応用酵素学概論

バイオテクノロジー教科書シリーズ 16

応用酵素学概論

利用技術が確立されている産業用酵素について,酵素のスクリーニングや精製などの総論,主要な酵素反応,具体的な応用例に分けて概説した教科書。大学1~2年生程度の生化学や微生物学の知識があれば理解できるように配慮した。

ジャンル
発行年月日
2009/05/22
判型
A5 上製
ページ数
192ページ
ISBN
978-4-339-06716-3
応用酵素学概論
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定価

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利用技術が確立されている産業用酵素について,酵素のスクリーニングや精製などの総論,主要な酵素反応,具体的な応用例に分けて概説した教科書。大学1~2年生程度の生化学や微生物学の知識があれば理解できるように配慮した。

1 総論
1.1 酵素資源
1.2 酵素の生産
1.2.1 菌株の改良
1.2.2 培地および培養条件
1.2.3 培養法
1.3 抽出と精製
1.3.1 抽出法
1.3.2 濃縮および脱塩
1.3.3 精製法
1.4 酵素のリサイクルと回収
1.4.1 固定化
1.4.2 二相系
1.4.3 濾過
1.5 酵素タンパク質の分子工学
1.5.1 理論的分子設計
1.5.2 定方向進化
1.5.3 大量迅速処理スクリーニング技術
引用・参考文献

2 酵素各論
2.1 酸化還元酵素
2.1.1 CH-OHを供与体とする酸化還元酵素(EC1.1群)
2.1.2 アルデヒドを供与体とする酸化還元酵素(EC1.2群)
2.1.3 CH-NH2を供与体とする酸化還元酵素(EC1.4群)
2.1.4 窒素化合物を供与体とする酸化還元酵素(EC1.7群)
2.1.5 ペルオキシダーゼ(peroxidase)(EC1.11.1群)
2.1.6 オキシゲナーゼ(oxygenase)
2.2 転移酵素
2.2.1 メチルトランスフェラーゼ(methyltransferase,EC2.1.1群)
2.2.2 (アミノアシルトランスフェラーゼ(aminoacyltransferase,EC2.3.2群)
2.2.3 グリコシルトランスフェラーゼ(glycosyltransferase,EC2.4群)
2.2.4 トランスアミナーゼ(transaminase,EC2.6.1群)
2.2.5 ホスホトランスフェラーゼ(phosphotransferase,EC2.7.1群)
2.2.6 ヌクレオチジルトランスフェラーゼ(nucleotidyltransferase,EC2.7.7群)
2.3 加水分解酵素
2.3.1 糖質分解酵素(glycosylase)(EC3.2群)
2.3.2 プロテアーゼ(protease)(EC3.4群)
2.3.3 脂質分解酵素(EC3.1群)
2.3.4 ヌクレアーゼ(nuclease)(EC3.1群)
2.3.5 ペプチド結合以外のC-N結合を加水分解する酵素(EC3.5群)
2.3.6 その他の加水分解酵素
2.4 リアーゼ
2.4.1 C-Cリアーゼ(EC4.1群)
2.4.2 C-Oリアーゼ(EC4.2群)
2.4.3 C-Nリアーゼ(EC4.3群)
2.4.4 C-Sリアーゼ(EC4.4群)
2.5 異性化酵素
2.6 リガーゼ
2.7 補酵素
引用・参考文献

3 酵素の応用
3.1 食品加工での利用
3.1.1 デンプン加工
3.1.2 デンプン以外の糖の加工
3.1.3 タンパク質加工
3.1.4 果実,野菜,穀類などの加工
3.1.5 アルコール飲料製造への利用
3.1.6 製パン・製菓への利用
3.1.7 乳製品の加工
3.1.8 卵の加工
3.1.9 茶の加工
3.1.10 油脂の加工
3.2 食品関連工業での利用
3.2.1 アミノ酸の製造
3.2.2 呈味性ヌクレオチドの製造
3.2.3 その他
3.3 化学工業での利用
3.3.1 洗剤用酵素
3.3.2 繊維加工用酵素
3.3.3 紙・パルプ関連酵素
3.3.4 飼料用酵素
3.3.5 有機合成への応用
3.4 分析・計測への利用
3.4.1 目的物質の定量分析
3.4.2 酵素活性の定量
3.4.3 センサー
3.4.4 酵素免疫検定法
3.5 医薬・化粧品としての利用
3.5.1 治療用酵素
3.5.2 化粧品への応用
3.6 研究試薬
3.6.1 遺伝子解析
3.6.2 タンパク質の解析
3.6.3 その他
3.7 環境保全への利用
3.7.1 有害物質の分解除去
3.7.2 未利用バイオマスの活用

引用・参考文献
付録 EC番号別酵素
索引

喜多 恵子(キタ ケイコ)