振動工学におけるコンピュータアナリシス
コンピュータ援用を前提とした新しい振動工学について,基礎数値計算,データ処理,モード解析,最適設計などを例題やプログラムを交えながらやさしく解説した。
- ジャンル
- 発行年月日
- 1987/07/20
- 判型
- A5 上製
- ページ数
- 274ページ
- ISBN
- 978-4-339-04137-8
- 内容紹介
- 目次
コンピュータ援用を前提とした新しい振動工学について,基礎数値計算,データ処理,モード解析,最適設計などを例題やプログラムを交えながらやさしく解説した。
1. 基礎数値計算
1.1 振動の数学モデル
1.2 振動解析
1.3 微分方程式の数値解法はどのように構成されるか
1.3.1 シフト演算子と微分演算子
1.3.2 シフト演算子の微分演算子による近似と常微分方程式の数値解法
1.3.3 常微分方程式数値解法のタイプとシフト演算子,微分演算子の近似関数の形
1.4 数値計算法の特性
1.4.1 数値的安定性
1.4.2 数値計算法による特性根の変形
1.5 固有値解析
1.5.1 固有値問題とは
1.5.2 固有値の数値計算法
1.5.3 ベクトル反復法
1.5.4 3重対角対称行列の固有値計算
1.5.5 対称行列の3重対角化
参考文献
2. データ処理
2.1 はじめに
2.2 データの性質
2.3 フーリエ解析
2.3.1 フーリエ級数とフーリエ変換
2.3.2 有限フーリエ変換とサンプリング定理
2.3.3 離散フーリエ変換とエイリアシング
2.3.4 高速フーリエ変換(EFT)
2.3.5 データ前処理
2.4 不規則データのスペクトル解析
2.4.1 確率分布と確率密度
2.4.2 モーメントと平均操作
2.4.3 パワースペクトル密度と相関関数
2.4.4 コヒーレンスと相関係数
2.4.5 統計的サンプリング誤差
2.5 おわりに
参考文献
3. モード解析
3.1 はじめに
3.2 1自由度系
3.3 多自由度系
3.3.1 固有モード
3.3.2 モード座標
3.3.3 伝達関数
3.3.4 2自由度系の例
3.4 実験モード解析
3.4.1 振動試験
3.4.2 曲線適合
3.5 今後のモード解析
3.5.1 多点参照曲線適合
3.5.2 部分構造合成法
3.5.3 特性行列による実験的同定
3.5.4 最適化手法
3.5.5 コンピュータ援用工学(CAE)
参考文献
4. 最適設計
4.1 はじめに
4.2 振動問題と最適設計
4.3 最適設計問題の定式化
4.4 最適設計法
4.5 最適設計による固有振動制御の計算方法
4.6 最適設計例
4.7 おわりに
参考文献
5. 振動の制御
5.1 はじめに
5.2 振動制御の基礎
5.2.1 制振系のフィードバック制御表示
5.2.2 s平面上の根と振動特性の関係
5.2.3 制振装置の特徴
5.2.4 制振装置の種類
5.3 1自由度系の制振
5.3.1 定点を用いた受動形制振装置の最適設計理論
5.3.2 受動形制振装置の最適設計法と制振効果
5.3.3 過渡応答による制振効果の比較
5.4 多自由度系の制振
5.4.1 動吸振器による多自由度系の制振理論
5.4.2 3自由度系の制振問題への応用
5.4.3 複素伝達行列法による制振効果の解析
5.5 能動的制振法
5.5.1 制御理論
5.5.2 制振装置
5.6 おわりに
参考文献
6. 回転軸・軸受系の振動
6.1 はじめに
6.2 運動方程式
6.2.1 伝達行列表示
6.2.2 MCK表示
6.3 解法
6.3.1 伝達行列法を用いた固有振動数解析
6.3.2 不減衰固有振動数
6.3.3 減衰固有振動数
6.3.4 不釣合振動
6.3.5 モード別不釣合応答
6.4 おわりに
参考文献
7. 流体関連振動
7.1 管内波動伝ぱの特性曲線法による解析
7.1.1 運動方程式
7.1.2 連続の式
7.1.3 特性曲線法
7.1.4 境界条件
7.1.5 数値解法上の注意
7.2 棒群の流体連成振動と付加質量の解析
7.2.1 流体連成振動の方程式
7.2.2 付加質量
7.2.3 固有円振動数と固有振動モード
7.3 管内流れによる送水管の振動
7.4 クロスフローでの円柱系の振動
7.4.1 渦による単一円柱系の振動
7.4.2 円柱群の流力弾性振動
7.5 スロッシング振動
参考文献
8. 耐震設計
8.1 はじめに
8.2 地震応答解析の概要
8.2.1 構造物のモデル化
8.2.2 耐震設計に使われる地震波
8.3 応答スペクトルを用いた地震応答計算
8.3.1 応答スペクトル
8.3.2 応答スペクトルを用いた地震荷重計算
8.3.3 数値計算法
8.4 おわりに
参考文献
索引