音声と画像のディジタル信号処理
本書は,ディジタル信号処理ライブラリーの基礎編のうちの1冊であり,代表的な分野である音声信号処理と画像処理を対象とし,基礎的な部分に重点を置いて,これらの分野で扱われている種々の事項について詳しく記述している。
- 発行年月日
- 1996/09/30
- 判型
- A5 上製
- ページ数
- 264ページ
- ISBN
- 978-4-339-01123-4
- 内容紹介
- 目次
本書は,ディジタル信号処理ライブラリーの基礎編のうちの1冊であり,代表的な分野である音声信号処理と画像処理を対象とし,基礎的な部分に重点を置いて,これらの分野で扱われている種々の事項について詳しく記述している。
1. ディジタル音声信号処理の概要
1.1 音声による情報伝達
1.2 人間の音声生成と音声聴取
1.3 音声生成モデル
1.4 音声の合成と認識
2. 線形予測法による音声の分析合成
2.1 線形予測法
2.2 PARCOR法
2.2.1 PARCOR係数
2.2.2 PARCOR係数を用いた合成フィルタ
2.3 LSP法
3. ケプストラム法による音声の分析合成
3.1 ケプストラム法
3.2 対数振幅近似フィルタ
3.3 改良ケプストラム法
3.4 不偏ケプストラム法
3.4.1 対数ピリオドグラム
3.4.2 準同形法
3.4.3 対数スペクトルの不偏推定法
4. 音声の規則合成と音声認識
4.1 音声の規則合成
4.1.1 規則による音声合成
4.1.2 音声生成過程のモデル
4.1.3 規則による文音声合成方式
4.1.4 調音パラメータ系列の生成
4.1.5 音源パラメータ系列の生成
4.2 DPマッチングによる音声認識
4.2.1 孤立単語音声認識の方法
4.2.2 DPマッチングによる単語音声認識
4.3 HMMによる音声認識
4.3.1 HMMの基本構成
4.3.2 HMMによる認識アルゴリズム
4.3.3 フォワードアルゴリズム
4.3.4 フォワード・バックワードアルゴリズム
4.3.5 ビタビアルゴリズム
4.3.6 HMMパラメータの推定
4.3.7 連続出力分布形HMM
4.4 連続音声の認識
4.4.1 連続音声認識の方法
4.4.2 2レベルDPマッチング法による連続音声認識
4.4.3 連続音声認識における言語の確率モデルの利用
4.5 音声認識システムの不特定話者対応
4.5.1 不特定話者対応の方法
4.5.2 話者独立形音声認識システム
4.5.3 話者適応形音声認識システム
5. ディジタル画像処理の概要
5.1 画像と2次元線形システム
5.1.1 点広がり関数と線形空間不変システム
5.1.2 2次元システムと伝達関数
5.2 画像と2次元平面上の確率場
5.2.1 均質性とエルゴード性
5.2.2 相関関数とパワースペクトル
5.3 画像のディジタル化
5.3.1 画像の標本化
5.3.2 画像の量子化
5.4 ディジタル画像の2次元線形モデル
5.4.1 画像の数学モデル
5.4.2 因果的モデル
5.4.3 非因果的モデル
6. ディジタル画像の強調と復元
6.1 ディジタル画像の強調
6.1.1 濃度階調変換によるコントラストの強調
6.1.2 画像の鮮明化
6.1.3 画像の平滑化
6.1.4 画像の幾何学的補正
6.2 エッジ検出と画像の2値化
6.2.1 ディジタル画像のエッジ検出
6.2.2 ディジタル画像の2値化
6.2.3 2値画像処理
6.3 ディジタル画像の復元
6.3.1 2次元FIRフィルタを利用した復元(I)
6.3.2 2次元FIRフィルタを利用した復元(II)
6.3.3 2次元ウィーナーフィルタを利用した復元
7. ディジタル画像の圧縮
7.1 変換符号化方式
7.1.1 画像の直交展開
7.1.2 2次元ウォルシュ変換
7.1.3 2次元アダマール変換
7.1.4 2次元DFT
7.1.5 2次元DCT(I)
7.1.6 2次元DCT(II)
7.1.7 2次元DCT(III)
7.2 予測符号化方式
7.2.1 画像信号の予測
7.2.2 予測符号化方式の概念
7.2.3 デルタ変調方式
7.2.4 適応予測符号化方式
8. 投影からのディジタル画像再構成
8.1 画像再構成の基礎
8.2 CT画像の再構成
8.3 CT画像の高精度化
8.3.1 太さのあるビームによる計測
8.3.2 高周波成分の修復
8.4 3次元画像の再構成
8.5 デルタ関数とHough変換
8.5.1 シノグラムとHough変換
8.5.2 ニードログラムとHough変換
引用・参考文献
索引