発変電工学

新編電気工学講座 37

発変電工学

電力エネルギーの生産を主とする発電部門と,発生した電力の運用の中心となる変電部門について,その理論,施設,わが国の現状をわかりやすく解説した。

ジャンル
発行年月日
1985/03/10
判型
A5 上製
ページ数
278ページ
ISBN
978-4-339-00219-5
発変電工学
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定価

3,300(本体3,000円+税)

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電力エネルギーの生産を主とする発電部門と,発生した電力の運用の中心となる変電部門について,その理論,施設,わが国の現状をわかりやすく解説した。

1. 総論
1.1 エネルギー概説
  1.1.1 エネルギーについて
  1.1.2 エネルギー源の種類
1.2 電力エネルギー
  1.2.1 エネルギー変換の形態
  1.2.2 エネルギー利用の状況
1.3 各種エネルギー源
  1.3.1 水力
  1.3.2 石油
  1.3.3 石炭
  1.3.4 天然ガス
  1.3.5 原子力
  1.3.6 その他のエネルギー源
演習問題
2. 水力発電
2.1 水力発電の概要
  2.1.1 発電所出力
  2.1.2 発電所の種類
  2.1.3 わが国の現状
  2.1.4 設備の概要
2.2 水力学
  2.2.1 水の基本特性
  2.2.2 静水力学
  2.2.3 動水力学
2.3 流量と落差
  2.3.1 降水量
  2.3.2 流量
  2.3.3 流量の測定
  2.3.4 落差
2.4 水力設備
  2.4.1 ダム
  2.4.2 ゲート
  2.4.3 ダム附属設備
  2.4.4 水路
  2.4.5 水槽
  2.4.6 水圧管路
2.5 水車
  2.5.1 水車の種類と形式
  2.5.2 ペルトン水車
  2.5.3 フランシス水車
  2.5.4 斜流水車
  2.5.5 プロペラ水車
  2.5.6 クロスフロー水車
  2.5.7 ポンプ水車
  2.5.8 水車の特性
  2.5.9 水車の附属設備
  2.5.10 速度調整
  2.5.11 過渡現象
  2.5.12 水車の選定
演習問題
3. 火力発電
3.1 火力発電の概要
  3.1.1 火力発電所の概要
  3.1.2 火力発電の分類
  3.1.3 設備の概要
3.2 熱力学
  3.2.1 諸単位について
  3.2.2 熱力学の法則
  3.2.3 エントロピー
  3.2.4 気体の状態変化
  3.2.5 熱サイクル
3.3 燃料と燃焼
  3.3.1 燃料
  3.3.2 燃焼
3.4 ボイラ
  3.4.1 ボイラの種類
  3.4.2 燃焼装置
  3.4.3 過熱器,再熱器
  3.4.4 節炭器
  3.4.5 空気予熱器
  3.4.6 通風と通風装置
  3.4.7 給水と給水装置
3.5 蒸気タービン
  3.5.1 蒸気タービンの分類
  3.5.2 蒸気タービンの構造
  3.5.3 蒸気タービンの損失,効率
  3.5.4 蒸気タービンの実例
  3.5.5 蒸気タービンの制御装置
3.6 復水装置
  3.6.1 復水器の構造
  3.6.2 復水器の圧力と冷却水量
  3.6.3 復水装置の附属設備
3.7 特殊汽力発電
  3.7.1 熱併給発電
  3.7.2 廃熱利用発電
3.8 ディーゼル発電
  3.8.1 ディーゼル機関
  3.8.2 ディーゼル発電所の構成
  3.8.3 ディーゼル発電所の特徴
3.9 ガスタービン発電
  3.9.1 ガスタービン
  3.9.2 ガスタービンサイクル
  3.9.3 ガスタービン発電所の特徴
3.10 複合サイクル発電
  3.10.1 複合サイクル発電の概要
  3.10.2 複合サイクル発電方式の種類
  3.10.3 排熱回収式複合サイクル発電の構成
  3.10.4 複合サイクル発電の今後の発展
演習問題
4. 原子力発電
4.1 原子力発電の概要
  4.1.1 原子力発電の原理
  4.1.2 原子炉の概要
  4.1.3 原子力発電所の種類
  4.1.4 原子力発電の特徴
  4.1.5 原子力発電の歩みと現状
4.2 原子核と原子核反応
  4.2.1 原子核の構造
  4.2.2 同位元素と放射性崩壊
  4.2.3 結合エネルギー
  4.2.4 原子核反応の特徴
  4.2.5 中性子の核反応
  4.2.6 断面積
  4.2.7 核分裂反応
