電気回路(下)

文部科学省検定済教科書 工業728

電気回路(下)

教科書の見返し部分に重要公式を掲載し,公式から本文の解説箇所を検索できるようにした!

ジャンル
発行年月日
2022/02/15
判型
B5 2色刷り
ページ数
174ページ
ISBN
978-4-339-08768-0
電気回路(下)
在庫あり
2営業日以内に出荷致します。

定価

943(非課税)

カートに入れる

購入案内

  • 内容紹介
  • まえがき
  • 目次
  • 著者紹介

各節ごとに「学習のポイント」をまとめ,学習内容の理解度が確かめられるようにした。また,演習を重視し,本文中の例題,問だけでなく,節末と章末に問題を豊富に掲載し,電気回路の知識を具体的に習得できるようにした。

★発行前情報のため若干変更されることがございます。ご了承ください。★

本書は,高等学校の工業各科で学ぶ「電気回路」の教科書として編集した2 分冊のうちの下巻である。

上巻,下巻の内容はつぎのように分けてある。

(上巻) 1. 電気回路の要素, 2. 直流回路, 3. 静電気, 4. 電流と磁気, 5. 交流回路
(下巻) 6. 記号法による交流回路の計算, 7. 三相交流, 8. 各種の波形, 9. 電気計測

編集にあたっては,「高等学校学習指導要領」に準拠して「電気回路」の内容はすべて包含した。また,電気工学,電子工学の学習に必要な電気に関する技術の基礎を理解できるようにし,これを活用する能力を養えるようにするために,理論と応用の間の関連に配慮した。

このため,本書の編集に際し,特に意を用いたのはつぎの諸点である。

( 1 )  「電気・電子系」学科をおもな読者対象とし,「情報系」学科も考慮したため,各種の波形や電気計測の内容の充実を図った。
( 2 )  節ごとに「学習のポイント」を記し,各自の理解度を確認できるようにした。
( 3 )  演習を重視し,本文中の例題や問題だけでなく,節末と章末に問題を豊富に取り入れ,各自の理解度が深められるようにした。
( 4 )  実験,実習で確かめられるものは,具体的な方法を示して実際に確かめられるようにした。
( 5 )  難解な理論に立ち入ることを避け,基礎的な事項を容易に理解できるようにし,その活用に重点を置くように配慮した。特に,磁気現象,静電気現象の取り扱いについては要点の理解にとどめた。
( 6 )  復習の便を図るため,見返し部分に重要公式の目次を掲載し,公式から本文の検索ができるような構成にした。
( 7 )  専門的な用語および図はできるかぎり文部科学省編「学術用語集 電気工学編」およびJIS に規定されているものを,単位は国際単位系を使用した。
( 8 ) 単位の表し方は,つぎのようにした。
  1 ) 数字だけの値に単位を付けて示す場合は,単位に〔 〕を付けない。
     (例:5 A,100 V)
  2 )  数字以外の記号(V やI などの量記号,あるいは円周率π,虚数単位jなど)を含む値に単位を付けて示す場合は,単位に〔 〕を付ける。ただし,2×10^4 の×は数値のオーダー表示の記号なので,数字だけの表現とみなす。
     (例:V〔V〕,I〔A〕,3 r〔rad〕,5+j 3〔A〕,2×10^-3 T)
( 9 ) 単位の接頭語(k,m,μなど)の使い方は,つぎのようにした。
  1 ) JIS「国際単位系(SI)及びその使い方」に準じる。
  2 ) ただし,慣用的に接頭語が使われている単位だけに使用する。
     (例:24 μF,50 kV,8.5×10^-7 Wb)
  3 )  設問中では原則として接頭語を付けずに問うが,解答例には必要に応じて適切な接頭語を付ける。
(10)  本書では,計算値や実験値は近似値でも原則として“=”を用いて表した。

★発行前情報のため若干変更されることがございます。ご了承ください。★

6.記号法による交流回路の計算
6.1 交流回路の複素数表示
 6.1.1 複素数
 6.1.2 複素数のベクトル表示
 6.1.3 複素数の積および商
学習のポイント
節末問題
6.2 記号法による交流回路の計算
 6.2.1 交流回路への記号法の応用
 6.2.2 直列回路の計算
 6.2.3 並列回路の計算
 6.2.4 並列回路とアドミタンス
 6.2.5 複雑な回路
学習のポイント
節末問題
6.3 回路網の計算
 6.3.1 キルヒホッフの法則
 6.3.2 重ね合わせの理
 6.3.3 テブナンの定理
学習のポイント
節末問題
章末問題

7.三相交流
7.1 三相交流回路
 7.1.1 三相交流
 7.1.2 三相交流回路の結線
 7.1.3 Y-Y結線の電圧と電流
 7.1.4 D-D結線の電圧と電流
 7.1.5 D-Yの換算
学習のポイント
節末問題
7.2 三相交流電力
 7.2.1 三相交流の電力の表し方
 7.2.2 三相交流の電力測定
学習のポイント
節末問題
7.3 回転磁界
 7.3.1 三相交流による回転磁界
 7.3.2 二相交流による回転磁界
学習のポイント
節末問題
章末問題

8.各種の波形
8.1 非正弦波交流
 8.1.1 非正弦波交流の性質
 8.1.2 非正弦波交流の取り扱い
学習のポイント
節末問題
8.2 過渡現象
 8.2.1 R-C直列回路
 8.2.2 R-L直列回路
学習のポイント
節末問題
8.3 微分回路と積分回路
 8.3.1 パルス波
 8.3.2 微分回路
 8.3.3 積分回路
学習のポイント
節末問題
章末問題

9.電気計測
9.1 測定量の取り扱い
 9.1.1 電気単位と標準器
 9.1.2 測定値の取り扱い
学習のポイント
9.2 電気計測の基礎
 9.2.1 測定法の基礎
 9.2.2 基礎量の測定法
学習のポイント
9.3 回路計
 9.3.1 アナログテスタ
 9.3.2 ディジタルテスタ
学習のポイント
9.4 オシロスコープ
 9.4.1 波形観測
 9.4.2 動作原理
学習のポイント
章末問題
問題の解答
索引

加藤 修司(カトウ シュウジ)

神谷 弘一(カミヤ ヒロカズ)

山本 智也(ヤマモト モトナリ)

岡安 茂利(オカヤス シゲトシ)

各務 友浩(カクム トモヒロ)

黒石 英文(クロイシ ヒデフミ)

久永 記央(ヒサナガ ノリヒサ)

松村 照司(マツムラ ショウジ)

「観点別評価規準の例」と「年間指導計画案の例」を下記よりダウンロードしてご利用いただけます。


◆観点別評価規準の例[xlsx形式][pdf形式


◆年間指導計画案の例[xlsx形式][pdf形式