鍛 造 - 目指すはネットシェイプ -

塑性加工技術シリーズ 4

鍛 造 - 目指すはネットシェイプ -

豊富な実施データを生かして,冷・温間鍛造に重点を置いて解説した。鍛造品・工程・工具の設計,鍛造過程の解析,材料の選択,加工機械と設備,各種保守および検査など,生産システムを構成する技術要素別の記述が特徴である。

ジャンル
発行年月日
1995/08/30
判型
A5 上製
ページ数
400ページ
ISBN
978-4-339-04353-2
鍛 造 - 目指すはネットシェイプ -
品切・重版未定
当面重版の予定がございません。

定価

6,380(本体5,800円+税)

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豊富な実施データを生かして,冷・温間鍛造に重点を置いて解説した。鍛造品・工程・工具の設計,鍛造過程の解析,材料の選択,加工機械と設備,各種保守および検査など,生産システムを構成する技術要素別の記述が特徴である。

1. 総論
1.1 「鍛造」とはなにか
1.2 いろいろな鍛造法
  1.2.1 作業温度よる分類
  1.2.2 変形形態による分類
  1.2.3 変形動態による分類
  1.2.4 工具形式または運動方式による分類
  1.2.5 加工用機械形式による分類
  1.2.6 素材形態による分類
1.3 鍛造の役割
  1.3.1 鍛造の歴史
  1.3.2 今日の鍛造
1.4 鍛造の長所と短所
  1.4.1 長所
  1.4.2 短所
1.5 鍛造の今後
  1.5.1 鍛造の今後担うべき役割
  1.5.2 解決すべき課題
  1.5.3 解決のための体制
引用・参考文献
2. 鍛造の技術・生産システム
2.1 生産ラインの例
2.2 技術システム
  2.2.1 縦のシステム
  2.2.2 横のシステム
2.3 製品品質とシステムの関係
引用・参考文献
3. 鍛造品の設計および品質
3.1 設計の考え方
  3.1.1 製品設計段階での注意
  3.1.2 各鍛造法(熱間鍛造,温間鍛造,冷間鍛造)の選択
  3.1.3 工程方針の考案
3.2 望ましい材質
  3.2.1 材料選定の考え方
  3.2.2 材料選択で考慮すべき事項
  3.2.3 材質選定事例
3.3 望ましい形状,寸法
  3.3.1 工具寿命上望ましい形状
  3.3.2 鍛造欠陥の発生しにくい形状
  3.3.3 熱間鍛造上望ましい形状
  3.3.4 自動化に望ましい形状
3.4 寸法公差と表面状態
  3.4.1 鍛造加工の寸法公差
  3.4.2 鍛造品精度に影響を及ぼす要因
  3.4.3 鍛造品の表面状態
3.5 機械的性質
  3.5.1 熱間鍛造品
  3.5.2 冷間・温間鍛造品
  3.5.3 機械的性質を低下させる諸要因
  3.5.4 鍛流線の影響
3.6 受注のさいの注意
  3.6.1 受注の流れ
  3.6.2 仕様打合せ
  3.6.3 試作およびユーザー評価
  3.6.4 量産およびフォロー
引用・参考文献
4. 材料に生じる応力・ひずみ・温度および欠陥
4.1 鍛造過程の解析
  4.1.1 鍛造の力学基礎
  4.1.2 塑性変形の理論解析手法
  4.1.3 実験的手法
4.2 圧縮
  4.2.1 中実円柱の全体据込み
  4.2.2 中空円筒の全体据込み
  4.2.3 中実および中空円柱の周辺部据込み
  4.2.4 異形材の全体据込み
  4.2.5 射出据込み
  4.2.6 丸棒の広げ
4.3 押出し鍛造
  4.3.1 押出し加工の概要
  4.3.2 軸対称中実軸押出し
  4.3.3 軸対称中空材の押出し
  4.3.4 軸対称押出し力のノモグラム
  4.3.5 組合せ押出し
  4.3.6 異形材押出し
  4.3.7 側方押出し
4.4 型鍛造
  4.4.1 半密閉ばり出し鍛造
  4.4.2 密閉鍛造
  4.4.3 閉そく鍛造
  4.4.4 分流方式型鍛造
引用・参考文献
5. 素材材料の選択
5.1 材料選択の基準
  5.1.1 熱間および冷・温間鍛造品とその材料
  5.1.2 冷間および温間鍛造用材料に要求される品質特性
5.2 鍛造に使用される材料の規格
  5.2.1 冷間鍛造用材料
  5.2.2 温間鍛造用材料
5.3 素材形態
5.4 鍛造性評価試験法
  5.4.1 冷間据込み性試験(日本塑性加工学会冷間鍛造分科会制定)
  5.4.2 多段前方押出し試験
  5.4.3 その他の変形能評価試験
  5.4.4 端面拘束圧縮による変形抵抗の測定方法
5.5 材料の鍛造性データ
  5.5.1 冷間鍛造用鋼の実加工速度における変形抵抗
  5.5.2 炭素鋼線材の変形抵抗と限界据込み率
  5.5.3 変形抵抗と引張強さの関係
  5.5.4 割れの発生と絞りの関係
  5.5.5 冷間鍛造性に影響を与える因子
  5.5.6 温間鍛造の加工特性
  5.5.7 非鉄材料の鍛造性
5.6 最近開発された冷間鍛造用鋼材
