改版 電気音響振動学

電子通信大学講座 9

改版 電気音響振動学

電気音響機器の根本をなす機械・音響振動系の動作と,電気・機械変換器の原理および両者を組み合わせたものの動作を中心とし,電気音響機器と装置等を系統的に述べた。なお新たに発展した分野を加え内容を充実させた。

ジャンル
発行年月日
1978/02/28
判型
A5
ページ数
284ページ
ISBN
978-4-339-00076-4
改版 電気音響振動学
品切・重版未定
当面重版の予定がございません。

定価

3,080(本体2,800円+税)

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電気音響機器の根本をなす機械・音響振動系の動作と,電気・機械変換器の原理および両者を組み合わせたものの動作を中心とし,電気音響機器と装置等を系統的に述べた。なお新たに発展した分野を加え内容を充実させた。

1. 序説
2. 音と聴覚
2.1 音の強さと周波数
2.2 聴覚とその範囲
2.3 聴覚器官
2.4 聴覚の諸相
  2.4.1 音の大きさ
  2.4.2 音の高さ
  2.4.3 音質(音色)
  2.4.4 マスキング
  2.4.5 音の協和
  2.4.6 主観音
2.5 両耳聴効果
2.6 音の種類と性質
  2.6.1 音の種類
  2.6.2 周期音
  2.6.3 非周期音
  2.6.4 音声と楽器の音
2.7 音声
  2.7.1 発生器官
  2.7.2 音声とその周波数スペクトル
  2.7.3 音声のパワ
  2.7.4 忠実度,明瞭度,了解度
  2.7.5 音声の伝送条件と明瞭度
2.8 騒音
3. 音響・振動の物理
3.1 音波の伝搬
  3.1.1 音波
  3.1.2 波動方程式
  3.1.3 平面波
  3.1.4 球面波
  3.1.5 音波の反射と透過
3.2 音波の放射
  3.2.1 微小音源
  3.2.2 正負二重音源
  3.2.3 面音源からの放射
  3.2.4 放射インピーダンス
3.3 ホーン
  3.3.1 ホーン
  3.3.2 指数ホーン(エクスポネンシャルホーン)
3.4 物体の振動
  3.4.1 板の厚み振動
  3.4.2 棒の縦振動
  3.4.3 棒の横振動
  3.4.4 円板の振動
  3.4.5 円形膜の振動
  3.4.6 棒のねじり振動
  3.4.7 弾性表面波
問題
4. 機械系・音響系の電気回路対応
4.1 機械系と電気回路との対応
  4.1.1 機械要素と電気回路要素との対応
  4.1.2 機械系の電気的等価回路
4.2 力-電流法による電気的等価回路
  4.2.1 機械要素と電気回路要素との対応
  4.2.2 機械系の電気的等価回路
4.3 音響系と電気回路との対応
  4.3.1 音響要素と電気回路要素との対応
  4.3.2 音響系の電気的等価回路
  4.3.3 機械系と音響系との組合せ
4.4 分布定数等価回路
  4.4.1 分布定数機械系の電気的等価回路による扱い
  4.4.2 分布定数音響系の電気的等価回路による扱い
問題
5. 電気音響変換器の機構と性質
5.1 電気音響変換器の分類
5.2 電磁形変換器
  5.2.1 電磁形変換器の一般的性質
  5.2.2 動電変換器
  5.2.3 電磁変換器
  5.2.4 磁気ひずみ変換器
5.3 静電形変換器
  5.3.1 静電形変換器の一般的性質
  5.3.2 静電変換器
  5.3.3 圧電変換器,電気ひずみ変換器
5.4 非可逆変換器
  5.4.1 機械→電気変換器
  5.4.2 電気→機械変換器
問題
6. マイクロホン
6.1 マイクロホンの分類
  6.1.1 駆動力の受け方による分類
  6.1.2 指向性による分類
  6.1.3 変換機構による分類
  6.1.4 用途による分類
6.2 マイクロホンの特性
  6.2.1 感度
  6.2.2 感度(レスポンス)周波数特性
