新編機械工学講座 25
金属材料学概説
金属材料の性質および試験・検査方法から各材料についての解説まで,一貫して平易な内容で,入門者にも十分理解できるように書かれている。
- 発行年月日
- 1982/04/15
- 判型
- A5 上製
- ページ数
- 256ページ
- ISBN
- 978-4-339-04087-6
- 内容紹介
- 目次
金属材料の性質および試験・検査方法から各材料についての解説まで,一貫して平易な内容で,入門者にも十分理解できるように書かれている。
1. 材料の機械的性質
1.1 序論
1.2 強さ
1.3 硬さと耐摩耗性
1.4 材料の温度による影響
1.5 金属材料の破壊
1.6 破面検査法
演習問題
2. 材料の試験と検査
2.1 引張試験
2.2 粘り強さと衝撃試験
2.3 疲れ試験
2.4 硬さ試験
2.5 クリープ試験
2.6 高温測定
2.7 熱膨張試験
2.8 金属顕微鏡組織観察
2.9 非破壊試験
演習問題
3. 金属材料の概念
3.1 金属の一般的性質
3.2 超電導
3.3 金属の結晶と構造
3.4 非晶質金属
3.5 格子欠陥と転位
3.6 塑性変形における結晶のすべりと双晶
3.7 加工硬化-回復-再結晶
3.8 塑性加工と性質の変化
演習問題
4. 合金の平衡状態図
4.1 金属及び合金に現れる状態
4.2 二成分系平衡状態図の基本形
4.3 析出,固溶化処理,共析,析出硬化
4.4 多成分系平衡状態図
演習問題
5. 鉄と鋼
5.1 製鉄及び製鋼
5.2 鋼塊
5.3 Fe-C系平衡状態図
5.4 純鉄
5.5 炭素鋼の標準組織
5.6 Fe3Cの球状化
5.7 炭素鋼中の不純物
5.8 炭素鋼の炭素含有量と諸性質との関係
演習問題
6. 鋼の熱処理
6.1 焼なまし
6.2 焼入れ
6.3 焼もどし
6.4 サブゼロ処理
6.5 鋼の等温変態
6.6 加工熱処理
6.7 酸化と脱炭
6.8 焼割れ
演習問題
7. 鋼の表面硬化法と雰囲気熱処理
7.1 高周波焼入れと火炎焼入れ
7.2 硬質金属溶着法とショットピーニング法
7.3 侵炭硬化法
7.4 窒化法
演習問題
8. 構造用鋼
8.1 材料の強化法
8.2 一般構造用鋼材
8.3 機械構造用炭素鋼
8.4 機械構造用低合金鋼
8.5 快削鋼
8.6 高降状点鋼・高張力鋼
8.7 超強力鋼
演習問題
9. 鋳鋼
9.1 鋳鋼の性質
9.2 合金鋳鋼
9.3 ハッドフィールド鋼
演習問題
10. 工具用鋼
10.1 炭素工具鋼
10.2 工具用合金成分元素の効果
10.3 合金工具鋼
10.4 二次硬化
10.5 高速度工具鋼
10.6 工具鋼に類似した鋼
演習問題
11. 特殊目的用特殊材料
11.1 磁性材料
11.2 ステンレス鋼
11.3 耐熱材料
11.4 低温用鋼
11.5 半導体材料
11.6 超塑性材料
演習問題
12.鋳鉄
12.1 鋳鉄の概要
12.2 鋳鉄の組織
12.3 鋳鉄の機械的性質
12.4 鋳鉄の成長
12.5 特殊な鋳鉄
演習問題
13. 銅とその合金
13.1 銅
13.2 黄銅
13.3 青銅
演習問題
14. アルミニウムとその合金
14.1 アルミニウムの性質と用途
14.2 高力アルミニウム合金の時効硬化
14.3 アルミニウム合金の腐食と防食
14.4 高力アルミニウム合金
14.5 耐食アルミニウム合金
14.6 アルミニウム合金鋳物
14.7 ダイカスト用合金
14.8 焼結アルミニウム複合材料
演習問題
15. すべり軸受合金
15.1 軸受用アルミニウム合金鋳物
15.2 軸受用銅・鉛合金鋳物
15.3 ホワイトメタル
15.4 焼結含油軸受合金
演習問題
16. 低融点金属と高融点金属
16.1 低融点金属
16.2 高融点材料
演習問題
17. 複合材料
17.1 粒子分散強化型材料
17.2 繊維強化型複合材料
演習問題
付録
索引