基礎から学ぶ 工業熱力学

基礎から学ぶ 工業熱力学

本書は学生にとって「わかりやすい」を第一とし,基本的に節ごとに例題を設け,学習内容が具体的な問題に直結する構成とした。また,演習問題には答えだけでなく,解を導くまでの過程を詳細に記載したので,自習書として活用できる。

ジャンル
発行年月日
2011/09/26
判型
A5
ページ数
218ページ
ISBN
978-4-339-04617-5
基礎から学ぶ 工業熱力学
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定価

3,080(本体2,800円+税)

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本書は学生にとって「わかりやすい」を第一とし,基本的に節ごとに例題を設け,学習内容が具体的な問題に直結する構成とした。また,演習問題には答えだけでなく,解を導くまでの過程を詳細に記載したので,自習書として活用できる。

基礎編
1. 熱力学の基本概念
1.1 熱力学を学ぶ意義
1.2 熱と温度
1.3 温度の測定法
 1.3.1 ガラス製温度計
 1.3.2 熱電対温度計
 1.3.3 抵抗温度計
 1.3.4 放射温度計
1.4 熱量と比熱
1.5 閉じた系と開いた系
1.6 状態量
1.7 圧力
1.8 単位系と単位
演習問題

2. 熱力学の第1法則
2.1 エネルギー保存則
2.2 熱力学の第1法則(熱エネルギーと仕事の関係)
2.3 閉じた系における熱力学の第1法則
2.4 開いた系における熱力学の第1法則
2.5 絶対仕事と工業仕事
演習問題

3. 理想気体
3.1 理想気体の状態式
3.2 理想気体の内部エネルギーとエンタルピー
3.3 理想気体の比熱
3.4 理想気体の状態変化
 3.4.1 等温変化
 3.4.2 等圧変化
 3.4.3 等容変化
 3.4.4 可逆断熱変化
 3.4.5 ポリトロープ変化
3.5 理想気体の不可逆変化
 3.5.1 不可逆断熱変化
 3.5.2 絞り
3.6 混合気体
 3.6.1 混合気体の温度
 3.6.2 混合気体の性質
演習問題

4. 熱力学の第2法則
4.1 熱力学の第2法則(熱移動の方向性と不可逆性)
4.2 熱機関,冷凍機のサイクル
4.3 可逆サイクル,不可逆サイクル
4.4 カルノーサイクル
4.5 クラウジウスの積分,エントロピー
 4.5.1 クラウジウスの積分
 4.5.2 エントロピーの定義
 4.5.3 エントロピー増加の原理
4.6 熱力学温度
演習問題

応用編
5. ガスサイクル
5.1 熱機関の分類
5.2 容積形内燃機関の理論サイクル
 5.2.1 オットーサイクル(等容サイクル)
 5.2.2 ディーゼルサイクル(等圧サイクル)
 5.2.3 サバテサイクル(合成サイクル)
5.3 ガスタービンの理論サイクル
5.4 ジェットエンジンの理論サイクル
 5.4.1 連続の式
 5.4.2 エネルギー式
 5.4.3 先細ノズル
 5.4.4 中細ノズル
 5.4.5 ジェットエンジンの理論効率
演習問題

6. 蒸気の性質と蒸気サイクル
6.1 等圧条件下での水の蒸発
 6.1.1 蒸発過程
 6.1.2 液体熱・蒸発熱・過熱熱
 6.1.3 湿り蒸気の性質
 6.1.4 クラペイロン・クラウジウスの式
6.2 蒸気の状態式と蒸気表・蒸気線図
 6.2.1 実在気体とファン・デル・ワールスの状態式
 6.2.2 蒸気表と蒸気線図
6.3 蒸気の状態変化
6.4 蒸気サイクル
 6.4.1 蒸気サイクルの基本構成
 6.4.2 ランキンサイクル
 6.4.3 再熱サイクル
 6.4.4 再生サイクル
演習問題

7. 冷凍サイクル
7.1 成績係数
7.2 蒸気圧縮式冷凍サイクル
7.3 冷媒
演習問題

8. 湿り空気
8.1 湿度
8.2 湿り空気線図
8.3 空気調和
演習問題

9. 燃焼の基礎
9.1 燃料と発熱量
 9.1.1 燃焼反応式
 9.1.2 高発熱量,低発熱量
 9.1.3 固体,液体燃料の発熱量
 9.1.4 気体燃料の発熱量
9.2 理論空気量
 9.2.1 固体,液体燃料の理論空気量
 9.2.2 気体燃料の理論空気量
9.3 空気比
9.4 燃焼ガス量
 9.4.1 固体,液体燃料の燃焼ガス量
 9.4.2 気体燃料の燃焼ガス量
演習問題

付録
付図1 蒸気h-s線図(モリエ線図)
付表1 飽和蒸気表(温度基準)
付表2 飽和蒸気表(圧力基準)
付表3-1 圧縮水および過熱蒸気表
付表3-2 圧縮水および過熱蒸気表(つづき)

参考文献
演習問題の解答
索引

佐野 正利(サノ マサトシ)

杉山 均(スギヤマ ヒトシ)

永橋 優純(ながはし ゆすみ)