基礎 福祉工学

ロボティクスシリーズ 12

基礎 福祉工学

  • 手嶋 教之 立命館大教授 博士(工学)
  • 米本 清 岩手県立大名誉教授 博士(医学)
  • 相川 孝訓 国立障害者リハビリテーションセンター
  • 相良 二朗 神戸芸術工科大教授 博士(芸術工学)
  • 糟谷 佐紀 神戸学院大教授 博士(工学)

本書では福祉機器について,なぜそれが使われているのか,どこが優れているのかを解説。工学だけでなく社会福祉や看護を学ぶ方にもわかりやすく記述。福祉機器の評価・選定のガイドブックあるいは機器開発の指針としても活用できる。

ジャンル
発行年月日
2009/02/20
判型
A5
ページ数
176ページ
ISBN
978-4-339-04523-9
基礎 福祉工学
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定価

2,530(本体2,300円+税)

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本書では福祉機器について,なぜそれが使われているのか,どこが優れているのかを解説。工学だけでなく社会福祉や看護を学ぶ方にもわかりやすく記述。福祉機器の評価・選定のガイドブックあるいは機器開発の指針としても活用できる。

1. 福祉と福祉機器
1.1 福祉とその理念
1.1.1 福祉の対象
1.1.2 福祉理念とICF
1.1.3 QOLと自立
1.2 高齢者と身体障害者の現状
1.2.1 高齢者の現状
1.2.2 障害者の現状
1.2.3 障害者と高齢者の差異
1.3 福祉工学
1.4 福祉機器
1.4.1 福祉機器と規格
1.4.2 海外と国内の福祉機器
1.4.3 福祉機器の選択と製品情報
1.4.4 オーダーメイドとレディメイド
1.4.5 ニーズの把握
1.4.6 福祉機器のための補助制度
章末問題

2. 視覚障害者用機器
2.1 視覚とその障害
2.2 残存視覚機能活用を支援する機器
2.3 視覚以外の感覚情報に変換する機器
2.4 視覚障害者の移動支援機器
2.5 Webページ作成における配慮
章末問題

3. 聴覚言語障害者用機器
3.1 聴覚とその障害
3.2 残存聴力活用を支援する機器
3.2.1 補聴器
3.2.2 電波や赤外線を利用して音声を明瞭に伝える補聴器
3.2.3 人工内耳
3.2.4 磁気ループシステム
3.2.5 音声を加工する
3.2.6 超音波補聴システム
3.3 聴覚以外の感覚情報に変換する機器
3.3.1 視覚による情報提示
3.3.2 文字多重放送
3.3.3 パソコン要約筆記
3.3.4 手話サービス
3.3.5 振動による情報提示
3.4 発声の仕組みと音声の障害
3.5 発声を代行する機器
3.5.1 人工喉頭
3.5.2 発話代行機器
章末問題

4. 移動機器
4.1 歩行器
4.2 歩行補助杖
4.3 車いす
4.3.1 車いすの種類
4.3.2 手動車いす
4.3.3 電動車いすと電動スクーター
4.3.4 介助用車いす
4.3.5 車いす用クッション
4.4 移乗機器
4.4.1 移乗機器とは
4.4.2 リフト
4.4.3 そのほかの移乗機器
4.4.4 移乗機器の問題点
4.5 福祉車両
章末問題

5. コミュニケーション機器
5.1 AAC
5.1.1 AAC
5.1.2 意思伝達装置
5.1.3 絵文字を用いた意思伝達
5.2 コンピュータ入力装置
5.2.1 アクセシビリティ指針
5.2.2 通常のキーボードによる入力
5.2.3 代替キーボードとキーボードエミュレータ
5.2.4 スイッチ
5.2.5 頭と眼の動きによる入力
5.2.6 音声認識
5.2.7 脳波による入力
5.3 環境制御装置
章末問題

6. 基本生活支援機器
6.1 ベッド
6.2 いすと座位保持用具
6.3 排泄用具
6.3.1 排泄障害に対処する用具
6.3.2 トイレへの移動や使用の問題に対処する用具
6.4 入浴用具
6.5 操作用具
6.5.1 食事用具
6.5.2 炊事用具
6.5.3 更衣・整容用具
6.5.4 リーチャーとそのほかの自助具
6.5.5 ページめくり機
6.5.6 ロボット
章末問題

7. 義肢装具
7.1 総論
7.1.1 義肢装具とは
7.1.2 制度と処方
7.1.3 規格化・標準化
7.2 義肢
7.2.1 義肢とは
7.2.2 義手
7.2.3 義足
7.3 装具
7.3.1 装具とは
7.3.2 上肢装具
7.3.3 下肢装具
7.3.4 体幹装具
章末問題

8. 建築・交通
8.1 バリアフリーの歴史
8.1.1 バリアフリーの始まり
8.1.2 バリアフリーの進展
8.2 関連法規
8.2.1 バリアフリー新法
8.2.2 高齢者居住法
8.2.3 介護保険法
8.2.4 品確法
8.3 海外の状況
8.3.1 北欧
8.3.2 アジア
8.3.3 アメリカ合衆国
8.4 公共・公益施設
8.4.1 設計の段階から利用者の参加を
8.4.2 アプローチの整備
8.4.3 廊下,階段,エレベータの整備
8.4.4 トイレの整備
8.4.5 駐車場の整備
8.5 公共交通機関
8.5.1 利用者の視点を計画に反映
8.5.2 電車,バス,LRTの整備
8.5.3 駅舎の整備
8.5.4 旅客機,船舶の整備
8.6 道路・サイン
8.6.1 道路
8.6.2 サイン
章末問題

9. ユニバーサルデザイン
9.1 ユニバーサルデザインとは
9.1.1 多様性の理解
9.1.2 ユニバーサルデザインの7原則
9.2 ADAとユニバーサルデザイン
9.2.1 ADA成立
9.2.2 差別禁止のスマートな実現
9.3 製品のユニバーサルデザイン
9.3.1 製造業界の取組み
9.3.2 ユニバーサルな製品づくりの課題
9.3.3 特殊解を一般解へ
9.4 情報のユニバーサルデザイン
9.4.1 情報アクセスの重要性
9.4.2 アクセシビリティの問題
9.4.3 Webアクセシビリティの検査とわかりやすいインタフェース
9.5 ユニバーサルな社会づくり
9.5.1 地方自治体の取組み
9.5.2 モノからサービスへ
章末問題

引用・参考文献
索引

米本 清(ヨネモト キヨシ)