例題で学ぶ 構造力学Ⅰ - 静定編 -

例題で学ぶ 構造力学Ⅰ - 静定編 -

1986年の発行後ご好評いただいた「構造力学」(大学講義シリーズ)の2分冊化に伴う静定編。

ジャンル
発行年月日
2015/12/17
判型
B5
ページ数
144ページ
ISBN
978-4-339-05247-3
例題で学ぶ 構造力学Ⅰ - 静定編 -
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定価

2,750(本体2,500円+税)

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1986年の発行後ご好評いただいた「構造力学」(大学講義シリーズ)の2分冊化に伴う静定編。単位をSIにし,はりの内部応力状態や曲げモーメント,せん断力をロープ法により簡単に求める方法などについて追加説明した。

1. 序論
1.1 構造力学の内容
1.2 構造物の理想化
1.3 構造形式
1.4 作用力と荷重
1.5 構造物の製作過程と構造力学の役割
1.6 構造物に要求される条件
1.7 構造物の破壊形式
1.8 生物に学ぶ構造力学
Coffee Break―構造力学の基礎をつくった人々

2. 構造力学の基礎
2.1 力の性質
 2.1.1 力の合成・分解
 2.1.2 モーメント
2.2 力のつりあい
2.3 支点反力
2.4 断面力
2.5 構造物の支持形式
2.6 応力とひずみ
 2.6.1 応力
 2.6.2 応力のつりあい式
 2.6.3 変位とひずみ
 2.6.4 弾性体の応力-ひずみ関係(フックの法則)
 2.6.5 構造材料の応力-ひずみ関係
 2.6.6 一軸方向力を受ける部材の破壊と応力状態
 2.6.7 二軸方向応力状態
 2.6.8 平面応力状態

3. 静定トラス
3.1 トラス構造の特性と形式
 3.1.1 トラス構造の特性
 3.1.2 トラス部材の名称
 3.1.3 トラスの形式
3.2 トラスの解法
 3.2.1 断面法
 3.2.2 節点法(格点法)
 3.2.3 Kトラスの部材力

4. 静定ばり
4.1 静定ばりの形式
4.2 支点反力
4.3 断面力(曲げモーメントとせん断力)
 4.3.1 曲げモーメント,せん断力の定義
 4.3.2 単純ばり
 4.3.3 片持ばり
 4.3.4 張出しばり
 4.3.5 モーメント荷重が作用するはり
 4.3.6 ゲルバーばり
4.4 断面力と荷重の相互関係
4.5 ロープ法による曲げモーメント図の描き方(早い,簡単,きれい)
 4.5.1 集中荷重を受ける単純支持ばりのM図はサルでも描く
 4.5.2 分布荷重の作用する単純支持ばりのM図は洗濯ばあさんでも描く
 4.5.3 片持ばりのM,Q図
4.6 はりの内部応力
 4.6.1 はりの曲げ応力
 4.6.2 弾塑性曲げ挙動
 4.6.3 はりのせん断応力分布
4.7 断面図形の性質
4.8 はりの変形
 4.8.1 微分方程式
 4.8.2 温度差によるはりのたわみ

5. 影響線
5.1 移動荷重と影響線
5.2 静定ばりの影響線
 5.2.1 単純ばりの影響線
 5.2.2 片持ばりの影響線
 5.2.3 張出しばりの影響線
 5.2.4 ゲルバーばりの影響線
5.3 移動荷重と最大曲げモーメント
5.4 間接載荷
5.5 単純トラス部材力の影響線
5.6 トラスの全部材力をはりのM,Q図から一括して求める
Coffee Break―工学的近似の話

6. 構造物の安定および静定・不静定
6.1 単一構造の安定性と静定性
6.2 複数部材からなる構造およびトラスの安定性と静定性
 6.2.1 全体的安定性
 6.2.2 外的安定性と内的安定性
 6.2.3 トラスの内的静定性
6.3 アーチの静定性
6.4 ラーメンの不静定次数
6.5 不静定構造物の特性

付録
参考文献
問の略解
索引

青木 徹彦(アオキ テツヒコ)