  6.2.3 指向特性
  6.2.4 振幅特性
  6.2.5 過渡特性
  6.2.6 雑音
  6.2.7 電気インピーダンス
  6.2.8 その他
6.3 圧力マイクロホン
  6.3.1 圧力マイクロホンの構成と一般的性質
  6.3.2 動電圧力マイクロホン
  6.3.3 静電圧力マイクロホン
  6.3.4 圧電圧力マイクロホン
  6.3.5 抵抗変化圧力マイクロホン
6.4 圧力傾度マイクロホン
  6.4.1 圧力傾度マイクロホンの一般的性質
  6.4.2 動電圧力傾度(速度)マイクロホン
  6.4.3 静電圧力傾度マイクロホン
6.5 単一指向性マイクロホン
  6.5.1 圧力マイクロホンと圧力傾度マイクロホンとの組合せ
  6.5.2 圧力マイクロホンに漏れ孔を設けるもの
  6.5.3 集音用マイクロホン
問題
7. イヤホン
7.1 イヤホンの種類と特性
  7.1.1 イヤホンの種類
  7.1.2 感度
  7.1.3 感度周波数特性
  7.1.4 振幅特性
  7.1.5 過渡特性
7.2 イヤホンの動作
7.3 イヤホンの構造
  7.3.1 電磁イヤホン
  7.3.2 動電イヤホン
  7.3.3 静電イヤホン
  7.3.4 圧電イヤホン
問題
8. スピーカ
8.1 スピーカの分類
8.2 スピーカの特性
  8.2.1 音圧周波数特性
  8.2.2 効率
  8.2.3 振幅特性
  8.2.4 指向特性
  8.2.5 過渡特性
  8.2.6 インピーダンス特性
  8.2.7 無ひずみ出力と入力定格
8.3 直接放射スピーカ
  8.3.1 剛体振動板の直接反射スピーカの動作
  8.3.2 動電直接放射スピーカ
  8.3.3 バフル
  8.3.4 その他の変換器を用いた直接放射スピーカ
8.4 ホーンスピーカ
  8.4.1 指数ホーンの長さと口径
  8.4.2 ホーンスピーカの構成と動作
  8.4.3 ホーンスピーカの構造例
8.5 複合スピーカ
問題
9. 音響測定
9.1 音の強さの測定
  9.1.1 せまい容器中の音圧の測定
  9.1.2 自由音場での音圧の測定
  9.1.3 自由音場での粒子速度の測定
9.2 音の周波数の測定および周波数分析
  9.2.1 音の周波数の測定
  9.2.2 音の周波数分析
9.3 音の大きさの測定
  9.3.1 耳を用いる方法
  9.3.2 指示騒音計を用いる方法
9.4 マイクロホンの校正
  9.4.1 マイクロホンの音圧校正
  9.4.2 マイクロホンの音場校正
9.5 イヤホンの測定
9.6 スピーカの測定
  9.6.1 測定場所
  9.6.2 効率
  9.6.3 音圧周波数特性
  9.6.4 振幅特性
  9.6.5 過渡特性
9.7 機械インピーダンスの測定
  9.7.1 動インピーダンスを測る方法
  9.7.2 バイブロメータを用いる方法
9.8 音響インピーダンスの測定
  9.8.1 近接法
  9.8.2 反射法
10. 電気音響装置
10.1 音響装置の種類
10.2 録音と再生
  10.2.1 機械的録音及び再生
  10.2.2 磁気録音及び再生
10.3 音響補強装置
11. 超音波の応用
11.1 超音波の応用上の特質
11.2 超音波の情報的応用
  11.2.1 水中音響装置
  11.2.2 超音波探傷器
  11.2.3 超音波診断装置
  11.2.4 弾性表面波の利用
  11.2.5 その他
11.3 超音波のエネルギー的利用
  11.3.1 超音波加工
  11.3.2 超音波切削
  11.3.3 超音波塑性加工
  11.3.4 超音波溶接
  11.3.5 超音波洗浄
  11.3.6 乳化,分散,凝集
  11.3.7 その他
参考書
問題解答
索引

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