ファインイメージングとディジタル写真

ファインイメージングとディジタル写真

本書では,まず写真システムにおけるディジタル写真の位置づけを述べ,さらに画像入力技術,画像データ処理技術,画像メモリ技術,画像出力技術,画像評価技術,ファインイメージング技術について詳説した。関係者には必携の書。

ジャンル
発行年月日
2001/06/15
判型
A5 上製/箱入り
ページ数
560ページ
ISBN
978-4-339-00731-2
ファインイメージングとディジタル写真
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本書では,まず写真システムにおけるディジタル写真の位置づけを述べ,さらに画像入力技術,画像データ処理技術,画像メモリ技術,画像出力技術,画像評価技術,ファインイメージング技術について詳説した。関係者には必携の書。

1.ディジタル写真概説
 1.1 写真の文化
 1.2 写真画像と写真システム
  1.2.1 銀板写真システム
  1.2.2 写真システムの電子化とそのメリット
  1.2.3 ディジタル写真システムの誕生
  1.2.4 ハイブリッド写真システム
  1.2.5 まとめ
 1.3 写真におけるアナログとディジタル―画像のディジタル化
 1.4 ディジタル写真システムの制約
 1.5 ディジタル写真システムの流れと今後の展望
  1.5.1 電子スチル写真システム
  1.5.2 ディジタルカメラとディジタルプリンタ
  1.5.3 ディジタル写真システムの問題点とハイブリッド写真システム
 1.6 まとめ
 引用・参考文献

2.画像入力技術とデバイス
 2.1 はじめに
  2.1.1 エレクトロニックフォトグラフィ〔電子〕カメラ
  2.1.2 DSC市場と要求性能,機能
  2.1.3 DSCの構成
  2.1.4 光学系
  2.1.5 露出制御
  2.1.6 フラッシュ撮影
  2.1.7 ピント調節
  2.1.8 ホワイトバランス調整
  2.1.9 画像の再構築
 2.2 ハイブリッドフォトグラフィ用スキャナ
  2.2.1 概説
  2.2.2 スキャナの方式
  2.2.3 スキャナの信号処理
  2.2.4 スキャナの色設計
  2.2.5 スキャナの像構造設計
 2.3 固体撮影デバイス
  2.3.1 概説
  2.3.2 CCD撮像デバイス
  2.3.3 CMOS撮像デバイス
 引用・参考文献

3.画像データ処理技術
 3.1 はじめに
  3.1.1 画像データ処理の概観
  3.1.2 画像データ処理の発展
  3.1.3 本章の構成
 3.2 画像データ処理の基礎
  3.2.1 画像の関数表現
  3.2.2 コンボリューション積分
  3.2.3 フーリエ変換
  3.2.4 標本化と量子化
  3.2.5 標本化定理
  3.2.6 画像処理の基本技法
 3.3 画像データ処理の実際
  3.3.1 レタッチソフト
  3.3.2 画像改良とクリエイティブ処理
  3.3.3 領域の選択
  3.3.4 処理の種類
  3.3.5 画像の合成とレイヤ
 3.4 画像圧縮と圧縮歪み補正
  3.4.1 概説
  3.4.2 DSCにおける画像圧縮技術の現状
  3.4.3 圧縮歪み補正技術
  3.4.4 JPEGの改良
  3.4.5 JPEG2000の概要
  3.4.6 JPEG2000の符号化方式
  3.4.7 まとめ
 引用・参考文献

4.画像メモリ技術
 4.1 はじめに
  4.1.1 画像ファイル/ISO12234の内容と審議経過
  4.1.2 画像ファイルフォーマットExif
  4.1.3 画像ファイルの取扱い―DCF―
 4.2 各種リムーバブルメモリ
  4.2.1 概説
  4.2.2 コンパクトフラッシュ
  4.2.3 メモリースティック
  4.2.4 スマートメディア
  4.2.5 マルチメディアカード
 引用・参考文献

