
新コロナシリーズ 27
ヒューマンインタフェースと画像処理
コンピュータと人間の対話を円滑にするには,人間と機械の間のインタフェースが重要である。本書は画像を介した対話機能について解説し,画像処理の実験例を紹介した。またインタフェースの変遷やメディアについても易しく記述した。
- 発行年月日
- 1995/07/20
- 判型
- B6
- ページ数
- 180ページ
- ISBN
- 978-4-339-07677-6
- 内容紹介
- 目次
コンピュータと人間の対話を円滑にするには,人間と機械の間のインタフェースが重要である。本書は画像を介した対話機能について解説し,画像処理の実験例を紹介した。またインタフェースの変遷やメディアについても易しく記述した。
1. はじめに
2. インタフェースの発展
インタフェースの定義
インタフェースの発展
○特性の異なる機械間の接続のための信号変換機構
○人間─機械間の信号変換機構
○ヒューマンインタフェース(知的インタフェース)
高次知的インタフェースの必要性
高次知的インタフェースのもつべき機能
○対話者と対話のモデルの構成と利用
○対話媒体としてのメディアの多重かつ動的な利用
○汎用,かつ高度のパターン情報処理能力をもつこと
メディアとしてのコンピュータ
○メデイアの概念とその起源
○メディアの性格
○コンピュータとメディア
3. 知的イメージインタフェース
イメージインタフェースの概念
インタフェースの画像化
コミュニケーションツールとしての画像
○画像の種類
○イメージインタフェースと画像の種類
ウィンドウ画像の分類
○多次元濃淡画像情報によるインタフェース機能
○シンボル画像処理に基づくインタフェース機能
イメージインタフェースにおける画像処理機能と知識ベース
○画像データ
○事実
○方法・手法
○方略
4. イメージインタフェースにおける可視化機能
可視化の対象と情報の流れ
画像処理アルゴリズムの可視化
○出力を人がみてアルゴリズムの魅力を知る
○入力画像・処理結果の対でアルゴリズムの機能を示す
○入力画像と処理結果の対を計算機に入れる
○画像に対する操作の説明を画像で計算機に伝える
○プログラムを走らせて,その動作状態(またはその痕跡)を表示する
○アルゴリズム構造の静的な可視化
データの可視化
○データの多次元性
○形態と濃度値
モデルの可視化
コンピュータグラフィックスによる空間の基礎知識
○CGで生成した空間の性質
○CGにおける空間の規定法
○空間をみるための技法
5. 実験例1 外科手術シミュレーションシステム
手術計画支援システムの概要
手術計画支援システムにおける画像処理の概要
○セグメンテーション(phase 1)
○シュミレーション(phase 2)
○評価(phase 3)
手術計画支援システムにおけるイメージインタフェース
○インタフェース機能の概要
○セグメンテーション用の表示
○対話型セグメンテーション
○骨の移動,切断の対話型実行
手術計画の入力
○コミュニケーションの形態
○ウィンドウ画像とパラメータ入力
手術計画の実行と出力
○一般的説明
○個別問題向き表示
手術計画支援システムにおける画像処理
○座標変換
○骨片切断の実行
○骨片の移動
○その他
手術計画支援システムにおけるユーザーインタフェースの特徴と課題
6. 実験例2 画像処理エキスパートシステムと画像データベース
画像処理エキスパートシステムのインタフェース
○画像処理エキスパートシステムのあらまし
○IMPRESSのインタフェース
○IMPRESSにおけるメッセージ理解
スケッチによる画像データベースの検索
○胸部X線像データベースの検索
○画像データベース検索のインタフェース
7. むすび─高度なヒューマンマシン協調へ向けて
ヒューマンリーダーと画像認識
三次元画像処理─「みる」画像から「さわる」画像へ
空間の生成と疑似体験の中の画像認識
画像と言語の共用
参考文献