Excelで学ぶ地域・都市経済分析 - CD-ROM付 -
本書では,地域・都市モデルの基本構造,データの整理方法,数値解法,結果の吟味のやり方といった知識について丁寧に解説。また,付録として添付された表計算ソフトを使って演習という形式で読者が自習できるよう配慮されている。
- 発行年月日
- 2010/01/25
- 判型
- A5
- ページ数
- 174ページ
- ISBN
- 978-4-339-05226-8
- 内容紹介
- 目次
- 書籍紹介・書評掲載情報
本書では,地域・都市モデルの基本構造,データの整理方法,数値解法,結果の吟味のやり方といった知識について丁寧に解説。また,付録として添付された表計算ソフトを使って演習という形式で読者が自習できるよう配慮されている。
1. 序章
1.1 はじめに
1.2 社会基盤整備を評価する代表的手法
1.3 間接効果としての地域の変化
1.3.1 計測の必要性
1.3.2 計測の手法
1.3.3 国土・地域・都市計画への貢献
1.4 経済均衡モデルを用いた分析の今後の動向
1.5 均衡モデルへの批判とそれへの回答
1.5.1 批判への回答の必要性
1.5.2 典型的な批判とそれへの回答
2. 産業連関分析と経済統計
2.1 はじめに
2.2 産業連関表と社会会計表
2.2.1 産業連関表
2.2.2 産業連関表の見方
2.2.3 産業連関表の構成と部門概念
2.2.4 生産額の概念と評価方法
2.2.5 地域産業連関表の形式
2.2.6 社会会計表
2.2.7 社会会計表の構造と作成
2.3 産業連関表の整備状況
2.3.1 世界の産業連関表作成状況
2.3.2 日本の地域産業連関表
2.4 産業連関モデルの概要
2.4.1 産業連関分析の基礎
2.4.2 均衡産出高モデルと均衡価格モデル
2.4.3 地域を対象とした均衡産出高モデル
2.5 産業連関モデルとCGEモデルの基本的相違
2.5.1 生産技術の扱い
2.5.2 価格と需給均衡
2.5.3 消費パターンの変化
2.5.4 適用範囲
2.6 Excelによる産業連関表調整の方法
2.6.1 CGE分析のための全国産業連関表の修正
2.6.2 SCGE分析のための2地域間産業連関表
3. CGEモデルの理論と応用
3.1 はじめに
3.2 CGEモデルの概要
3.2.1 モデルに用いる変数のリスト
3.2.2 モデルの前提
3.2.3 家計の行動モデル
3.2.4 産業の行動モデル
3.2.5 域外収支に関する注意
3.2.6 市場均衡条件
3.2.7 便益の定義
3.2.8 ワルラス法則の確認
3.2.9 パラメータのキャリブレーション
3.2.10 消費の代替弾力性パラメータの設定
3.2.11 均衡計算のアルゴリズム
3.2.12 計算の手順
3.3 ExcelによるCGEモデルの計算方法
3.3.1 Excelファイルについて
3.3.2 基準均衡データセットの作成
3.3.3 パラメータのキャリブレーション
3.3.4 基準均衡の再現性確認
3.3.5 0次同次性とワルラス法則の確認
3.3.6 均衡計算のアルゴリズム
3.3.7 政策シナリオ適用後の均衡状態の計算と政策評価の方法
3.4 CGEが満たさなければならない条件
4. SCGEモデルの理論と応用
4.1 はじめに
4.2 SCGEモデルの概要
4.2.1 モデルに用いる変数のリスト
4.2.2 モデルの前提
4.2.3 家計の行動モデル
4.2.4 産業の行動モデルの前提
4.2.5 市場均衡条件
4.2.6 便益の定義
4.2.7 ワルラス法則の確認
4.2.8 パラメータのキャリブレーション
4.2.9 代替弾力性パラメータの設定
4.2.10 計算の手順
4.3 ExcelによるCGEモデルの計算方法
4.3.1 Excelファイルについて
4.3.2 基準均衡データセット
4.3.3 パラメータのキャリブレーション
4.3.4 基準均衡の再現性確認
4.3.5 0次同次性とワルラス法則の確認
4.3.6 均衡計算のアルゴリズム
4.3.7 政策評価の方法
4.4 SCGE分析の実務上の課題
5. CUEモデルの理論と応用
5.1 はじめに
5.2 CUEモデルの概要
5.2.1 土地利用・交通モデルの発展経緯
5.2.2 CUEモデルの理論的基礎:立地均衡
5.3 ExcelによるCUEモデルの計算方法
5.3.1 モデル
5.3.2 モデル構築
5.4 施策の影響と効果の計測
5.4.1 対象施策
5.4.2 道路整備の影響および効果の計測
5.4.3 商業立地変化の影響および効果の計測
5.4.4 市街化区域の変更の影響および効果の計測
5.5 CUEモデルの実務への適用における留意点
6. 経済均衡モデルの今後の展開に向けて
6.1 本書で取り扱った範囲の再確認
6.2 さらに高度な分析を行う場合へ向けたガイド
6.3 新たな経済均衡モデルの可能性
引用・参考文献
索引