音響工学講座 8
超音波
超音波はさまざまな形で利用されており,科学技術の重要分野になっている。本書では,基礎(伝搬・反射・放射音場,圧電効果と超音波発生,超音波・振動測定)と応用(計測,電子デバイス,強力超音波)を体系的かつ平易に記述した。
- 発行年月日
- 2001/08/30
- 判型
- A5
- ページ数
- 218ページ
- ISBN
- 978-4-339-00357-4
- 内容紹介
- 目次
超音波はさまざまな形で利用されており,科学技術の重要分野になっている。本書では,基礎(伝搬・反射・放射音場,圧電効果と超音波発生,超音波・振動測定)と応用(計測,電子デバイス,強力超音波)を体系的かつ平易に記述した。
1 概要
1・1 超音波の歴史
1・2 超音波の諸性質
1・3 超音波の応用
2 超音波の伝搬
2・1 弾性体の性質
2・2 等方性物質の弾性定数
2・3 弾性波の波動方程式
2・4 弾性波の伝搬
2・4・1 等方性固体媒質中の音波・超音波
2・4・2 弾性波の反射,屈折
2・4・3 導波される弾性波
2・5 気体・液体中の音波
2・5・1 速度ポテンシャル
2・5・2 平面波
2・5・3 球面波
2・5・4 点音源の放射音場
2・5・5 円形平面振動板の放射音場
2・5・6 指向性
2・6 伝搬減衰
参考文献
3 超音波の発生と検出
3・1 超音波の発生と検出の基礎
3・2 圧電と圧電材料
3・2・1 圧電現象と電気ひずみ
3・2・2 圧電現象の基本式と諸定数
3・2・3 電気機械結合係数
3・2・4 圧電材料
3・2・5 圧電セラミックス
3・3 圧電振動子
3・3・1 動作基本式
3・3・2 長さ伸び振動子(横効果)
3・3・3 厚み伸び振動子(縦効果)
3・3・4 Masonの等価回路と応用
3・3・5 その他の圧電振動子
3・4 磁気歪振動子
3・4・1 磁歪
3・4・2 磁歪材料
3・4・3 各種磁歪振動子
参考文献
4 超音波に関する測定
4・1 トランスデューサの特性測定
4・1・1 電気機械的諸定数の測定
4・1・2 感度の測定
4・2 音場の測定
4・2・1 超音波用受波器
4・2・2 光学的測定
4・3 超音波出力の測定
4・3・1 電気的測定
4・3・2 力学的測定
4・3・3 熱量的測定
4・4 固体表面の振動測定
4・4・1 電気的測定
4・4・2 光学的測定
参考文献
5 超音波の計測的応用
5・1 非破壊検査への応用
5・1・1 超音波と非破壊検査
5・1・2 超音波探傷法の活用
5・1・3 超音波探傷装置
5・1・4 音弾性による応力測定
5・1・5 AEによる非破壊検査
5・2 超音波顕微鏡
5・2・1 機械走査形超音波顕微鏡の原理
5・2・2 超音波プロープ
5・2・3 画像のコントラスト
5・2・4 適用例
5・3 医用診断
5・3・1 生体の形状情報
5・3・2 生体の運動情報
5・3・3 生体組織の質情報
5・4 海洋計測
5・4・1 海中音波の特徴
5・4・2 音響機器の種類
5・4・3 海水の音響特性
5・4・4 音波伝搬理論
5・4・5 海洋構造と音波伝搬
5・4・6 観測方式
5・4・7 海洋音響トモグラフィ
参考文献
6 超音波の電子デバイスへの応用
6・1 フィルタへの応用
6・1・1 水晶フィルタ
6・1・2 メカニカルフィルタ
6・1・3 電圧セラミック振動子を用いたフィルタ
6・1・4 エネルギー閉込め振動子,多重モード振動子
6・1・5 表面波フィルタ
6・2 発振器への応用
6・2・1 水晶発振器
6・2・2 弾性表面波発振器
6・2・3 フィルタ,発振器の発展
6・3 圧電振動ジャイロ
6・4 圧電トランス
参考文献
7 強力超音波の応用
7・1 超音波の応用
7・2 超音波の特徴的現象とおもな作用
7・3 超音波洗浄
7・3・1 洗浄作用のメカニズム
7・3・2 超音波洗浄の特徴
7・3・3 洗浄効果に与える周波数の影響
7・4 超音波溶接
7・4・1 超音波金属溶接
7・4・2 超音波プラスティック溶接
7・5 超音波加工
7・5・1 塑性加工
7・5・2 機械および砥粒加工
7・6 超音波モータ
7・6・1 超音波モータの動作原理と駆動方式
7・6・2 超音波モータの特徴と実用例
7・7 動力的医用超音波応用
7・7・1 超音波破砕吸引装置
7・7・2 衝撃波結石破砕
参考文献
索引