現代電気電子材料
現代電気工学の最大のテーマであるエネルギーに関する電気材料(太陽電池,燃料電池,蓄電池)を積極的に取り入れた1冊
- 発行年月日
- 2013/09/13
- 判型
- A5
- ページ数
- 204ページ
- ISBN
- 978-4-339-00853-1
- 内容紹介
- 目次
本書では導電材料,半導体材料,誘電/絶縁材料,磁性材料という標準的な構成に留まることなく,現代電気工学の最大のテーマであるエネルギーに関する電気材料(太陽電池,燃料電池,蓄電池)を積極的に取り入れた。
1. 電気電子材料の基礎 【執筆担当:山本】
1.1 原子構造と結合
1.1.1 材料の分類
1.1.2 原子構造
1.1.3 原子内電子の殻構造
1.1.4 元素の周期表
1.1.5 原子/分子間の結合
1.1.6 混成軌道
1.1.7 無機物と有機物
1.1.8 物質の状態(物質相)
1.2 結晶構造とエネルギーバンド
1.2.1 ブラベー格子
1.2.2 ミラー指数
1.2.3 エネルギーバンド
1.2.4 結晶欠陥
1.2.5 結晶構造とエネルギーバンド
1.3 電気電子材料の電気的性質と熱的性質の概要
1.3.1 物質の導電率
1.3.2 熱電効果
2. 導電材料 【執筆担当:山本】
2.1 導電材料の基礎
2.1.1 物質の導電現象
2.1.2 電気抵抗の温度依存性
2.1.3 金属の物質特性
2.1.4 不純物の影響
2.1.5 機械加工の影響
2.1.6 熱処理の影響
2.1.7 合金の導電率
2.1.8 超伝導
2.2 各種の電線
2.2.1 裸電線
2.2.2 巻線
2.2.3 絶縁電線
2.2.4 電力ケーブル
2.3 その他の導電材料
2.3.1 電気接点材料
2.3.2 抵抗材料
2.3.3 低融点導電材料
2.3.4 透明導電膜
2.3.5 超伝導材料
3. 半導体材料 【執筆担当:山本】
3.1 半導体材料の基礎
3.1.1 半導体の特徴と分類
3.1.2 半導体の結晶構造
3.1.3 プロセス導入欠陥
3.1.4 接合の機能
3.1.5 光電変換
3.1.6 ルミネセンス
3.1.7 直接遷移と間接遷移
3.1.8 ホール効果
3.2 各種の半導体材料
3.2.1 半導体の物性値
3.2.2 バンドギャップ制御
3.3 半導体ウェーハ製造技術
3.3.1 CZ 法によるシリコン単結晶育成
3.3.2 FZ 法によるシリコン単結晶育成
3.3.3 化合物半導体単結晶育成
3.3.4 ウェーハ加工
3.3.5 エピタキシャル成長
3.3.6 MBE 法/MOCVD 法
3.3.7 ウェーハ貼合せ
3.3.8 デバイスプロセス用材料
4. 誘電/絶縁材料 【執筆担当:小田】
4.1 誘電材料の基礎
4.1.1 誘電材料の巨視的性質
4.1.2 誘電分極
4.1.3 誘電分散と誘電吸収
4.1.4 誘電損
4.1.5 圧電性と焦電性
4.2 絶縁材料の基礎
4.2.1 絶縁材料の導電現象
4.2.2 気体の絶縁破壊機構
4.2.3 固体の絶縁破壊機構
4.2.4 液体の絶縁破壊機構
4.2.5 絶縁破壊に伴う劣化
4.3 各種の誘電/絶縁材料
4.3.1 誘電/絶縁材料に求められる性能
4.3.2 コンデンサ用材料
4.3.3 圧電・焦電材料
4.3.4 気体絶縁材料
4.3.5 液体絶縁材料
4.3.6 天然の固体絶縁材料
4.3.7 熱可塑性樹脂
4.3.8 熱硬化性樹脂
4.3.9 合成ゴム
5. 磁気材料 【執筆担当:小田】
5.1 磁気材料の基礎
5.1.1 磁気材料の巨視的性質
5.1.2 磁性の根源
5.1.3 原子の磁気モーメント
5.1.4 磁性体の種類
5.1.5 磁区と磁化
5.1.6 強磁性体の磁化特性
5.2 各種の磁気材料
5.2.1 高透磁率材料
5.2.2 永久磁石材料
5.2.3 その他の磁気材料
6. 発電/蓄電用材料 【執筆担当:山本】
6.1 太陽電池用材料
6.1.1 太陽電池の構造
6.1.2 太陽電池の動作原理
6.1.3 各種の太陽電池
6.1.4 太陽光スペクトルと太陽電池の変換効率
6.2 燃料電池用材料
6.2.1 燃料電池の動作原理
6.2.2 各種の燃料電池
6.2.3 燃料電池の用途
6.3 蓄電用材料
6.3.1 蓄電池の分類
6.3.2 蓄電池の動作原理
6.3.3 電気二重層キャパシタ
6.3.4 蓄電装置の比較
付表
参考文献
索引