腐食メカニズムと余寿命予測

腐食メカニズムと余寿命予測

長時間使用された機器・構造物における事故は構成部材の劣化によるものであり,腐食あるいは腐食が関与した疲労,摩耗が主な事故原因である。本書では実機製品における損傷事例を紹介し,事故解析のポイントをわかりやすく解説した。

ジャンル
発行年月日
2007/11/16
判型
B5
ページ数
158ページ
ISBN
978-4-339-04586-4
腐食メカニズムと余寿命予測
在庫あり

定価

3,080(本体2,800円+税)

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長時間使用された機器・構造物における事故は構成部材の劣化によるものであり,腐食あるいは腐食が関与した疲労,摩耗が主な事故原因である。本書では実機製品における損傷事例を紹介し,事故解析のポイントをわかりやすく解説した。

1. 腐食の基礎と腐食挙動
1.1 腐食の電気化学
 1.1.1 電気化学の基礎
 1.1.2 腐食の熱力学
 1.1.3 腐食の速度論
1.2 金属材料の不働態化
 1.2.1 不働態と不働態化現象
 1.2.2 不働態化?膜と局部電池形成
1.3 代表的な腐食形態と腐食挙動
 1.3.1 ガルバニック腐食(異種金属との接触による腐食)
 1.3.2 流速が関与する腐食
 1.3.3 応力腐食割れと水素脆性
 1.3.4 海水中における鉄鋼材料の腐食挙動
 1.3.5 凍結防止剤による腐食
1.4 マイグレーションの基礎
 1.4.1 マイグレーション現象
 1.4.2 イオンマイグレーション試験法
 1.4.3 金属のイオンマイグレーション
 1.4.4 イオンマイグレーション防止法
演習問題

2. 金属材料の腐食と腐食損傷
2.1 炭素鋼および低合金鋼
 2.1.1 炭素鋼の基礎と結晶構造
 2.1.2 鉄の平衡状態図と組織30
 2.1.3 伝熱面における腐食
 2.1.4 硫酸露点腐食
 2.1.5 応力腐食割れ
 2.1.6 水素による脆性
2.2 ステンレス鋼
 2.2.1 ステンレス鋼の耐食性と結晶構造
 2.2.2 ステンレス鋼の平衡状態図と組織
 2.2.3 酸およびアルカリ水溶液中での腐食
 2.2.4 粒界腐食
 2.2.5 孔食
 2.2.6 すき間腐食
 2.2.7 塩化物溶液中およびポリチオン酸溶液中の応力腐食割れ
 2.2.8 高温高圧純水中の応力腐食割れ
2.3 耐熱・耐食材料(主に鉄基合金)
 2.3.1 高温酸化
 2.3.2 高温腐食
2.4 非鉄材料
 2.4.1 銅および銅合金の腐食
 2.4.2 ニッケルおよびニッケル合金の腐食
 2.4.3 アルミニウムおよびアルミニウム合金の腐食
 2.4.4 チタンおよびチタン合金の腐食
演習問題

3. 電着技術と防?設計および損傷事例
3.1 腐食防食の重要性
3.2 電着技術(カソード防食法の応用)
 3.2.1 電着反応
 3.2.2 電着工法(電着技術による防食)
 3.2.3 電着物の防食特性
3.3 防食設計72
3.4 設計,施工不具合による損傷事例
 3.4.1 排水処理装置の腐食損傷(⇒結露の防止)
 3.4.2 ドライヤロータの割れ(⇒ 材料の選定,引張残留応力の除去)
 3.4.3 ステンレス鋼製品の腐食

4. 腐食環境下における材料強度特性
4.1 腐食環境下における金属材料の割れ
 4.1.1 応力腐食割れSCC 試験法
 4.1.2 低歪み速度試験(SSRT)特性
 4.1.3 応力腐食割れSCC き裂進展特性
4.2 腐食環境下における材料強度(環境強度)
 4.2.1 低合金鋼の環境強度特性
 4.2.2 耐食材料の環境強度特性

5. 損傷事例の解析と機器・装置の寿命・余寿命予測
5.1 腐食環境下における破損事例
 5.1.1 ボルトの特徴とその損傷
 5.1.2 腐食環境下における損傷と試験検査
 5.1.3 ボルトの損傷事例とその解析
5.2 腐食環境下における機器・装置の寿命・余寿命診断
 5.2.1 極値統計?法による最大局部腐食深さの推定
 5.2.2 蒸気タービン動翼の寿命・余寿命診断
5.3 機器・装置の疲労寿命・余寿命診断
 5.3.1 疲労寿命の推定
 5.3.2 軸流圧縮機動翼の疲労寿命・余寿命診断
引用・参考文献
演習問題解答
索引

三浦 健蔵(ミウラ ケンゾウ)

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