基礎音響工学

音響工学講座 1

基礎音響工学

音響工学の基礎および全体像が理解できるように,また将来の発展にも対応できるように留意して解説した。大学での教科書として,また音響学に関連した現場技術者のための入門書として最適である。

ジャンル
発行年月日
1990/10/30
判型
A5 上製
ページ数
300ページ
ISBN
978-4-339-00350-5
基礎音響工学
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定価

4,620(本体4,200円+税)

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音響工学の基礎および全体像が理解できるように,また将来の発展にも対応できるように留意して解説した。大学での教科書として,また音響学に関連した現場技術者のための入門書として最適である。

1. 序論(城戸健一)
1.1 音響学の範囲
1.2 音響工学の生い立ち
1.3 音響工学の将来
参考文献
2. 音と人(曽根敏夫)
2.1 聴覚
  2.1.1 伝音過程
  2.1.2 蝸牛における振動
  2.1.3 聴神経系
2.2 音の聞こえの性質
  2.2.1 可聴範囲
  2.2.2 ラウドネス
  2.2.3 マスキングと臨界帯域
  2.2.4 ピッチ
2.3 音声の生成と認識
  2.3.1 発生器官と音声の性質
  2.3.2 音声の認識と明りょう度
  2.3.3 音声の合成
2.4 騒音と音環境
  2.4.1 騒音の影響とその評価
  2.4.2 音環境と音響暴露
参考文献
3. 振動(城戸健一,柴山乾夫)
3.1 単一共振系
3.2 弦の振動
3.3 棒の振動
3.4 膜の振動
3.5 板のたわみ振動
参考文献
4. 音波(城戸健一,柴山乾夫)
4.1 波動方程式
4.2 平面波と球面波
4.3 管の中の音波
  4.3.1 一様な細管
  4.3.2 反射と透過
  4.3.3 インピーダンス
  4.3.4 ヘルムホルツの共鳴器
4.4 音響フィルタ
  4.4.1 管の接続
  4.4.2 信号の流れによる記述
4.5 音の放射
  4.5.1 呼吸球音源
  4.5.2 正負二重音源
  4.5.3 バフル中の振動板
4.6 指向性
4.7 ホーン
4.8 反射・回折・屈折
  4.8.1 反射
  4.8.2 回折
  4.8.3 屈折
4.9 大気中の音の伝搬
参考文献
5. 囲いの中の音
5.1 直方体の囲い
5.2 円筒形の囲い
5.3 不規則な囲い
  5.3.1 数値解法
  5.3.2 音響パワーの平衡による過渡現象の取り扱い
  5.3.3 音響パワーの平衡による定常状態現象の取り扱い
参考文献
6. 音と電気
6.1 音と電気のかかわり
6.2 動電形電気音響変換器
6.3 電気・音響結合系
6.4 動電形スピーカとマイクロホンの特性制御
  6.4.1 スピーカ
  6.4.2 マイクロホン
6.5 電磁形変換器
6.6 静電形変換器
6.7 圧電・電歪変換器
参考文献
7. ディジタル信号処理
7.1 波形の数値列化
  7.1.1 フーリエ変換
  7.1.2 フーリエ級数
  7.1.3 サンプリング
  7.1.4 A-D変換(量子化)
7.2 離散フーリエ変換(DFT)
7.3 z変換
7.4 畳込み演算
7.5 インパルスレスポンスと伝達関数の推定
  7.5.1 直接法
  7.5.2 クロススペクトル法
7.6 線形予測分析
7.7 音響伝達系の推定
7.8 情報圧縮への応用
参考文献
8. 音と振動の測定
8.1 音の測定
  8.1.1 音の測定装置
  8.1.2 音圧レベルの測定
  8.1.3 音響パワーレベルの測定
  8.1.4 音響インピーダンスの測定
  8.1.5 環境騒音の測定
8.2 振動の測定
  8.2.1 振動の測定装置
  8.2.2 振動の測定と評価
参考文献
9. オーディオ音響
9.1 オーディオの歴史
9.2 楽器音響
  9.2.1 はじめに
  9.2.2 楽器音の分析法
  9.2.3 自然楽器音の音響的特徴
  9.2.4 邦楽器官の音響的特徴
  9.2.5 電子楽器音の音響的特徴
  9.2.6 楽器音のダイナミックレンジ
9.3 ディジタルオーディオ
  9.3.1 標本化と量子化
  9.3.2 ディジタル変復調
  9.3.3 誤り訂正符号
  9.3.4 ディジタルオーディオの構成
  9.3.5 コンパクトディスク(CD)
  9.3.6 ディジタルオーディオテープレコーダ(DAT)
9.4 再生音場
9.4.1 音の方向定位と立体感
  9.4.2 立体音再生
  9.4.3 マルチチャネル再生方式
  9.4.4 映像を考慮した音響システム
参考文献
10. 超音波
10.1 超音波の歴史
10.2 超音波の特徴
10.3 超音波の発生と検出
10.4 超音波の応用
  10.4.1 信号・波動の利用
  10.4.2 超音波の動力・エネルギーの利用
参考文献
索引

城戸 健一(キド ケンイチ)

曽根 敏夫(ソネ トシオ)

柴山 乾夫(シバヤマ キミオ)

山口 公典(ヤマグチ キミノリ)

中鉢 憲賢(チュウバチ ノリヨシ)