線形ブラックボックスの基礎

現代応用数学講座 13

線形ブラックボックスの基礎

回路を線形性,受動性,因果性,定常性,実数性という5つの性質をもつブラックボックスと定義し,有限回路と無限回路の解析と合成を公理論的に統一して展開した今までにない全く新しい回路理論の教科書。

ジャンル
発行年月日
1980/06/10
判型
A5
ページ数
202ページ
ISBN
978-4-339-06032-4
線形ブラックボックスの基礎
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定価

3,080(本体2,800円+税)

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回路を線形性,受動性,因果性,定常性,実数性という5つの性質をもつブラックボックスと定義し,有限回路と無限回路の解析と合成を公理論的に統一して展開した今までにない全く新しい回路理論の教科書。

1. nポート
 1.1 nポート
 1.2 電源と信号
 1.3 回路素子
2. エネルギー有界な伝送系
 2.1 エネルギー有界な伝送系の公理
 2.2 EBSの伝達関数
 2.3 EBSの伝達関数の性質と有界実関数
 2.4 EBSと1ポートの関係(インミタンス関数と正実関数)
3. 正実関数と有界実関数の性質
 3.1 PRFとBRFの基本的性質
 3.2 PRFの表示
 3.3 BRFの表示
4. nポートの公理系
 4.1 nポートの公理系
 4.2 散乱行列
 4.3 インミタンス行列
 4.4 PRMの表示
5. 有限1ポートの合成
 5.1 有限nポートのW 行列とS行列
 5.2 有理リアクタンス関数
 5.3 リアクタンス関数の性質
 5.4 RC1ポートの合成
 5.5 Fosterの操作と最小関数
 5.6 最小関数の合成1:Bruneの操作
 5.7 最小関数の合成2:Bott-Duffinの操作
6. 有限2ポートの合成
 6.1 有限2ポートの表現
 6.2 2ポートの接続
 6.3 いろいろな変換
  6.3.1 双対変換
  6.3.2 周波数変換
  6.3.3 インピーダンス変換
 6.4 リアクタンス2ポートの合成
7. 有理伝達関数の合成
 7.1 伝達関数
 7.2 対称格子形回路による伝達関数の合成
 7.3 リアクタンス
2ポートによる電流伝達関数の合成
 7.4 共通帰線をもちITを含まない2ポート
8. 伝送回路の設計
 8.1 理想低減フィルタ
 8.
2 伝送関数とポテンシャル関数
 8.3 ILFのButterworth近似とChebyshev近似
 8.
4 フィルタの設計例
 8.5 分波器の設計例
 8.6 能動RC回路
9. 無限系についてのいくつかの話題
 9.1 nポートの合成問題
 9.2 直交変成器
 9.3 無理PRFの合成
 9.4 連分数展開法
 9.5 無理PRM の合成
 9.6 BRF の合成
 9.7 繰返し回路
 9.8 導波系
付録
文献
索引

細野 敏夫(ホソノ トシオ)