メディア学入門

メディア学大系 1

メディア学入門

ネット時代におけるコンテンツの制作から,発展するメディア社会までを網羅的に概説した。

  • 口絵
ジャンル
発行年月日
2013/03/13
判型
A5
ページ数
204ページ
ISBN
978-4-339-02781-5
メディア学入門
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定価

2,860(本体2,600円+税)

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メディアを伝達対象(コンテンツ)と伝達媒体(コンテナ),そして伝達形式(コンベア)と,送り手と受け手とを含めた全体としてとらえ,ネット時代におけるコンテンツの制作から,発展するメディア社会までを網羅的に概説した。

1章メディア入門
1.1 メディアの全体像  
1.2 メディアの位置付け  
1.3 確立したメディア  
1.4 新しいメディア  
1.5 メディアを支える基盤技術  
1.6 ソーシャルメディア  
1.7 メディア学概観  
演習問題  

2章メディア社会とICT社会
2.1 ICT社会  
2.2 ICT社会を支える技術  
2.3 ICTによる恩恵  
2.4 ICTが生み出すメディア社会  
2.5 メディア社会を作り出すコンテンツとサービス  
2.5.1 革新的な技術が生み出すコンテンツとサービス  
2.5.2 個人発信のコンテンツとサービスの進展と効果  
2.5.3 国際展開が進むサービス  
2.6 発展するメディア社会  
演習問題  

3章メディアコンテンツ
3.1 メディアコンテンツの概要  
3.1.1 メディアコンテンツとコミュニケーション  
3.1.2 コミュニケーションの形態  
3.1.3 人の情報処理とメディアコンテンツ  
3.2 デジタル映像コンテンツ  
3.2.1 実写映像  
3.2.2 CG映像  
3.2.3 実写映像とCG映像の合成  
3.2.4 イメージメディア処理  
3.3 インタラクティブメディアコンテンツ  
3.3.1 インタラクティブシステムとユーザインタフェース  
3.3.2 インタラクティブシステムのための機器  
3.3.3 インタラクティブメディアコンテンツ  
3.4 音楽・サウンド  
3.4.1 音と聴覚  
3.4.2 音楽メディア  
3.4.3 サウンドデザイン  
3.5 言語とテキスト  
3.5.1 言語処理  
3.5.2 音声認識  
3.5.3 音声合成  
演習問題  

4章メディアコンテンツ制作のための基礎技術
4.1 デジタル化とデジタルデータ  
4.1.1 アナログとデジタル  
4.1.2 標本化と量子化  
4.1.3 デジタルデータと保存・管理  
4.1.4 情報の検索  
4.2 映像コンテンツのための制作技術  
4.2.1 映像コンテンツ制作工程と主要な制作手法  
4.2.2 イメージメディア処理  
4.2.3 三次元コンピュータグラフィックス  
4.2.4 特殊効果とプロジェクションマッピング  
4.2.5 音楽制作工程  
4.3 ユーザインタフェース技術  
4.3.1 ユーザインタフェースの展開  
4.3.2 ユーザインタフェース技術と機器  
4.3.3 スケッチインタフェースとモデリング  
4.3.4 音声インタフェース  
4.3.5 バーチャルリアリティ  
4.3.6 実空間インタフェース  
4.3.7 マルチモーダルインタフェース  
4.3.8 感性インタフェース  
演習問題

5章メディアコンテンツサービス
5.1 メディアコンテンツサービスの全体像  
5.2 エンターテインメント志向メディアサービス  
5.2.1 コンテンツの配信の流れ  
5.2.2 音楽配信サービス  
5.2.3 電子書籍  
5.2.4 映像配信  
5.2.5 ゲームコンテンツ  
5.3 コミュニケーション志向メディアサービス  
5.3.1 コミュニケーション志向メディアサービスの特性  
5.3.2 広告  
5.3.3 eラーニング  
演習問題  

6章メディアコンテンツサービス実現のための基本技術
6.1 インターネット技術  
6.1.1 Web  
6.1.2 インターネット  
6.1.3 Webの進化  
6.2 コンテンツ配信技術  
6.2.1 二つの配信方式  
6.2.2 コンテンツ配信の問題点と解決方法  
6.3 DRM  
6.3.1 コピーコントロール  
6.3.2 アクセスコントロール  
6.4 クラウドコンピューティング  
6.4.1 情報爆発  
6.4.2 ビッグデータ  
6.4.3 クラウドコンピューティング  
演習問題  

7章メディア学の学びの対象
7.1 再現型情報と一時型情報  
7.1.1 再現型情報  
7.1.2 一時型情報  
7.2 メディアコンテンツとメディアコンテンツサービスとの関係  
7.2.1 アニメ型とインタラクティブ型のコンテンツ  
7.2.2 公共サービス型とユーザデマンド型のサービス  
7.3 メディアコンテンツ制作  
7.3.1 メディアコンテンツによる表現  
7.3.2 サウンド・音楽のデザイン  
7.3.3 映像創作の工夫  
7.4 インタラクティブメディア  
7.4.1 ゲーミフィケーション  
7.4.2 さまざまなインタラクション  
7.5 ソーシャルメディアサービス  
7.5.1 社会貢献サービス  
7.5.2 ソーシャルメディアサービスの実現ツール  
7.5.3 ソーシャルネットワーキングサービスの新しい形  
7.6 メディアビジネス  
7.6.1 コンテンツ市場の動向  
7.6.2 ソーシャルメディアを使ったビジネスの展開  
演習問題

8章メディア社会の将来
8.1 社会が求める豊かな生活  
8.1.1 ソーシャルメディアの利用実態  
8.1.2 ソーシャルメディアサービスを含む社会改革の構想  
8.2 安全なネット社会  
8.2.1 ソーシャルメディア利用に際しての不安とメディアリテラシー
8.2.2 ネット時代の知
8.3 知的財産権の保障,安全な電子データの活用
演習問題  

引用・参考文献  
演習問題解答  
索引  

飯田 仁(イイダ ヒトシ)

近藤 邦雄

近藤 邦雄(コンドウ クニオ)

1973年からコンピュータグラフィックス(CG)の研究をはじめ、1982年に「モダングラフィックス(コロナ社)」を執筆しました。半世紀近くCGの研究とCGを利用する映像コンテンツ制作に関係する研究を行ってきました。モダングラフィックスの内容は図的表現と理解を主題にしたことから従来の図学の教科書の内容とは全く異なった書籍となりました。CGそのものの研究と映像コンテンツ制作の研究成果をもとに、それらを体系的にまとめ教育を行い、その結果をもとにメディア学入門、コンテンツクリエーション、視聴覚メディアを共著で執筆しました。

稲葉 竹俊(イナバ タケトシ)

日刊工業新聞2013年4月18日 「話題の本」欄 掲載日:2013/04/18
日刊工業新聞 「話題の本」欄に当書籍の新刊紹介が掲載されました。

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