塑性加工技術シリーズ 16
高エネルギー速度加工 - 難加工部材の克服へ -
爆発成形,放電成形,電磁成形,高速押出しなど,高エネルギー速度加工に属する各種の加工法について,加工の原理,特長,加工事例から最近の技術情報まで平易に解説したわが国初の技術書。高速変形理論の入門書にも適している。
- 発行年月日
- 1993/04/15
- 判型
- A5 上製
- ページ数
- 232ページ
- ISBN
- 978-4-339-04365-5
- 内容紹介
- 目次
爆発成形,放電成形,電磁成形,高速押出しなど,高エネルギー速度加工に属する各種の加工法について,加工の原理,特長,加工事例から最近の技術情報まで平易に解説したわが国初の技術書。高速変形理論の入門書にも適している。
1 序論
1.1 高エネルギー速度加工の概念
1.2 技術開発の経緯
1.3 高エネルギー速度加工の様式と特性
1.3.1 高エネルギー速度加工の種類
1.3.2 爆発エネルギーを利用する加工方式
1.3.3 放電エネルギーを利用する加工方式
1.3.4 電磁エネルギーを利用する加工方式
1.3.5 高圧ガスや衝撃水圧を利用する方式
2 高速変形の基礎
2.1 高速変形の金属学
2.1.1 金属の変形挙動に影響を及ぼす諸因子
2.1.2 変形抵抗に及ぼすひずみ速度の影響
2.1.3 変形能に及ぼすひずみ速度の影響
2.1.4 変形抵抗および変形能に及ぼすひずみ速度履歴の影響
2.2 高速変形の力学
2.2.1 運動方程式と構成式
2.2.2 特性曲線による運動方程式の解法
2.2.3 高速変形の解析例
2.3 機械的特性
2.3.1 高速塑性変形のモデリングにおける問題
2.3.2 基本特性と構成式
2.3.3 不連続波と衝撃圧縮曲線
2.4 試験・計測法
2.4.1 高ひずみ速度・材料試験の特殊性
2.4.2 SHPB圧縮法
2.4.3 一次元弾性波理論の適用
2.4.4 応力波効果とその対策
2.4.5 摩擦効果とその対策
2.4.6 ひずみ速度とその推移の指定に関する検討
引用・参考文献
3 爆発成形(爆発加工)
3.1 爆発成形(爆発加工)の概要
3.1.1 概要と技術開発の経緯
3.1.2 爆発成形(爆発加工)の種類
3.2 爆発圧着
3.2.1 理論
3.2.2 実際
3.2.3 クラッドの利用例
3.2.4 管の接合
3.3 爆発成形
3.3.1 理論
3.3.2 設備と実際
3.3.3 各種の工夫と利用例
3.4 爆発硬化
3.4.1 理論
3.4.2 実際と利用例
3.5 爆発圧粉
3.5.1 理論
3.5.2 実際と利用例
3.6 爆発切断
3.6.1 理論
3.6.2 適用例
3.7 爆発エネルギーの新しい応用
3.7.1 物質の合成
3.7.2 超高磁場の発生と爆薬発電機
3.7.3 溶接残留応力の軽減
3.8 爆発成形用設備
3.9 火薬類と火薬類取締法
引用・参考文献
4 放電成形
4.1 放電成形の概要
4.1.1 概要と技術開発の経緯
4.1.2 放電成形の方式
4.2 放電現象の基礎
4.2.1 放電現象
4.2.2 放電回路
4.2.3 放電圧力
4.3 放電圧力を利用した塑性加工
4.3.1 板または管材の成形
4.3.2 バルク材の圧縮・鍛造
4.3.3 粉末成形
4.3.4 特殊成形
引用・参考文献
5 電磁成形
5.1 電磁成形の概要
5.1.1 概要と技術開発の経緯
5.1.2 電磁成形の様式
5.2 電磁力発生の基礎
5.2.1 電磁力の発生と制御
5.2.2 コイルの設計と製作
5.3 板材・管材成形と接合
5.3.1 板材成形
5.3.2 管材成形
5.3.3 接合
5.4 電磁成形の新しい応用と展開
5.4.1 薄肉管の矯正加工
5.4.2 アモルファスのせん断加工
5.4.3 粉末成形
引用・参考文献
6 衝撃ガス圧成形
6.1 高速鍛造
6.1.1 概論
6.1.2 加工機械
6.1.3 金型
6.1.4 加工例
6.1.5 高速鍛造の応用と展望
6.2 高速押出し
6.2.1 概論
6.2.2 加工機械および工具
6.2.3 製品例
6.3 高速せん断
6.3.1 概論
6.3.2 装置
6.3.3 製品
6.3.4 展望
引用・参考文献
索引