2023
01/18

ロボット工学 関連書籍 特集ページ(2023年1月更新)

大型本『ロボット工学ハンドブック(第3版)』の発行(2023年2月15日予定)に合わせて更新しました。
🖋 レビュー を頂戴したもの,比較的新しいものをピックアップしております。

弊社に直接お寄せいただいたレビュー全文は書籍ページに掲載しております。

amazonカスタマーレビュー全文確認用にリンクをご用意しております。
※ amazonカスタマーレビューの件数,評価は2023年1月に確認したものです。




2023年2月発行!!
第2版(2005年発行)を大きく刷新して全面改訂!!

ロボット工学ハンドブック(第3版)

日本ロボット学会 編


内容紹介
時代の経過とともに改訂のご要望をいただいておりました「新版ロボット工学ハンドブック」(2005年6月発行)を大きく刷新して全面改訂。今回の改訂は,ロボットを体系化しようとする出発点と位置づけ,ロボットに関するあらゆる事項を網羅し,ロボットから派生する学問,技術,社会,文化の全貌を理解するための一助となることを目指しています。


LiDARを用いた高度自己位置推定システム

- 移動ロボットのための自己位置推定の高性能化とその実装例 -

赤井直紀(名大) 著


🖋レビューより
要所要所で、言及している技術において何が実現可能であるのか、何が課題であるのかということが端的に解説されているので、理解が深まりやすい。

C++実装例の掲載は、理解を深めるためにやはり大いに役立つ。単なるツールの使用方法の説明ではなく、原理を理解するための実装例なので、これをベースに自分のアイデアを作ってみることもできるだろう。

後半の章では単に自己位置推定法を解説するだけではなく、自己位置推定がどのように失敗し誤検出をしてしまうかまで詳細に説明することで、問題点や課題点への理解がしやすい導入になっている。

🔗 amazonカスタマーレビュー全文(4件,☆星4.3 評価8件)


モデリングと制御

ロボティクスシリーズ 7

平井慎一(立命館大)・坪内孝司(筑波大)・秋下貞夫(立命館大) 共著


🖋レビューより
制御工学のテキストでは省略されることが多い「なぜこのようにモデリングしたか」「なぜこの制約が課されるか」といった部分が重点的に解説されています。

章末問題と解答が豊富なので,解いていくことで問題設定やシミュレーションの実力を付けることが出来ます。

まえがき一部
本書の執筆にあたっては線形系の話を抑え,非線形の微分方程式を時間領域で扱う手法や例を多く採用した。


メカトロニクス計測の基礎(改訂版)- 新SI対応 -

ロボティクスシリーズ 3

石井 明(立命館大)・木股雅章(立命館大)・金子 透(静岡大) 共著


まえがきより抜粋

本書による学習の狙いをつぎの点においた。
まず,測定の基本的な実施方法と測定結果の表現方法については,測定のトレーサビリティを軸に,国際標準から測定現場にいたるトレーサビリティの連鎖,国際的なトレーサビリティの進展を支えるため近年導入が広がってきた測定値の不確かさの表現,そして,その基礎となる誤差分布の統計解析についての理解を得ることを狙いとする。

また,実験学習,卒業研究の場など身近な測定機会で要求される基礎知識として,測定条件,特に測定の要求精度の設定,測定値の有効数字の表示,さらに測定値列が示す現象のグラフなどによる可視的表現について習得することを狙いとする。

測定信号の検出と変換については,各種物理現象の応用とセンサ技術の適用による代表的な物理量の検出変換方法について述べ,電気量,力学量,温度などの基本的な測定量の具体的な測定方法について基礎知識を得ることを狙いとする。


身体運動とロボティクス

ロボティクスシリーズ 18

川村貞夫 (立命館大) 編著
小澤隆太(明大)・塩澤成弘(立命館大)・吉岡伸輔(東大)・伊坂忠夫(立命館大)・平井宏明(阪大)・宮崎文夫(阪大) 共著


まえがきより

身体運動科学とロボティクスの学問分野はいまだ発展段階であるので,体系的・網羅的なテキストとすることは困難と思われる。さらに,未解明な身体運動の部分に関して,教科書として既成概念のみを固定化させてしまうことに筆者らは慎重でありたいと願う。そこで,本書では,以下の内容とした。
(1) ロボットと身体で関連する運動の計測と解析法についての説明
(2) スポーツ科学・運動科学からのアプローチによる運動の巧みさ研究紹介
(3) ロボティクスからのアプローチによる運動の巧みさ研究紹介


ロボットと解析力学

ロボティクスシリーズ 10

有本 卓(阪大)・田原健二(九大) 共著


🔗 amazonカスタマーレビュー全文(1件,☆星5 評価4件)

