電気接点のアーク放電現象
電気接点工学では,性能と接点現象の関係の機構の解明が課題である。影響の大きいアーク放電現象を中心に,この分野の研究をリードする著者らが得られた成果を集約した。現象の観測データを示し,性能との関係を体系化して述べた。
- 発行年月日
- 1995/02/28
- 判型
- A5
- ページ数
- 238ページ
- ISBN
- 978-4-339-00627-8
- 内容紹介
- 目次
電気接点工学では,性能と接点現象の関係の機構の解明が課題である。影響の大きいアーク放電現象を中心に,この分野の研究をリードする著者らが得られた成果を集約した。現象の観測データを示し,性能との関係を体系化して述べた。
第1章 電気接点工学の課題
1.1 電気接点性能
1.2 電気接点の分類
1.3 接点現象
1.4 電気接点性能を支配する要因
1.5 電気接点性能関連パラメータ群
1.6 電気接点工学の課題へのアプローチ
参考文献
第2章 電気接点のアーク放電現象の計測装置の開発
2.1 測定の課題
2.1.1 測定パラメータ
2.1.2 同時並列自動計測
2.2 測定条件の制御方法
2.2.1 負荷条件
2.2.2 機械的制御
2.2.3 環境条件
2.3 電気接点性能の測定方法
2.3.1 接触抵抗の測定
2.3.2 消耗・転移の測定および電極表面の分析
2.4 アーク放電現象の測定方法
2.4.1 電圧・電流波形
2.4.2 アーク発光
2.4.3 アーク継続時間
2.4.4 エネルギー
2.4.5 金属相からガス相への移行
参考文献
第3章 アーク放電現象
3.1 各種アーク放電の発生境界
3.1.1 各種アーク放電
3.1.2 シャワリングアーク
3.1.3 初期アークと定常アーク
3.1.4 金属相アークからガス相アークへの移行
3.2 アーク放電現象の機構
3.2.1 ブリッジ
3.2.2 シャワリングアーク
3.2.3 定常アーク放電
3.2.4 陰極近傍の物理
3.2.5 アーク放電からの発光
3.2.6 バウンス・発熱・音響
3.3 環境条件の影響
3.3.1 アーク放電と電極温度条件
3.3.2 アーク放電と周囲雰囲気
3.3.3 アーク放電と周囲磁界,周囲振動
3.4 接点放電と環境電磁工学
3.4.1 無線雑音
3.4.2 定常アークと誘導雑音
参考文献
第4章 アーク放電現象と電気接点性能の関係
4.1 アーク放電現象と消耗・転移現象
4.1.1 アーク放電を伴う電気接点の消耗・転移
4.1.2 アーク放電のタイプと消耗・転移
4.1.3 アーク放電と消耗量・転移量
4.2 アーク放電現象と接触抵抗
4.2.1 閉成時アーク放電と接触抵抗
4.2.2 無アーク放電と接触抵抗
4.2.3 間欠アークと接触抵抗
4.2.4 開離時アークと接触抵抗
4.3 開閉時アークとスチッキングとの関係
4.4 アーク放電と電気接点温度上昇
4.4.1 電極温度上昇の計算モデル
4.4.2 ホルダへの放熱の実験と電極温度上昇の計算
4.4.3 Ag-Pd合金接点のアーク継続時間と消耗・転移量
4.4.4 電極を加熱する実験
4.5 電気接点の性能向上
4.5.1 電気接点性能とアーク放電現象の関係モデル
4.5.2 高性能電気接点の設計に関する提案
参考文献
第5章 電気接点研究の将来課題
5.1 電気接点の役割
5.2 総合科学研究
5.3 計測技術の活用
5.4 研究体制
参考文献
索引
"
実験で学ぶディジタル回路,,"1 基本ゲート回路
1.1 ディジタルICの基礎知識
1.1.1 ディジタルICの種類
1.1.2 ディジタルICの使い方
1.2 ゲート回路
1.2.1 ロジックチェッカと入力スイッチ回路
1.2.2 NANDゲート回路
1.3 実験
1.3.1 ロジックチェッカと入力スイッチ回路
1.3.2 基本ゲート回路
1.3.3 スイッチング特性
2 ブール代数と組合せ論理回路
2.1 ブール代数
2.2 正論理と負論理
2.3 真理値表からの論理回路導出
2.4 ブール代数による論理式の簡略化
2.5 カルノー図の使用
2.6 多数入力のOR,AND,EX-ORの作り方
2.7 PLD
2.8 実験