4.3 原子炉の原理
  4.3.1 連鎖反応と臨界
  4.3.2 中性子の減速
  4.3.3 中性子の拡散
  4.3.4 原子炉の運転と制御
4.4 原子炉の種類と構成材料
  4.4.1 原子炉の種類
  4.4.2 原子炉の構成材料
4.5 原子力発電所
  4.5.1 加圧水形原子力発電所
  4.5.2 沸騰水形原子力発電所
  4.5.3 ガス冷却形原子力発電所
  4.5.4 重水減速形原子力発電所
  4.5.5 高速増殖形原子力発電所
  4.5.6 原子力発電所の出力制御
  4.5.7 原子力発電所の安全対策
4.6 核燃料サイクル
  4.6.1 核燃料サイクルの概要
  4.6.2 ウラン製錬・転換
  4.6.3 ウラン濃縮・加工
  4.6.4 使用済燃料の再処理
  4.6.5 放射性廃棄物の処理・処分
4.7 核融合
  4.7.1 核融合反応
  4.7.2 核融合炉の実現条件
  4.7.3 プラズマ閉じ込めの種類
  4.7.4 核融合研究開発の現状
  4.7.5 核融合発電
演習問題
5. その他の発電
5.1 太陽光発電
  5.1.1 太陽光発電の概要
  5.1.2 太陽光発電の特徴
  5.1.3 太陽光発電システム
  5.1.4 太陽光発電の現状
5.2 太陽熱発電
  5.2.1 太陽熱発電の概要
  5.2.2 太陽熱発電の方式
  5.2.3 太陽熱発電の現状
5.3 風力発電
  5.3.1 風力発電の概要
  5.3.2 風車の種類
  5.3.3 風力発電の現状
5.4 潮力発電
  5.4.1 潮力発電の概要
  5.4.2 潮力発電の特徴
  5.4.3 潮力発電の現状
5.5 波力発電
  5.5.1 波力発電の概要
  5.5.2 波力発電の種類
  5.5.3 波力発電の特徴
  5.5.4 波力発電の現状
5.6 海洋温度差発電
  5.6.1 海洋温度差発電の概要
  5.6.2 海洋温度差発電の種類
  5.6.3 海洋温度差発電の特徴
  5.6.4 海洋温度差発電の現状
5.7 地熱発電
  5.7.1 地熱発電の概要
  5.7.2 地熱発電の方式
  5.7.3 地熱発電の現状
  5.7.4 新しい発電方式
  5.7.5 地熱発電の経済性
5.8 MHD発電
  5.8.1 MHD発電の概要
  5.8.2 動作理論
  5.8.3 MHD発電機の分類
  5.8.4 MHD発電の現状
5.9 熱電子発電
  5.9.1 熱電子発電の概要
  5.9.2 熱電子発電機の特徴と現状
5.10 熱電発電
  5.10.1 熱電発電の概要
  5.10.2 熱電素子の種類
  5.10.3 熱電発電器の特徴と現状
5.11 燃料電池
  5.11.1 燃料電池の概要
  5.11.2 燃料電池の効率と起電力
  5.11.3 燃料電池発電の特徴と現状
演習問題
6. 発変電設備
6.1 電力系統
  6.1.1 電力系統の概要
  6.1.2 変電所
6.2 発電機
  6.2.1 水車発電機
  6.2.2 タービン発電機
  6.2.3 発電機に関する主要事項
6.3 主変圧器
  6.3.1 主変圧器本体
  6.3.2 負荷時タップ切換装置
  6.3.3 附属装置
  6.3.4 中性点接地
  6.3.5 冷却方式
  6.3.6 騒音対策
6.4 開閉機器
  6.4.1 しゃ断器
  6.4.2 断路器
  6.4.3 負荷開閉器
  6.4.4 電力ヒューズ
  6.4.5 ガス絶縁開閉装置
6.5 母線
  6.5.1 結線方式
  6.5.2 母線の種類
  6.5.3 支持用具
6.6 避雷器
  6.6.1 避雷器の概要
  6.6.2 酸化亜鉛形避雷器
6.7 調相設備
  6.7.1 調相設備の概要
  6.7.2 調相設備
6.8 計器用変成器
  6.8.1 計器用変成器の概要
  6.8.2 計器用変成器
6.9 監視制御装置
  6.9.1 監視制御の概要
  6.9.2 配電盤
  6.9.3 取付器具
  6.9.4 保護継電器
演習問題
演習問題解答
参考文献
索引

山本 孟(ヤマモト ハジメ)

鈴木 正義(スズキ マサヨシ)

高橋 参吉

高橋 参吉(タカハシ サンキチ)

高校情報科の設置当初から検定教科書の作成に係るとともに、大学では初等・中等教育における情報教育、情報倫理教育、プログラミング教育の研究に携わってきました。2019年10月から、NPO法人学習開発研究所の理事(代表)をしています。主に、プログラミング、情報倫理、教育の情報化に関する教育・研究及び教員研修を行っています。