改訂 環境騒音・建築音響の測定

音響テクノロジーシリーズ 8

改訂 環境騒音・建築音響の測定

前書「環境騒音・建築音響の測定」から,環境基準,ISO規格,JISなど最新の情報に改訂した。

ジャンル
発行年月日
2012/10/26
判型
A5 上製
ページ数
198ページ
ISBN
978-4-339-01117-3
改訂 環境騒音・建築音響の測定
在庫あり
2営業日以内に出荷致します。

定価

3,300(本体3,000円+税)

カートに入れる

購入案内

  • 内容紹介
  • 目次
  • 著者紹介
  • 広告掲載情報

都市・建築環境における音の問題について,物理測定に重点を置き,音の基礎事項や伝搬特性・環境騒音等の各種の測定技術を紹介したが,発行から10年近く経過し,環境基準,ISO規格,JISなどの改訂に伴い最新の情報に更新した。

1.音響測定のための基礎事項
 1.1 音波
 1.2 音の波動的取扱い
  1.2.1 平面波の伝搬
  1.2.2 球面波の伝搬
 1.3 音のエネルギー的取扱い
  1.3.1 音響エネルギー密度
  1.3.2 音響インテンシティ
  1.3.3 音響パワー
 1.4 デシベル表示
  1.4.1 音場の状態に関する量
  1.4.2 音源の音響放射量に関する量
 1.5 音の伝搬式
  1.5.1 自由音場または半自由音場における音の伝搬
  1.5.2 室内における音の伝搬
 参考文献

2.音響測定器・概説
 2.1 音圧の測定
 2.2 音圧系(騒音計)
 2.3 周波数分析器
  2.3.1 定比バンド幅分析
  2.3.2 定バンド幅分析
 2.4 レベル記録器
 2.5 音響インテンシティの測定
 2.6 最近の音響分析システム
  2.6.1 音響専用分析システム
  2.6.2 A-D変換とPCを組み合わせたシステム
 参考文献

3.音源特性の測定
 3.1 音響パワーレベルの測定
  3.1.1 音圧測定による方法
  3.1.2 音響インテンシティ測定による方法
 3.2 音響エネルギーレベルの測定
  3.2.1 定義
  3.2.2 測定方法
 3.3 各種交通機関の騒音放射量の測定
  3.3.1 自動車
  3.3.2 航空機
  3.3.3 列車
 3.4 建設工事用機械類の騒音放射量
  3.4.1 用語の定義
  3.4.2 工種(ユニット)別予測のための測定
  3.4.3 騒音源(機械)別予測のための測定
 参考文献

4.環境騒音の測定
 4.1 環境騒音の分類
  4.1.1 騒音の構成に着目した分類
  4.1.2 時間変動特性による分類
 4.2 基本となる量
  4.2.1 A特性音圧
  4.2.2 騒音レベル
  4.2.3 騒音レベルの最大値
  4.2.4 単発騒音暴露レベル
  4.2.5 等価騒音レベル
  4.2.6 評価騒音レベル
  4.2.7 時間率騒音レベル
  4.2.8 WECPNL
 4.3 環境騒音の評価時間の考え方
 4.4 法律・基準で規定している騒音評価量とその測定方法
  4.4.1 法律・基準の体系
  4.4.2 交通騒音の測定方法
 参考文献

5.音響伝搬特性の測定
 5.1 インパルス応答・周波数応答関数
 5.2 インパルス応答の測定方法
  5.2.1 自然のインパルスを用いる方法
  5.2.2 相互相関法を用いる方法
  5.2.3 TSP(伸張パルス)法
 5.3 屋外における音響伝搬特性の測定
  5.3.1 M系列変調相関法
  5.3.2 同期積分法
  5.3.3 TSP法の応用
 5.4 衝撃応答の分析方法
  5.4.1 全エネルギーに着目する方法
  5.4.2 騒音計などの実効値検出回路を通して最大値を読み取る方法
 参考文献

6.吸音特性の測定
 6.1 垂直入射吸音特性
  6.1.1 定在波法
  6.1.2 伝達関数法
 6.2 残響室法吸音率
 6.3 斜め入射吸音率
 6.4 地表面の吸音特性
  6.4.1 道路舗装面の垂直入射吸音率
  6.4.2 地表面の実効的流れ抵抗
 参考文献

7.遮音特性の測定
 7.1 残響室-残響室法による音響透過損失の測定
 7.2 音響インテンシティ法による音響透過損失の測定
 7.3 現場における遮音性能の測定
  7.3.1 2室間の遮音性能の測定
  7.3.2 外周壁の遮音性能の測定
 7.4 小形建築部品の遮音性能の測定方法
 7.5 建築物および建築部材の遮音性能の評価方法
  7.5.1 重みづけ法による評価
  7.5.2 スペクトル調整項による評価
  7.5.3 等級曲線による評価
  7.5.4 平均値による評価
 参考文献

8.建物の床衝撃音遮断性能の測定
 8.1 標準衝撃源
  8.1.1 標準軽量衝撃源
  8.1.2 標準重量衝撃源
 8.2 測定方法
  8.2.1 標準軽量衝撃源による測定
  8.2.2 標準重量衝撃源による測定
 8.3 評価方法
  8.3.1 重みづけ法による評価
  8.3.2 等級曲線による評価
  8.3.3 A特性音圧レベルによる評価
  8.3.4 逆A特性曲線による評価
 参考文献

9.室内音響特性の測定
 9.1 残響時間の測定
  9.1.1 ノイズ断続法
  9.1.2 インパルス応答積分法
  9.1.3 インパルス応答の包絡線から直接読み取る方法
  9.1.4 測定条件
  9.1.5 測定結果の表示
 9.2 各種聴感指標の測定
  9.2.1 ストレングス
  9.2.2 初期減衰時間
  9.2.3 D値
  9.2.4 C値
  9.2.5 時間重心
  9.2.6 J_LF(初期側方エネルギー率),L_J(後期側方エネルギーレベル)
  9.2.7 両耳管相互相関度
 参考文献

付録
 1. クロススペクトル法による音響インテンシティ分析の原理
 2. 音響インテンシティ法による音響パワーレベル測定における音場指標
 3. M系列変調相関法の原理
 4. 遮音測定における暗騒音の影響の低滅
 5. 環境騒音・建築音響関連の国際規格とJIS

索引

橘 秀樹(タチバナ ヒデキ)

矢野 博夫(ヤノ ヒロオ)

掲載日:2022/07/04

「日本音響学会誌」2022年7月号広告