錯体化学の基礎と応用

錯体化学の基礎と応用

錯体化学の基礎を要領よく説明し,応用例や今後の広がりについても触れた初学者向けの1冊。

ジャンル
発行年月日
2014/10/31
判型
A5
ページ数
168ページ
ISBN
978-4-339-06634-0
  • 内容紹介
  • 目次
  • 著者紹介
  • 書籍紹介・書評掲載情報

錯体とは,無機物質である金属イオンと,有機物質である配位子から成る複合体である。この錯体を研究する重要な化学分野の一つが「錯体化学」であり,本書では,その基礎を要領よく説明し,応用例や今後の広がりについても触れた。

1. 序論
1.1 錯体化学の目的と意義
1.2 ウェルナーの配位説
1.3 錯体化学の変遷と多様性
1.4 命名法
1.4.1 数
1.4.2 元素名,配位子
1.4.3 架橋配位子
1.4.4 有機金属錯体
1.4.5 化合物名の例
引用・参考文献

2. 錯体化学の基礎
2.1 原子の電子構造と周期表
2.2 化学結合
2.2.1 イオン結合
2.2.2 共有結合(分子軌道法)
2.2.3 共有結合(原子価結合法)
2.2.4 sp混成軌道
2.2.5 sp2混成軌道
2.2.6 sp3混成軌道
2.2.7 多重結合
2.3 錯体における結合
2.3.1 原子価結合法(混成軌道)
2.3.2 結晶場理論と配位子場理論
2.3.3 分子軌道法
2.3.4 角重なりモデル
引用・参考文献

3. 錯体の反応
3.1 金属イオンの水溶液中での反応
3.2 錯体の置換反応
3.2.1 錯体の安定度定数
3.2.2 錯体の安定度定数に与える各種の影響
3.2.3 錯体の置換反応機構
3.2.4 立体化学的な立場からの錯体の置換反応
3.3 電子移動反応(酸化還元反応)
3.3.1 内圏型電子移動反応
3.3.2 外圏型電子移動反応
3.3.3 電子移動反応から酸化還元反応への適用
3.4 その他の錯体の反応
3.4.1 光化学反応
3.4.2 配位子の反応
引用・参考文献

4. 錯体の電子状態と構造・物性
4.1 錯体の配位数と立体構造
4.1.1 配位数と配位構造
4.1.2 異性
4.2 錯体の結晶構造
4.2.1 X線結晶構造解析の原理
4.2.2 結晶構造の例
4.3 群論
4.3.1 分子の対称性
4.3.2 点群の利用
4.4 錯体の紫外・可視吸収,XAFS・XPSスペクトル
4.4.1 電子スペクトル
4.4.2 XAFS
4.4.3 XPS
4.4.4 分光法と酸化還元
4.5 錯体の磁性と電子スピン共鳴スペクトル
4.5.1 錯体の電子状態と磁性
4.5.2 分子磁性体
4.5.3 電子スピン共鳴スペクトル
4.6 実例
引用・参考文献

5. 錯体の機能・応用と生物無機化学・生体模倣化学
5.1 錯体の機能と応用
5.1.1 錯体の形成・置換反応を基にした機能と応用
5.1.2 錯体の電子移動反応(酸化還元反応)を基にした機能と応用
5.1.3 錯体の色彩・スペクトル・光(化学)などを基にした機能と応用
5.1.4 錯体の集積化・超分子化を基にした機能と応用
5.2 錯体と生物無機化学・生体模倣化学
5.2.1 ヘモグロビン・ミオグロビンとその模倣
5.2.2 シトクロムc酸化酵素とその模倣
5.2.3 スーパーオキシドジスムターゼとその模倣

引用・参考文献
索引

秋津 貴城(アキツ タカシロ)

化学と工業(日本化学会 発行) 2015年6月号

「現代化学」(東京化学同人 発行) 2015年5月号

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