マイクロ波・光回路計測の基礎

マイクロ波・光回路計測の基礎

本書は最新の技術を取り入れたマイクロ波回路測定と光回路測定を電磁波回路の立場から,測定精度の問題を含めて統一的に述べた。回路特性の測定に限らず,誤差評価を伴う絶対量の測定,計測の本質に対する理解ができるよう配慮した。

ジャンル
発行年月日
1993/07/31
判型
A5
ページ数
204ページ
ISBN
978-4-339-08352-1
マイクロ波・光回路計測の基礎
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定価

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本書は最新の技術を取り入れたマイクロ波回路測定と光回路測定を電磁波回路の立場から,測定精度の問題を含めて統一的に述べた。回路特性の測定に限らず,誤差評価を伴う絶対量の測定,計測の本質に対する理解ができるよう配慮した。

はじめに
第1章 電磁波と伝送路
 1.1 電磁波
  1
.1.1 マックスウェルの方程式
  1.1.2 平面波
  1.1.3 偏波
  1.1.4 電磁波スペクトラム
 1.2 回路と伝送路
  1.2.1 集中定数回路と分布定数回路
  1.2.2 平行2線線路
  1.2.3 同軸線路
  1.2.4 マイクロストリップ線路
  1.2.5 導波管
  1.2.6 光ファイバ
第2章 マイクロ波・光回路
 2.1 電磁界理論と回路理論
  2.1.1 回路および伝送路の条件
  2.1.2 基準面
  2.1.3 接続の問題
 2.2 マイクロ波回路
  2.2.1 Sパラメータ
  2.2.2 反射係数
  2.2.3 Sマトリクス
  2.2.4 Tマトリクス
 2.3 光回路
  2.3.1 光ファイバ回路の回路パラメータ
  2.3.2 光ファイバ中を伝搬する平均パワー
  2.3.3 パワー反射係数
  2.3.4 光源に反射がある場合の出射パワー
  2.3.5 2開口回路のパワー伝達マトリクス
  2.3.6 パワー伝達係数の測定における励振条件
  2.3.7 単一モードファイバ系
 2.4 回路パラメータの測定
  2.4.1 測定系のモデル化と誤差補正
  2.4.2 標準器
第3章 マイクロ波インピーダンス・反射係数の測定
 3.1 インピーダンス反射係数の関係
 3.2 電圧定在波比
 3.3 測定法の分類
  3.3.1 定在波法
  3.3.2 リフレクトメータ法
 3.4 反射系数の標準器
  3.4.1 微小反射負荷
  3.4.2 可動微小反射負荷
  3.4.3 短絡器と開放器
  3.4.4 可動短絡器
  3.4.5 標準線路
 3.5 調整型リフレクトメータ
  3.5.1 システムとその応答
  3.5.2 調整
 3.6 対称3開口回路法
  3.6.1 構成と測定原理
  3.6.2 系統誤差
第4章 マイクロ波減衰量・移相量の測定
 4.1 減衰量と移相量の定義
  4.1.1 減衰量
  4.1.2 移相量
 4.2 減衰量・移相量の標準器
  4.2.1 標準減衰器
  4.2.2 標準移相器
 4.3 マイクロ波減衰量・移相量の測定法
  4.3.1 電力比例定法
  4.3.2 直列置換法
  4.3.3 並列置換法
  4.3.4 切り替え比較法
  4.3.5 副搬送波変調法
第5章 マイクロ波回路パラメータの測定
 5.1 ネットワークアナライザ 
  5.1.1 回路構成
  5.1.2 回路誤差の補正
 5.2 6開口法
  5.2.1 6開口リフレクトメータ
  5.2.2 6開口ネットワークアナライザ
 5.3 TRL校正法
  5.3.1 特長と必要性
  5.3.2 回路誤差の補正
第6章 光回路の測定
 6.1 光ファイバ系における反射測定
  6.1.1 測定系の基本構成
  6.1.2 回路誤差の補正
  6.1.3 モード分布
  6.1.4 反射標準器と誤差評価
 6.2 光ファイバ系における減衰量・損失の測定
  6.2.1 光減衰量および損失の定義
  6.2.2 光減衰量・損失の測定法
  6.2.3 光コネクタ接続損失の測定における反射誤差の補正
 6.3 光ファイバ系におけるパワー伝達係数の測定
 6.4 光源がコヒーレントな場合の反射測定
  6.4.1 コヒーレント系における反射係数測定の問題点
  6.4.2 位相変化における変動を打ち消す原理
 6.5 光ネットワークアナライザの可能性
付録1 誤差評価
付録2 マイクロ波反射係数測定の実際と誤差評価の例
 A.2.1 システムおよび調整
 A.2.2 誤差評価
付録3 光コネクタ接続損失の測定の例
 A.3.1 励振条件を変化させた損失測定
 A.3.2 反射誤差補正の実験結果
参考文献
索引

岩崎 俊(イワサキ タカシ)