まえがき一部
1章から8章まで,多自由度力学系を意識して,解析力学の基礎を簡潔に著した。9章ではリーマン幾何学の観点を解析力学に導入した。オイラーの方程式の解(測地線)とラグランジュの方程式の解軌道を比較する方法論を新たに展開した。そのために,ポアッソン括弧式がラグランジュ安定に果たす役割を調べ,時定数に基づくロボット設計法を導いた。


受動歩行ロボットのすすめ

- 重力だけで2足歩行するロボットのつくりかた -

衣笠哲也(岡山理科大)・大須賀公一(阪大)・土師貴史(松江高専) 共著


🖋レビューより
モデリングの基礎から実際の設計、実装まで一連の流れを追いつつ、学術的な啓発も兼ねていて、とても実用的だと思いました。

🔗 amazonカスタマーレビュー全文(1件,☆星4.7 評価5件)


著者からのメッセージより
ロボット自体は,安価で小学生でもつくることができるものであるが,高専生や大学生なら力学に基づいたロボットの設計法を学ぶことができる内容となっている.
PartⅠでは,受動歩行の研究に軸足を置きながら2足歩行ロボットの研究についてかみ砕いて紹介するとともに,実際に受動歩行ロボットを作ることができるように「つくりかた」について具体的に書かせてもらった.
PartⅡでは,歩行機の設計方法について力学の知識に沿って書いている.具体的に歩行機の設計は振り子としての固有振動数に基づいており,振り子の重心位置,慣性モーメント,運動方程式,安定性など1自由度の力学システムの解析手法を学ぶことができる.さらに,より専門的な解析へつなげるために,歩行軌道の安定性を議論するリムレスホイールの運動解析にも触れている.



人体の力学

- 基礎から学ぶバイオメカニクス -

松井剛一(筑波大)編著
照井直人(東京保健医療専門職大)・岡本 覚(島根大)・横山 隆(岡山理科大)・田邊裕治(新潟大)・坂本 信(新潟大)・千葉美麗(東北大)・小林公一(新潟大) 共著


内容紹介より抜粋

【内容について】
人体機能を正確に理解する手段として,ユニークで広範な内容を網羅している。
① まず,解剖生理学の初歩を学び,続いて,応用力学(一般力学、運動・機構学,固体力学,振動力学,流体力学,熱力学)の基礎を習得する。
② それをもとに,バイオメカニクスの基礎となる運動器系の力学,歯の力学,循環器系の力学,人体の熱力学,人体の歩行運動と制御,ヒトの生体物性(外界環境の影響),さらに,実験計測の際に広く役立つ考え方と信頼性のある測定データの扱い方に関する計測技術について学習できるよう,平易に解説している。
③ 本書の習得によって,応用力学の原理を人体の力学的諸問題に適用し,問題解決へのアプローチを学び,次の段階への基礎を修得できる。


英語で学ぶロボット工学

- 運動学,動力学と制御 -

金宮好和(東京都市大・開志専門職大学) 著


🔗 amazonカスタマーレビュー全文(1件,☆星3.5 評価2件)

内容紹介より
一部を除き全編英語表記で日本語訳は付属していません。
本書は日本人学生をおもな対象とした,英語で学ぶロボット工学入門書である。基礎理論と制御についてまとめており,各章には演習問題を設けた。また,本文中の初出の技術用語には日本語訳を付記し,巻末にも用語索引を用意した。


アクチュエータの駆動と制御(増補)

メカトロニクス教科書シリーズ 3

武藤高義(岐阜大) 著


🔗 amazonカスタマーレビュー全文(2件,☆星3.6 評価7件)

内容紹介より
増補に際し,電動式,油圧式,空気圧式の各アクチュエータに加え,初版時には開発中だったニューアクチュエータを対象として,作動原理,動特性,サーボシステム構築法,基本的な制御法,コンピュータによる制御法を平易に解説した。


ロボット制御基礎論

コンピュータ制御機械システムシリーズ 10

吉川恒夫(京大) 著


🖋レビューより
「ロボット工学の教科書として最も分かりやすい」,「素晴らしい本に出会えて、すごく読み込んでいる」
との感想があり好評です。

🔗 amazonカスタマーレビュー全文(6件,☆星4.4 評価16件)

内容紹介より
ロボットの計算機制御について,高度な力学・代数学などの知識がなくても理解できるように,例題を多くし,新しい研究成果も採り入れて平易に解説した。


ロボット・マニピュレータ

- 数学的基礎,プログラミング,および制御(ROBOT MANIPULATORS) -

R.P. ポール 著・吉川恒夫(京大) 訳


🖋レビューより
「本書がロボット工学の初学者にとって必須の項目を網羅しており、優れた書籍です。」とのご感想をいただきました。

内容紹介より
ロボット・マニピュレータ(手)の計算機制御に関し,体系的・学問的な記述をした世界で最初の書物である。