システム動力学と振動制御

システム制御工学シリーズ 17

システム動力学と振動制御

振動学と振動制御は不可分の表裏一体の関係にあり,先端科学技術を裏方から支えている基礎工学である。本書では,ラプラス変換法を解析法として用いながら,振動解析と振動制御を設計論の立場から一体的にとらえながら解説した。

ジャンル
発行年月日
2010/09/30
判型
A5
ページ数
208ページ
ISBN
978-4-339-03317-5
システム動力学と振動制御
在庫あり

定価

3,080(本体2,800円+税)

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振動学と振動制御は不可分の表裏一体の関係にあり,先端科学技術を裏方から支えている基礎工学である。本書では,ラプラス変換法を解析法として用いながら,振動解析と振動制御を設計論の立場から一体的にとらえながら解説した。

1. ラプラス変換と振動学・制御工学
1.1 ラプラス変換法の基本的な考え方
1.2 ラプラス変換とフーリエ変換の関係
演習問題

2. 1自由度系の振動
2.1 自由振動
2.2 強制振動
演習問題

3. 2自由度系・多自由度系の振動
3.1 2自由度系の運動方程式
3.2 減衰のない2自由度系の固有振動数と固有モード
3.3 減衰のない2自由度系の強制振動解
3.4 モード解析を用いた2自由度振動系の解析
3.5 多自由度系の振動
演習問題

4. 連続系の振動
4.1 弦の横振動
4.2 棒の縦振動
4.3 梁の曲げ振動
演習問題

5. 振動制御の考え方とパッシブ制御・セミアクティブ制御・アクティブ制御
5.1 振動制御の基本的な考え方
5.2 振動のパッシブ制御
5.3 振動のセミアクティブ制御
5.4 振動のアクティブ制御
5.5 コロケーションとノンコロケーション
5.6 スピルオーバ問題
演習問題

6. H∞制御理論による振動制御
6.1 振動制御の現状とH∞制御
6.2 H∞制御理論による代表的な振動制御系設計法
6.3 スピルオーバ抑制をめざした弾性系への適用
6.4 高周波域遮断特性をめざした剛性系への適用
6.5 外乱オブザーバと等価なH∞制御
6.6 振動制御におけるH∞制御の利点

7. μ設計理論による振動制御
7.1 μ設計理論の枠組み
7.2 ディスクリプタμ設計
7.3 ディスクリプタμ設計による柔軟構造物のロバスト制御

8. スライディングモード制御理解による振動制御
8.1 モデリング
8.2 制御系設計
8.3 シミュレーションによる検証
8.4 実験による検証
8.5 制御器の特性と比較検証
8.6 出力フィードバック形スライディングモード振動制御の特徴

引用・参考文献
演習問題の解答
索引

野波 健蔵

野波 健蔵(ノナミ ケンゾウ)

専門は制御工学,ロボット工学,メカトロニクス。略歴は,1979年東京都立大学大学院工学研究科博士課程修了,1985年米航空宇宙局(NASA)研究員・シニア研究員,1988年千葉大学助教授,1994年千葉大学教授,2001年10㎏クラスの小型無人ヘリコプタの完全自律制御に日本で最初に成功,2008年千葉大学理事・副学長(研究担当),2008年千葉大学産学連携知的財産機構長,2011年日本学術会議連携会員,2012年ミニサーベイヤーコンソーシアム会長,2013年大学発ベンチャー「(株)自律制御システム研究所」を創業し,代表取締役社長,2014年千葉大学特別教授(千葉大学名誉教授),2017年一般社団法人日本ドローンコンソーシアム会長,2018年(株)自律制御システム研究所が東証マザーズ市場に上場,取締役会長,2019年一般財団法人先端ロボティクス財団を設立し,理事長に就任。

「計測と制御」2011年3月号

特集:制御技術で描く電気自動車の将来像-自動車技術会・計測自動制御学会共同企画-