新コロナシリーズ 33
洗剤と洗浄の科学
現在,私たちの日常生活は「洗剤」や「洗う」こと抜きにしては考えられない。本書は,洗剤の化学や合理的な洗濯方法,ドライクリーニングに関する注意点などを,実際的・具体的知識をもとに,興味深く解説した。
- 発行年月日
- 1995/10/05
- 判型
- B6
- ページ数
- 208ページ
- ISBN
- 978-4-339-07683-7
- 内容紹介
- 目次
現在,私たちの日常生活は「洗剤」や「洗う」こと抜きにしては考えられない。本書は,洗剤の化学や合理的な洗濯方法,ドライクリーニングに関する注意点などを,実際的・具体的知識をもとに,興味深く解説した。
1.はじめに
洗剤の歴史的背景─古代から「洗剤の科学」はあった!?
洗剤の推移─石けんから合成洗剤へ
洗剤の普及状態の移り変わり─電気洗濯機の普及との関係
2.汚れをさぐる
汚れとは?
汚れをあばく
人体からの汚れ
環境からの汚れ
洗濯はなぜ必要か?
靴下や肌着は細菌の巣
表面張力とは
3.洗剤の化学
洗剤の正体
界面活性剤とはどんなものか
界面活性剤の働き
界面活性剤の種類
イオンとは?
汚れ落としのわき役─配合剤
ビルダー
三つの働きの共同作用
再汚染に注意!!
蛍光増白剤
酵素
漂白剤
家庭用品品質表示法に基づいた衣料用洗剤の種類
4.合理的で有効な洗濯方法
本洗い
洗剤の濃度─入れ過ぎは逆効果
洗浴の温度
洗濯時間
洗液と洗濯物の比率─浴比
洗浴のアルカリ度の影響
機械力の効果─汚れを引き離すエネルギー源
泡のこと
泡洗浄の話
すすぎ─合理的で有利なすすぎとは─
脱水─すすぎと乾燥の効率を支配する─
脱水の方法
全体的に脱水の一番適当だと思われるやりかた
乾燥
自然乾燥の場合
熱乾燥の場合
乾燥機を使用するときの注意
5.洗う─洗浄と洗濯
洗う─ということを考えてみよう
汚れを落とす仕組み
油汚れの場合
脂質を分解する酵素リパーゼの効果
たんぱく質汚れの場合
たんぱく質汚れに対する分解酵素プロテアーゼの働き
界面活性剤の影響─ノニオン界面活性剤の効果
混合汚れの場合
ドライクリーニングの知識
ドライクリーニングの問題点
ドライクリーニングを依頼するときの心得
クリーニング事故賠償基準利用のおすすめ
しみぬきの知識
6.わが国の家庭洗濯の最近の実態
洗濯物の量
洗濯頻度
洗濯機の所有率と使用年数
洗濯機の種類別所有率
洗濯機の変化に伴う洗濯行動の変化
参考文献および引用文献