弾性力学の基礎

弾性力学の基礎

弾性力学は構造物・諸機械の強度を見積る際に必要となる。本書はその基礎となる方程式を導くことを目的とした。変形の表現と力の釣合い,また両者の関係式について,変形の大きい場合を含め,直感的把握を重視して記述している。

ジャンル
発行年月日
1998/11/16
判型
A5 上製
ページ数
248ページ
ISBN
978-4-339-04341-9
弾性力学の基礎
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定価

3,630(本体3,300円+税)

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弾性力学は構造物・諸機械の強度を見積る際に必要となる。本書はその基礎となる方程式を導くことを目的とした。変形の表現と力の釣合い,また両者の関係式について,変形の大きい場合を含め,直感的把握を重視して記述している。

1. 序論
 1.1 弾性力学の立場と方法
 1.2 記号
2. 変形
 2.1 微小ひずみ
 2.2 大ひずみ
 2.3 一様な変形によるひずみの例
 2.4 ひずみテンソルの性質
 2.5 適合条件式
3. 物体に加わる力
 3.1 応力の定義
 3.2 応力テンソルの性質
 3.3 応力と釣合い
 3.4 応力テンソルの例
4. 力と変形の関係、構成式
 4.1 観測者の変換
 4.2 構成式の標構無差別性
 4.3 構成式の等方性
 4.4 構成式の表現
 4.5 構成式の例
5. 保存則
 5.1 物質表示と空間表示
 5.2 変形前と変形後の変換に伴う関係
 5.3 Reynoldsの輸送定理
 5.4 保存則の一般形
 5.5 保存則の具体形
  5.5.1 質量保存則
  5.5.2 運動量保存則
  5.5.3 角運動量保存則
  5.5.4 エネルギー保存則
 5.6 エントロピー増大則
 付録1. 直交デカルト座標系におけるベクトルとテンソル
  A1.1 ベクトル
  A1.2 テンソルの定義と演算
  A1.3 座標変換
  A1.4 テンソルの固有値と固有ベクトル
  A1.5 極分解定理
  A1.6 ベクトルとテンソルの微分
  A1.7 発散定理
  A1.8 等方テンソル関数の表示定理
 付録2. 一般座標系におけるベクトルとテンソル  
  A2.1 基底、座標および位置ベクトルの成分
  A2.2 ベクトル・テンソルの反変成分と共変成分
  A2.3 ベクトル・テンソルの積演算
 付録3. ベクトル・テンソルの微分
  A3.1 変数がスカラー、ベクトルまたは2階のテンソルである場合の導関数
  A3.2 共変導関数
  A3.3 微小ベクトルdψの定義
  A3.4 合成関数の導関数
  A3.5 発散と回転
  A3.6 勾配、発散および回転の幾何学的意味
  A3.7 微分演算子
  索引 

高橋 邦弘(タカハシ クニヒロ)