.1 SPECTの基礎
 3.2.2 放射性医薬品(トレーサ)
 3.2.3 SPECTの検査評価法
 3.2.4 脳血流SPECTによる認知症の診断
引用・参考文献

4. 近赤外分光法の早期認知症診断への適用
4.1 かなひろいテスト・漢字色別テスト物語編の評価
 4.1.1 かなひろいテストと漢字色別テスト物語編の概要
 4.1.2 漢字色別テスト物語編のコントロールスタディ
 4.1.3 近赤外分光法による漢字色別テスト物語編の評価
4.2 近赤外分光法によるMMSEの評価
 4.2.1 MMSEによる認知症の臨床評価
 4.2.2 MMSEの限界
 4.2.3 近赤外分光法による前頭前野活動の評価
引用・参考文献

5. 近赤外分光法の早期認知症脳リハビリテーションへの適用
5.1 音楽療法(対象者の個人の特性に関する検討)
 5.1.1 音楽療法
 5.1.2 近赤外分光法を利用した装置による計測データとその意味
 5.1.3 実験方法および手順に関する諸注意
 5.1.4 実験プロトコルを立てる際の諸注意
 5.1.5 実験研究1:数値解析法による音楽聴取中の前頭前野機能の賦活状況の評価
 5.1.6 実験研究2:画像診断法による音楽聴取中の前頭前野機能の賦活情報の評価
 5.1.7 個人の特性に関する検討のまとめ
5.2 音楽療法(対象者の聴取態度に関する検討)
 5.2.1 方法
 5.2.2 解析方法
 5.2.3 結果
 5.2.4 考察
 5.2.5 音楽療法の今後の期待
5.3 オンデマンド型回想式すごろくシステムによるゲーム療法
 5.3.1 回想法
 5.3.2 オンデマンド型回想式すごろくシステム概要
 5.3.3 オンデマンド型回想式すごろくシステムの実施手順
 5.3.4 近赤外分光法によるシステムの評価
 5.3.5 評価結果・考察
5.4 ペグ・ソリテールによるゲーム療法
 5.4.1 ゲーム療法とアクティビティケア
 5.4.2 近赤外分光法を利用した装置によるデータとその意味
 5.4.3 実験研究:時間軸推移によるゲーム療法中の前頭前野機能の賦活状況の評価
 5.4.4 近赤外分光法を利用した装置によるゲーム療法の効果の測定
5.5 絵画療法
 5.5.1 絵画療法
 5.5.2 近赤外光イメージング装置によるデータとその意味
 5.5.3 実験研究:芸術療法による前頭前野機能の賦活状況の評価
 5.5.4 近赤外分光法を利用した装置による絵画療法の効果の測定
引用・参考文献

索引

志村 孚城(シムラ タカキ)

網田 孝司(アミタ タカシ)

牧 敦(マキ アツシ)

鈴木 剛(スズキ ツヨシ)

灰田 宗孝(ハイダ ムネタカ)

金子 満雄(カネコ ミツオ)

山崎 雅勇(ヤマザキ)

奥山 惠理子(オクヤマ エリコ)

田中 有希(タナカ ユキ)

大城 昌平(オオギ ショウヘイ)

重森 健太(シゲモリ ケンタ)

近藤 真由(マユ コンドウ)

浅川 毅(アサカワ タケシ)