5.画像出力技術―1(画像記録~ハードコピー)
 5.1 はじめに
  5.1.1 銀塩写真
  5.1.2 染料熱転写
  5.1.3 インクジェット
  5.1.4 感熱紙
  5.1.5 静電記録
 5.2 銀塩写真ディジタルプリント―1(レーザプリンタ)
  5.2.1 銀塩レーザプリントの歴史
  5.2.2 露光光源と感光材料
  5.2.3 変調とキャリブレーション
  5.2.4 露光工学系
  5.2.5 レーザプリントシステム
 5.3 銀塩写真ディジタルプリント―2(LEDアレー/真空蛍光アレープリンタ)
  5.3.1 概説
  5.3.2 アレー露光方式
  5.3.3 アレー光源
  5.3.4 多階調制御
  5.3.5 分割発光制御
  5.3.6 発光輝度ばらつき補正
  5.3.7 アレーの接続
  5.3.8 搬送技術
 5.4 染料熱転写記録
  5.4.1 記録の基本原理
  5.4.2 プリンタ
  5.4.3 記録材料
  5.4.4 染料熱転写の特徴
  5.4.5 課題とその解決法
  5.4.6 応用展開
 5.5 インクジェットプリンタ
  5.5.1 インクジェット記録技術と高画質化
  5.5.2 インクジェット記録ヘッドの高性能化
  5.5.3 MLChipsの性能
  5.5.4 メニスカスの精密コントロール技術
  5.5.5 MSDTとメニスカス制御技術
  5.5.6 まとめ
 5.6 直接感熱カラープリンタ
  5.6.1 記録原理
  5.6.2 TAペーパ
  5.6.3 TAプリンタ
  5.6.4 TA方式感熱プリンタの応用と将来
 5.7 電子写真プリンタ
  5.7.1 電子写真プロセス概説
  5.7.2 カラー電子写真プロセス構成
  5.7.3 多値露光システム
  5.7.4 高品位トナーおよび現像システム
  5.7.5 画像安定化システム
 引用・参考文献

6.画像出力技術―2(画像表示~ソフトコピー)
 6.1 はじめに
  6.1.1 ディスプレイの種類
  6.1.2 ディスプレイの用途による分類
  6.1.3 ディスプレイの特徴
 6.2 CRTによる画像表示
  6.2.1 概説
  6.2.2 CRTの構造
  6.2.3 動作原理
  6.2.4 CRTの構成要素
  6.2.5 CRTの特性
  6.2.6 CRTモニタの色再現特性評価手法
  6.2.7 ガンマについて
  6.2.8 CRTモニタの階調特性と人間の視覚特性について
  6.2.9 CRTの今後
 6.3 液晶ディスプレイによる画像表示
  6.3.1 液晶モニタの構造と動作
  6.3.2 液晶モニタの特性
  6.3.3 特徴
  6.3.4 課題
 6.4 PDPによる画像表示
  6.4.1 パネル構造と動作原理
  6.4.2 基本特性
  6.4.3 技術課題と開発技術
 6.5 sRGBについて
 引用・参考文献

7.画像評価技術
 7.1 はじめに
  7.1.1 銀塩写真の用途
  7.1.2 画像評価
  7.1.3 画像評価の視点について
  7.1.4 アナログ写真との連続性
 7.2 ディジタル写真の固有画像特性
  7.2.1 概説
  7.2.2 調子再現
  7.2.3 色再現
  7.2.4 S/N(粒状性)
  7.2.5 鮮鋭度
  7.2.6 その他
 7.3 主観評価と客観評価
  7.3.1 ディジタル写真の主観評価
  7.3.2 ディジタル写真の客観評価
 7.4 各種画質評価方法
  7.4.1 調子再現
  7.4.2 色再現
  7.4.3 鮮鋭度
  7.4.4 ノイズ特性
  7.4.5 その他の評価項目
 7.5 画像安定性評価とその方法
  7.5.1 画像劣化の種類と促進要因
  7.5.2 保存性評価用プリントの作成
  7.5.3 暗所保存性の評価
  7.5.4 明所保存性の評価
  7.5.5 劣化画像のコンピュータシミュレーション
  7.5.6 実際の展示環境想定評価
  7.5.7 耐水性の評価
  7.5.8 有害ガスの影響評価
  7.5.9 耐侯性の評価
  7.5.10 接着性の評価
  7.5.11 その他の特性評価
  7.5.12 まとめ
 引用・参考文献

