音声・言語処理

電子情報通信レクチャーシリーズ C-8

音声・言語処理

音声応用の基盤技術である音声合成,音声認識の基本技術を習得することを目的とし,それらを理解できるよう丁寧に記述した

ジャンル
発行年月日
2015/05/18
判型
B5
ページ数
140ページ
ISBN
978-4-339-01842-4
音声・言語処理
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定価

2,640(本体2,400円+税)

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本書では,音声応用の基盤技術である音声合成,音声認識の基本技術を習得することを目的とし,それらを理解するために必要な音声生成,音声分析,そして非常に関連の深い自然言語処理の概略についても丁寧かつ平易に記述した。

1. 序論

2. 音声と情報伝達
2.1 文字言語と音声言語
 談話室 フィラー
2.2 音声の特徴
2.3 音声によるコミュニケーション
 談話室 音声対話システム
本章のまとめ
理解度の確認

3. 音声生成とモデル
3.1 発音器官と音声の生成
3.2 音(オン)と音素
3.3 音声の生成過程と周波数特性
3.4 音源
 談話室 基本周波数とピッチ(周波数)
3.5 声道伝達特性
 3.5.1 波動方程式と一般解
 3.5.2 均一音響管
 3.5.3 不均一音響管
 3.5.4 子音の伝達特性と反共振
 3.5.5 電気回路との対応
 3.5.6 一般の1次元音響管
3.6 放射特性
3.7 調音結合
3.8 韻律的特徴
 談話室 臨界制動2次線形系
本章のまとめ
理解度の確認

4. 音声分析
4.1 窓掛
4.2 離散信号化
4.3 短時間エネルギーと短時間自己相関関数
 談話室 窓掛と時間領域の処理
4.4 周波数スペクトル
 談話室 スペクトログラフ
4.5 線形予測分析
 談話室 線形予測
4.6 自己相関法とPARCOR分析
4.7 極/フォルマントの抽出
4.8 ケプストラム
 談話室 メル尺度
4.9 基本周波数の抽出
4.10 STRAIGHT分析
本章のまとめ
理解度の確認

5. 自然言語処理
5.1 自然言語の解析
5.2 形態素解析
 談話室 文節
5.3 構文解析
5.4 意味解析
5.5 文脈解析・談話解析
 談話室 SHRDLU
5.6 機械翻訳
 談話室 文生成
本章のまとめ
理解度の確認

6. 音声合成
6.1 テキストからの音声合成
6.2 言語処理(文解析)
6.3 音韻処理
 6.3.1 分節的特徴
 6.3.2 韻律的特徴
6.4 音響処理
 6.4.1 音声波形の生成手法
 6.4.2 コーパスベース音声合成と波形編集方式
 6.4.3 ターミナルアナログ音声合成
 6.4.4 韻律的特徴の合成
6.5 HMM音声合成
6.6 柔軟な音声合成:種々の声質・発話スタイルの合成
6.7 声質変換
 談話室 原音声と目標音声の結合ベクトルによる声質変換
6.8 概念からの音声合成
 談話室 音声を造る
本章のまとめ
理解度の確認

7. 音声認識
7.1 処理の流れ
7.2 特徴量
 談話室 韻律的特徴と音声認識
7.3 LPCケプストラム距離(パターン間の距離)
7.4 動的計画法による単語照合
7.5 統計的決定理論
7.6 音響モデル–隠れマルコフモデル–
 7.6.1 隠れマルコフモデル
 7.6.2 前向き確率と後ろ向き確率
 7.6.3 観測系列に対するモデルの尤度の評価
 7.6.4 状態系列の推定
 7.6.5 HMMパラメータの最尤推定
 7.6.6 出力確率分布の共通化
7.7 言語モデル
7.8 探索
 談話室 連続音声認識システムの性能評価指標
7.9 頑健な音声認識
 談話室 変換行列の特徴
本章のまとめ
理解度の確認

引用・参考文献
理解度の確認;解説
索引

広瀬 啓吉(ヒロセ ケイキチ)

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