騒音・振動(下)

音響工学講座 5

騒音・振動(下)

本書は上巻の基礎編に続く応用編で,機械・工場,道路交通,鉄道,航空機,住居等の各種騒音と,振動に関する防止技術,ならびに低周波音の対策について解説したものである。

ジャンル
発行年月日
1982/01/10
判型
A5 上製
ページ数
250ページ
ISBN
978-4-339-00354-3
騒音・振動(下)
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定価

4,180(本体3,800円+税)

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本書は上巻の基礎編に続く応用編で,機械・工場,道路交通,鉄道,航空機,住居等の各種騒音と,振動に関する防止技術,ならびに低周波音の対策について解説したものである。

9. 機械・工場騒音
9.1 機械・工場騒音防止の考え方,進め方
  9.1.1 騒音防止の考え方
  9.1.2 騒音防止技術と防止対策
  9.1.3 騒音防止の進め方と実際
  9.1.4 騒音の発生と伝搬
  9.1.5 騒音防止技術の適用方法
9.2 騒音診断と騒音予測
  9.2.1 騒音診断と実際
  9.2.2 騒音予測と実際
  9.2.3 騒音防止目標の設定と防止技術の選定
9.3 騒音防止技術の概要
  9.3.1 騒音防止技術と効果の限界
  9.3.2 音の発生低減
  9.3.3 消音器
  9.3.4 防音室,防音フード(しゃ音,吸音)
  9.3.5 防振
  9.3.6 伝搬防止
9.4 主要機械装置の騒音防止
  9.4.1 空気機械
  9.4.2 内燃機関
  9.4.3 その他の機械
  9.4.4 工場建物について
9.5 工場騒音防止計画
  9.5.1 工場計画当初にあたっての配慮
  9.5.2 騒音防止計画
参考文献
10. 道路交通騒音
10.1 道路交通騒音の性状と要因
  10.1.1 道路交通騒音の性状
  10.1.2 道路交通騒音の主要因
10.2 自動車騒音の性状
  10.2.1 自動車排出騒音の規制
  10.2.2 自動車騒音の要因
  10.2.3 自動車騒音の性状I──定常走行騒音
  10.2.4 自動車騒音の性状II──加減速走行騒音
10.3 交通条件と道路交通騒音
  10.3.1 定常走行
  10.3.2 非定常走行
10.4 道路交通騒音の伝搬
  10.4.1 道路横断形状の影響
  10.4.2 道路周辺建物の影響
  10.4.3 地表面および気象条件の影響
10.5 道路交通騒音の予測計算方法
  10.5.1 数学的モデルによる予測──日本音響学会式
  10.5.2 電算機シミュレーションによる予測
  10.5.3 縮尺模型実験による予測
10.6 道路交通騒音の対策
  10.6.1 自動車騒音の低減
  10.6.2 道路構造あるいは施設による騒音の低減
  10.6.3 道路周辺における対策
参考文献
11. 鉄道騒音
11.1 鉄道騒音の特徴
11.2 騒音の発生機構
  11.2.1 架橋
  11.2.2 車体
  11.2.3 動力および補助機器
  11.2.4 車輪
  11.2.5 レール
  11.2.6 下部構造物
11.3 測定方法と評価
  11.3.1 ISOの方法
  11.3.2 環境騒音としての鉄道騒音の測定方法
  11.3.3 環境基準(新幹線)の測定方法
11.4 鉄道騒音の伝搬と予測
  11.4.1 音源分布と距離減衰
  11.4.2 空気吸収
  11.4.3 地面の影響
  11.4.4 障害物による減衰
  11.4.5 樹木などによる減衰
11.5 対策
  11.5.1 発生源対策
  11.5.2 伝搬径路対策
参考文献
12. 航空機騒音
12.1 航空機の騒音源
  12.1.1 ジェットエンジンの騒音
  12.1.2 機体から発生する空気力学的騒音
  12.1.3 指向性
12.2 測定方法
  12.2.1 測定単位
  12.2.2 測定の方法
12.3 運航方法による騒音対策
  12.3.1 離陸方式
  12.3.2 着陸方式
12.4 予測コンタと計測
  12.4.1 予測コンタ
  12.4.2 空港周辺における騒音制御
12.5 土地利用計画
12.6 超音速輸送機(SST)と環境
  12.6.1 SSTの騒音
  12.6.2 ソニックブーム
付図・付表
参考文献
13. 住居の騒音
13.1 住環境における騒音問題
13.2 外部騒音の影響
13.3 住居内における発生騒音
13.4 住宅の騒音防止設計
  13.4.1 住宅における騒音の許容値
  13.4.2 住宅の騒音防止の要点
  13.4.3 木造住宅の騒音防止対策
  13.4.4 集合住宅の騒音防止対策
13.5 建物のしゃ音性能の測定方法と評価方法
  13.5.1 空間平均音圧レベル差の測定
  13.5.2 床衝撃音レベルの測定
  13.5.3 窓のしゃ音性能の測定
  13.5.4 しゃ音性能の評価方法
参考文献
14. 振動防止技術
14.1 振動防止の考え方
  14.1.1 振動の診断
  14.1.2 振動防止の目標値の設定
  14.1.3 振動源における対策
  14.1.4 伝搬過程における対策
  14.1.5 振動を受ける側の対策
14.2 加振力とその防止
  14.2.1 力と力積
  14.2.2 回転運動の加振力
  14.2.3 ピストン─クランク機構の加振力
14.3 加振力の絶縁
  14.3.1 1自由度系の振動絶縁
  14.3.2 ばね支持系の場合の弾性支持
  14.3.3 多自由度系の弾性支持(剛体の防振)
  14.3.4 動吸振器
  14.3.5 衝撃の絶縁
  14.3.6 振動絶縁機構素子
  14.3.7 弾性支持設計の手順
  14.3.8 弾性支持設計における注意事項
14.4 地盤を考慮した振動防止
  14.4.1 機械基礎の設計
  14.4.2 振動の距離減衰
  14.4.3 伝搬地盤における振動しゃ断
参考文献
15. 低周波音と対策
15.1 概説
15.2 低周波音問題の事例
  15.2.1 低周波音の発生源
  15.2.2 低周波音に対する苦情
15.3 低周波音の影響
  15.3.1 建物,建具などに及ぼす影響
  15.3.2 人間への影響実験装置
  15.3.3 低周波音の感覚
15.4 低周波音の計測
  15.4.1 マイクロホン
  15.4.2 感度校正
  15.4.3 外囲条件に対する諸問題
15.5 低周波音の対策
  15.5.1 対策のための調査方法と対策の立案
  15.5.2 低周波音問題の発生原因と対策
  15.5.3 吸音・しゃ音・しゃへいの限界
15.6 低周波音の評価における課題
参考文献
索引

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