  5.6.1 軟質線材
  5.6.2 非調質ボルト用線材
  5.6.3 全長きず保証線材
引用・参考文献
6. 鍛造工程の設計
6.1 工程の実例
  6.1.1 単動プレスによる工程
  6.1.2 フォーマーまたはヘッダーによる工程
  6.1.3 トランスファープレスによる工程
  6.1.4 複動プレスによる工程
  6.1.5 熱間鍛造プレスによる工程
  6.1.6 ハンマーによる工程
6.2 工程の立案
  6.2.1 鍛造形状の設計と工程内容の検討
  6.2.2 工程順序作成の要点
  6.2.3 材料の選択
  6.2.4 予備成形の形状
  6.2.5 標準形状に対する留意点
6.3 工程のCAD
  6.3.1 工程設計の方法とCAD化
  6.3.2 製品の形状表現と検索方法
  6.3.3 標準化による専用の工程CADシステム
6.4 工程エキスパートシステム
  6.4.1 熱間鍛造工程エキスパートシステム
  6.4.2 冷間鍛造用エキスパートシステムの例
  6.4.3 エキスパートシステムの展望
引用・参考文献
7. ビレットの準備
7.1 望ましいビレット
7.2 ビレットの切断・整形方法の選択
7.3 せん断技術
  7.3.1 せん断メカニズム
  7.3.2 せん断方法および装置
7.4 整形方法
  7.4.1 整形の効果
  7.4.2 据込み方法
  7.4.3 その他の整形方法
7.5 熱処理
  7.5.1 熱処理法
7.6 表面処理および潤滑剤
引用・参考文献
8. 工具の設計・製作・保守
8.1 工具の役割と受ける負荷
  8.1.1 工具の役割および管理など
  8.1.2 工具が受ける負荷
8.2 工具材料の選択
  8.2.1 冷間鍛造用工具材料の選択
  8.2.2 熱(温)間鍛造用工具材料の選択
8.3 工具設計
  8.3.1 工具要素の設計
  8.3.2 据込み工具の設計
  8.3.3 押出し工具の設計
  8.3.4 ばり出し型鍛造型の設計
  8.3.5 閉そく・密閉鍛造型の設計
8.4 工具の製作
  8.4.1 素材および素材取り
  8.4.2 一次加工
  8.4.3 熱処理
  8.4.4 仕上げ加工
  8.4.5 放電加工
  8.4.6 その他の加工法
  8.4.7 研磨加工
  8.4.8 ダイの組立
8.5 型の保守
8.6 表面処理の現状
  8.6.1 表面硬化を目的とした表面処理法の分類
  8.6.2 各種表面処理法の特性比較
  8.6.3 表面処理の実用例
8.7 工具のCAD/CAMシステムとその現状
  8.7.1 CAD/CAMシステムの概要
  8.7.2 型鍛造用CADシステム
  8.7.3 冷間鍛造用CADシステム
  8.7.4 鍛造用CAMシステム
引用・参考文献
9. 加工機械および設計
9.1 機械の概要
  9.1.1 鍛造機械の特徴
  9.1.2 安全装置・安全作業など
9.2 機械プレス
  9.2.1 機械プレスの機構と構造
  9.2.2 機械プレスの仕様および選定
9.3 液圧プレス
  9.3.1 液圧プレスの機構と構造
  9.3.2 液圧プレスの選択
9.4 自動多段プレス
  9.4.1 特徴
  9.4.2 機構および構造
9.5 複動プレス
9.6 スクリュープレス
  9.6.1 特徴
  9.6.2 機構と構造
9.7 ハンマー
  9.7.1 種類
  9.7.2 能力とエネルギー
9.8 素材切断機
  9.8.1 のこ切断機
  9.8.2 ビレットシヤー
9.9 加熱装置
9.10 潤滑処理装置
  9.10.1 潤滑の意義
  9.10.2 乾式潤滑剤
  9.10.3 湿式潤滑剤
9.11 搬送装置
  9.11.1 搬送計画
  9.11.2 搬送機器および装置
9.12 加工ラインおよびその運転・制御の現状
  9.12.1 プレスラインおよびトータルシステム
  9.12.2 急速型交換
  9.12.3 計測・管理ローカルシステム
引用・参考文献
10. 後工程,後処理および検査
10.1 打抜き,トリミング
  10.1.1 打抜き,トリミングの事例
  10.1.2 打抜き品の品質
10.2 しごき
  10.2.1 しごきの目的
  10.2.2 しごき精度
  10.2.3 しごき加工限界
10.3 圧印,矯正
  10.3.1 圧印
  10.3.2 矯正
10.4 機械加工
  10.4.1 鍛造品の機械加工
  10.4.2 鍛造品を機械加工するさいの留意点
  10.4.3 鍛造加工前や中間の機械加工
10.5 熱処理
  10.5.1 鍛造品熱処理
  10.5.2 表面硬化熱処理
10.6 表面処理
  10.6.1 スケール除去
  10.6.2 ショットピーニング
10.7 検査および品質管理
  10.7.1 量産時の工程管理
  10.7.2 完成品検査
引用・参考文献
索引

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