8.ファインイメージング技術
 8.1 はじめに(ディジタル写真の特徴と高画質化技術)
  8.1.1 階調性
  8.1.2 ダイナミックレンジ
  8.1.3 メディアの多様性
  8.1.4 中間信号の操作可能性
  8.1.5 ハイブリッドシステム
  8.1.6 まとめ
 8.2 階調再現
  8.2.1 視覚特性とディジタルハーフトーニング
  8.2.2 代表的なディジタルハーフトーニング
  8.2.3 濃淡インクジェットプリンタのハーフトーニングとその評価方法
  8.2.4 まとめ
 8.3 色再現
  8.3.1 ディジタル写真における色再現
  8.3.2 入力装置における色再現
  8.3.3 ハイブリッド入力システムにおける色再現
  8.3.4 ハードコピー装置における色再現
 8.4 カラーマネージメント(色管理)
  8.4.1 機器独立色再現
  8.4.2 カラーマネージメントシステム
  8.4.3 ICC
  8.4.4 色管理スキームの比較:ICCとsRGB
  8.4.5 色管理システムの技術課題
 8.5 DSCからの自動プリント処理
  8.5.1 家庭用プリンタ用自動処理の例
  8.5.2 プリントサービス用自動処理の例
 8.6 画像処理による付加価値向上
  8.6.1 画像の修正
  8.6.2 画像の加工
 引用・参考文献

9.ディジタル写真技術規格
 9.1 DSCに関するISO規格
  9.1.1 ISO規格について
  9.1.2 用語(ISO 12231)
  9.1.3 感度(ISO 12232)
  9.1.4 解像度(ISO 12232)
  9.1.5 光電変換特性(OECF)(ISO14524)
 9.2 DSCに関するIEC規格/色彩特性
  9.2.1 測定法の概要
  9.2.2 本測定法における留意点
  9.2.3 測定結果例
 引用・参考文献

10.ディジタル写真の利用法
 10.1 はじめに(ディジタル写真システムの浸透)
  10.1.1 写真の分野
  10.1.2 アマチュア写真分野
  10.1.3 プロフェッショナル写真分野
  10.1.4 その他の業務分野
 10.2 従来分野でのDSCの応用
  10.2.1 ディジタルフォトスタジオ
  10.2.2 報道写真分野
  10.2.3 工事写真分野
  10.2.4 編集分野
  10.2.5 医療分野
 10.3 新しい分野でのDSCの応用
  10.3.1 損害保険分野
  10.3.2 一般事務分野
 10.4 新しいシステムでの展開
  10.4.1 証明写真システム
  10.4.2 アミューズメント写真
 引用・参考文献

索引

出版委員会(シュッパンイインカイ)

大野 信(オオノ マコト)

阿部 隆夫(アベ タカオ)

石田 正光(イシダ マサミツ)

大川 元一(オオカワ モトカズ)

大森 晴史(オオモリ ハルフミ)

加藤 直哉(カトウ ナオヤ)

黒田 隆男(クロダ タカオ)

洪 博哲(コウ ヒロテツ)

次田 誠(ツギタ マコト)

豊田 堅二(トヨダ ケンジ)

内藤 明(ナイトウ アキラ)

本庄 知(ホンジョウ トモ)