2.8.1 多数決回路
2.8.2 NORによる基本ゲート回路
2.8.3 一致検出回路
2.8.4 証明問題
3 算術演算回路
3.1 ハーフアダーとフルアダー
3.2 キャリールックアヘッドアダー
3.3 補数を用いる2進数の減算
3.4 並列減算回路
3.5 4ビットALU回路
3.6 乗・除算回路
3.6.1 乗算回路
3.6.2 除算回路
3.7 実験
3.7.1 ハーフアダーとフルアダー
3.7.2 並列加算・減算回路
3.7.3 乗・除算回路
4 論理演算回路
4.1 デコーダ
4.1.1 BCD-デシマルデコーダ
4.1.2 3-8ラインデコーダ
4.1.3 BCD-7セグメントデコーダ/ドライバ
4.2 エンコーダ
4.2.1 2ビットエンコーダ
4.2.2 8-3ラインプライオリティエンコーダ
4.2.3 デシマル-バイナリプライオリティエンコーダ
4.3 マルチプレクサとデマルチプレクサ
4.3.1 マルチプレクサ
4.3.2 デマルチプレクサ
4.4 コンパレータ
4.5 実験
4.5.1 7セグメントLEDの使い方
4.5.2 エンコーダとデコーダ
5 クロックの発生
5.1 クロックパルスの発生(発振回路)
5.2 タイミングパルスの作り方
5.3 シュミットトリガICの使い方
5.4 実験
5.4.1 クロックの発生
5.4.2 タイミングパルスの発生
5.4.3 シュミットトリガICの入出力特性
6 フリップフロップとカウンタ
6.1 フリップフロップの種類
6.1.1 RS-FF
6.1.2 クロック同期形RS-FF
6.1.3 D-FF
6.1.4 JK-FF
6.1.5 セットアップタイムとホールドタイム
6.1.6 イニシエイトの仕方
6.2 カウンタ
6.2.1 リップルカウンタ
6.2.2 同期式カウンタ
6.3 実験
6.3.1 10進アップカウンタ
6.3.2 5進ダウンカウンタ
7 シフトレジスタカウンタのフィードバック
7.1 シフトレジスタ
7.2 リングカウンタ
7.3 ジョンソンカウンタ
7.3.1 ジョンソンカウンタの基本
7.3.2 奇数サイクル長ジョンソンカウンタ
7.4 リニアシフトレジスタジェネレータカウンタ
7.4.1 MLSカウンタ
7.4.2 non-MLSカウンタ
7.5 実験
7.5.1 リングカウンタ
7.5.2 ジョンソンカウンタ
7.5.3 non-MLSカウンタ
8 シフトレジスタとデータ伝送
8.1 シフトレジスタとシリアル-パラレル,パラレル-シリアル変換
8.2 シリアルデータの同期のとり方
8.3 シリアルデータ伝送
8.4 実験
8.4.1 シフトレジスタ
8.4.2 シリアルデータ伝送
9 マイクロプロセッサ
9.1 マイクロプロセッサとその周辺
9.2 MPU Z80の内部構造と信号
9.2.1 Z80の内部構造
9.2.2 Z80 MPUの信号
10 メモリ
10.1 マイクロプロセッサとメモリ
10.2 ROMとRAM
10.3 SRAMの使い方
10.3.1 SRAMの構成
10.3.2 SRAMの動作
10.3.3 マイクロプロセッサとの接続
10.4 実験
10.4.1 SRAM HM6268を使った書込みと読出し
11 システムインタフェース I(D-Aコンバータ)
11.1 D-Aコンバータの原理
11.1.1 バイナリ抵抗形D-Aコンバータ
11.1.2 R-2Rラダー抵抗形D-Aコンバータ
11.2 D-AコンバータICの種類と使い方
11.2.1 DAC80-CBI-VとMPUの接続
11.3 実験
11.3.1 R-2Rラダー抵抗形D-Aコンバータ
12 システムインタフェース II(A-Dコンバータ)
12.1 A-Dコンバータの原理
12.1.1 フラッシュ(並列)形A-Dコンバータ
12.1.2 逐次比較形A-Dコンバータ
12.2 MPU Z80と外部機器との接続
12.2.1 マイクロコンピュータによる外部機器の制御
12.2.2 汎用I/OインタフェースIC
12.2.3 A-DコンバータADC0801と8255Aの接続
12.3 実験
12.3.1 逐次比較形A-Dコンバータ
参考文献
索引