モード解析入門

モード解析入門

初心者が,何の抵抗もなくモード解析の世界に入って,市販の装置を正しく使い,信頼性のあるデータを取り,その中に含まれている現象を誤りなく理解して,それを製品の開発,改良,問題対策などに役立てることができるように編集。

ジャンル
発行年月日
1993/07/20
判型
A5 上製
ページ数
512ページ
ISBN
978-4-339-08225-8
モード解析入門
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定価

6,050(本体5,500円+税)

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初心者が,何の抵抗もなくモード解析の世界に入って,市販の装置を正しく使い,信頼性のあるデータを取り,その中に含まれている現象を誤りなく理解して,それを製品の開発,改良,問題対策などに役立てることができるように編集。

1. はじめに
 1.1 振動が大切な理由
 1.2 今はなぜ振動か
 1.3 振動の種類
 1.4 今なぜモード解析か
2. 1自由度系
 2.1 なぜ振動するか
  2.1.1 物体の性質と力学モデル
  2.1.2 力のつりあいと運動方程式
  2.1.3 振動のからくり
  2.1.4 単位
 2.2 不減衰系の自由振動
  2.2.1 振動の数学表現
  2.2.2 固有振動数
  2.2.3 運動方程式の解
  2.2.4 エネルギー
 2.3 減衰系の自由振動
  2.3.1 運動方程式
  2.3.2 無周期運動
  2.3.3 減衰自由振動
  2.3.4 減衰の働き
  2.3.5 単位衝撃応答
 2.4 不減衰系の強制振動
  2.4.1 応答
  2.4.2 なぜ共振するのか
  2.4.3 力のつりあい
  2.4.4 振動数による応答振幅の変化
 2.5 減衰系の強制振動
  2.5.1 応答
  2.5.2 力のつりあい
  2.5.3 仕事とエネルギー
  2.5.4 なぜ共振するのか
  2.5.5 基礎への伝達力
  2.5.6 基礎加振による応答
 2.6 周波数応答関数
  2.6.1 定義
  2.6.2 図示
  2.6.3 特別な現象を生じる振動数
3. 多自由度系
 3.1 不減衰系の自由振動
  3.1.1 運動方程式
  3.1.2 2自由度系
  3.1.3 多自由度系
  3.1.4 固有振動数と固有モード
  3.1.5 固有モードの直交性
  3.1.6 モード質量とモード剛性
  3.1.7 質量正規固有モード
  3.1.8 モード座標
 3.2 減衰系の自由振動
  3.2.1 運動方程式
  3.2.2 比例粘性減衰系
  3.2.3 透過1自由度系
  3.2.4 一般粘性減衰系
 3.3 強制振動
  3.3.1 運動方程式
  3.3.2 周波数応答関数
 3.4 数値例
  3.4.1 2自由度系
  3.4.2 3自由度系
4. 信号処理
 4.1 はじめに
 4.2 フーリエ級数
 4.3 連続フーリエ級数
 4.4 離散フーリエ級数
 4.5 高速フーリエ級数
 4.6 フーリエ変換の例 
  4.6.1 方形波と単位衝撃
  4.6.2 単位衝撃応答
  4.6.3 入出力波形と周波数応答関数
  4.6.4 運動方程式
 4.7 誤差
  4.7.1 入力誤差
  4.7.2 折り返し誤差
  4.7.3 量子化誤差
  4.7.4 分解能誤差
  4.7.5 漏れ誤差と窓関数
 4.8 相関
  4.8.1 自己相関関数
  4.8.2 パワースペクトル密度関数
  4.8.3 相互相関関数
  4.8.4 クロススペクトル密度関数
  4.8.5 周波数応答関数と関連度関数
5. 振動試験
 5.1 はじめに
 5.2 対象物の支持
  5.2.1 自由支持
  5.2.2 固定支持
  5.2.3 弾性支持
 5.3 加振器
  5.3.1 種類と特徴
  5.3.2 取付け
  5.3.3 加振点
 5.4 加振方法
  5.4.1 定常波
  5.4.2 周期波
  5.4.3 不規則波
  5.4.4 非定常波
  5.4.5 自然加振
  5.4.6 比較
 5.5 打撃試験
  5.5.1 はじめに
  5.5.2 長所と短所
  5.5.3 打撃ハンマ
  5.5.4 現場校正
  5.5.5 過負荷
  5.5.6 2度叩き
  5.5.7 誤差と窓関数
  5.5.8 対象物の非線形
  5.5.9 対象物の減衰
  5.5.10 信号処理
  5.5.11 検証
 5.6 変換器
  5.6.1 必要事項
  5.6.2 較正
  5.6.3 加速度計の取付け
 5.7 周波数応答関数の信頼性
6. モード特性の同定
 6.1 はじめに
 6.2 1自由度方 
  6.2.1 周波数応答関数の大きさを用いる方法
  6.2.2 周波数応答関数の虚部を用いる方法
  6.2.3 周波数応答関数の実部と虚部を用いる方法
  6.2.4 モード円適合
  6.2.5 自由振動による減衰の推定
  6.2.6 考察
 6.3 多自由度法
  6.3.1 偏分反復法
  6.3.2 プロニーの方法
  6.3.3 周波数領域法と時間領域法の比較
  6.3.4 混合法
付録A
 A1 三角関数
  A1.1 基本
  A1.2 加法定理
  A1.3 微分と積分
 A2 複素指数関数
  A2.1 複素数
  A2.2 指数関数と対数関数
  A2.3 テーラー展開
 A3 ベクトルと行列
  A3.1 定義
  A3.2 ベクトルの演算
  A3.3 ベクトルの相関と直交
  A3.4 行列の演算
  A3.5 行列式
  A3.6 固有値と固有ベクトル
  A3.7 固有ベクトルの直交性
  A3.8 正規直交座標系
  A3.9 複素ベクトル
 A4 関数
  A4.1 実関数の大きさ
  A4.2 実関数の相関と直交
  A4.3 複素関数
  A4.4 正規直交関数系
 A5 最小自乗法
 A6 積と除の微分と部分積分
付録B
 B1 1自由度系の減衰振動への初期条件の導入
 B2 1自由度粘性減衰系の強制振動
 B3 1自由度系の強制振動における共振振動
 B4 1自由度粘性減衰系の強制振動における仕事
 B5 周波数応答関数における実部と虚部
  B5.1 コンプライアンス
  B5.2 モビリティ
 B6 2自由度系に関する補足
  B6.1 g2-4dh >0の証明
  B6.2 固有モードの直交性 
 B7 初期条件による1自由度系の応答
 B8 ズーム処理
 B9 モード円適合における減衰の推定
参考文献
索引

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