生命に学ぶシステムデザイン - 知能化から生命化へのパラダイムシフト -

生命に学ぶシステムデザイン - 知能化から生命化へのパラダイムシフト -

機械の複雑化はバランスの良い設計を行うには限界になってきている。そこで,工学パラダイムの進展を,高性能化から知能化へ,そしてシステムとしての生命に学ぶ生命化へと捉えて,新しい方法を模索したのが本書の試みである。

ジャンル
発行年月日
2008/03/31
判型
A5
ページ数
176ページ
ISBN
978-4-339-04589-5
生命に学ぶシステムデザイン - 知能化から生命化へのパラダイムシフト -
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定価

2,420(本体2,200円+税)

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機械の複雑化はバランスの良い設計を行うには限界になってきている。そこで,工学パラダイムの進展を,高性能化から知能化へ,そしてシステムとしての生命に学ぶ生命化へと捉えて,新しい方法を模索したのが本書の試みである。

1. 生命化へのシステムデザインとアーキテクティング序論
1.1 設計手法の時代的な推移
1.2 建築のデザイン
1.3 機械のデザイン
1.4 知能化から生命化へのシステムデザイン
1.5 生命に学ぶエンジニアリングとアーキテクティング
1.6 まとめ

2. 生命的システムの基礎
2.1 システムとしての生命のホメオスタシス
2.1.1 ホメオスタシスを実現する生命システム
2.1.2 メタバイオティクス
2.1.3 血液循環器系のシステム統合
2.2 生命的システム手法による最適化・制御の技術
2.2.1 知的制御
2.2.2 ニューラルネットワーク
2.2.3 遺伝的アルゴリズム
2.2.4 キュービックニューラルネットワーク知的制御
2.2.5 統合化知的制御手法
2.2.6 統合化CNN 知的制御手法(多目的制御,非線形制御への拡張)

3. 生命化の方法とアーキテクチャ
3.1 生命化とは何か?
3.1.1 背景
3.1.2 定義
3.2 ダイナミックシステムの生命化
3.2.1 生命化と身体性
3.2.2 生命化の構造
3.2.3 ダイナミックシステムの生命化の課題
3.3 デザインの生命化,その文脈と視点
3.3.1 デザインの文脈
3.3.2 デザインの生命化

4. 生命化の応用技術と適用例
4.1 ミクロスケールシステムの生命化:細胞のシステム統合
4.1.1 はじめに
4.1.2 小型肝細胞による組織再構築
4.1.3 内皮細胞による毛細血管様ネットワークの形成
4.1.4 おわりに
4.2 ヒューマンスケールシステムの生命化
4.2.1 はじめに
4.2.2 生命化概念に基づく受付・案内ロボットの基本設計
4.2.3 生命化の技術
4.3 マクロスケールシステムの生命化
4.3.1 システム生命に基づく生命化建築の環境デザイン
4.3.2 ロボットを活用した建築空間の生命化
4.3.3 建築・都市の生命的システムデザイン
4.3.4 エネルギー環境システムから生命化された
環境共生コミュニティーを創造する
4.4 生命化デザイン
4.4.1 多レベルへの対応
4.4.2 多様な場への対応
4.4.3 想定外の場への対応

5. 生命化の哲学と展望

引用・参考文献
索引

吉田 和夫(ヨシダ カズオ)

谷下 一夫(タニシタ カズオ)

高橋 正樹(タカハシ マサキ)

松岡 由幸(マツオカ ヨシユキ)

氏家 良樹(ウジイエ ヨシキ)

今井 倫太(イマイ ミチタ)

村上 周三(ムラカミ シュウゾウ)

三田 彰(ミタ アキラ)

岸本 達也(キシモト タツヤ)

佐藤 春樹(サトウ ハルキ)