マシンビジョン

ロボティクスシリーズ 15

マシンビジョン

マシンビジョンとは,知能機械システムが外界の状況変化に適応した知的な動作制御をしたり,対象の認識・計測を行うための視覚情報処理技術である。本書は大学の1セメスタで扱える範囲の基本的で実用に即した技術を中心にまとめた。

ジャンル
発行年月日
2008/07/04
判型
A5
ページ数
160ページ
ISBN
978-4-339-04526-0
マシンビジョン
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定価

2,200(本体2,000円+税)

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マシンビジョンとは,知能機械システムが外界の状況変化に適応した知的な動作制御をしたり,対象の認識・計測を行うための視覚情報処理技術である。本書は大学の1セメスタで扱える範囲の基本的で実用に即した技術を中心にまとめた。

1. マシンビジョンとその構成
1.1 マシンビジョンとはなにか
1.2 マシンビジョンに要求されるもの
1.3 マシンビジョンの構成
 1.3.1 画像形成
 1.3.2 画像解析
 1.3.3 マシンビジョンと機構系
章末問題

2. 照明・光学系の基礎
2.1 光の属性
 2.1.1 明るさと放射量
 2.1.2 スペクトルと表色
 2.1.3 偏光と反射,屈折現象
 2.1.4 複屈折
 2.1.5 回折
 2.1.6 散乱と光の拡散
2.2 照明系
 2.2.1 光源
 2.2.2 各種照明形態と特性
2.3 撮像光学系
 2.3.1 カメラのイメージサイズ
 2.3.2 レンズの公式
 2.3.3 開口絞り
 2.3.4 レンズの明るさ
 2.3.5 レンズの解像力
 2.3.6 被写界深度
 2.3.7 レンズの収差
章末問題

3. 画像のディジタル表現と変換
3.1 画像の離散的表現と標本化定理
 3.1.1 フーリエ級数とフーリエ変換
 3.1.2 標本化定理
 3.1.3 画像の2次元ディジタル表現
3.2 離散的フーリエ変換
章末問題

4. 画像の補正と強調
4.1 画像の点演算処理
 4.1.1 濃度の線形変換
 4.1.2 濃度入出力変換関数による変換
 4.1.3 ヒストグラムの均等化
 4.1.4 シェーディング補正
4.2 画像の近傍処理
 4.2.1 画像の平滑化
 4.2.2 画像の鮮鋭化
 4.2.3 エッジの検出
章末問題

5. 画像特徴の抽出
5.1 画像の2値化処理
 5.1.1 固定しきい値法
 5.1.2 モード法
 5.1.3 判別分析法
 5.1.4 微分ヒストグラム法
 5.1.5 P-タイル法
 5.1.6 局所2値化法
5.2 2値画像の解析
 5.2.1 画素の連結性
 5.2.2 ラベリング
 5.2.3 距離変換と骨格化
 5.2.4 細線化
 5.2.5 モルフォロジー処理
 5.2.6 膨張と収縮
5.3 2値図形の形状特徴
章末問題

6. 形状の計測と認識
6.1 パターンマッチングによる認識処理
 6.1.1 窓枠内画素計測法
 6.1.2 テンプレートマッチング
 6.1.3 テンプレートマッチングの高信頼度化
 6.1.4 テンプレートマッチングの応用
 6.1.5 特徴パラメータ法
 6.1.6 決定木法
6.2 投票型認識処理
 6.2.1 Hough変換による直線検出
 6.2.2 Hough変換と拡張手法
 6.2.3 一般化Hough変換と効率化手法
章末問題

7. 3次元ビジョンシステム
7.1 透視投影系と平行投影系
7.2 同次座標表現
 7.2.1 カメラ座標系から画像座標系への投影変換
 7.2.2 世界座標系からカメラ座標系への変換
 7.2.3 カメラの内部パラメータと外部パラメータ
7.3 カメラキャリブレーション
7.4 キャリブレーションの実施例
7.5 ステレオ法による3次元座標計測
 7.5.1 ステレオ法(両眼立体視法) の原理
 7.5.2 パターン投影法
章末問題

引用・参考文献
章末問題解答
索引

石井 明(イシイ アキラ)

斉藤 文彦(サイトウ フミヒコ)