自動制御

機械系 教科書シリーズ 21

自動制御

制御工学は要素自身の表現法や総合するための方法など多岐にわたる学問であり,統合力を養うことが大切である。本書では制御系の設計につながる工夫として,多くの章で水位制御系を例に取り上げ,理解しやすくなるよう心掛けた。

ジャンル
発行年月日
2007/06/15
判型
A5
ページ数
176ページ
ISBN
978-4-339-04471-3
自動制御
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定価

2,530(本体2,300円+税)

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制御工学は要素自身の表現法や総合するための方法など多岐にわたる学問であり,統合力を養うことが大切である。本書では制御系の設計につながる工夫として,多くの章で水位制御系を例に取り上げ,理解しやすくなるよう心掛けた。

1. 自動制御とは
1.1 制御とは
1.2 人間が水位を制御する
1.3 機器が水位を制御する
1.4 水位の変化の数式化
 1.4.1 水位の時間的変化
 1.4.2 非線形方程式の線形化
演習問題
2. 制御に必要な数学の基礎知識
2.1 三角関数
2.2 極座標表示
2.3 複素数表示
2.4 ラプラス変換
 2.4.1 ラプラス変換の定義
 2.4.2 ラプラス変換の性質
2.5 逆ラプラス変換
演習問題
3. 伝達関数
3.1 伝達関数の定義
3.2 制御系の基本的な6要素の伝達関数
 3.2.1 比例要素の伝達関数
 3.2.2 一次遅れ要素の伝達関数
 3.2.3 積分要素の伝達関数
 3.2.4 微分要素の伝達関数
 3.2.5 むだ時間要素の伝達関数
 3.2.6 二次遅れ要素の伝達関数
3.3 制御器の伝達関数
演習問題
4. ブロック線図
4.1 ブロック線図の描き方
4.2 ブロック線図の等価変換
演習問題
5. 時間応答
5.1 時間応答とは
5.2 基本6要素の応答
 5.2.1 比例要素の応答
 5.2.2 積分要素の応答
 5.2.3 微分要素の応答
 5.2.4 一次遅れ要素の応答
 5.2.5 むだ時間要素の応答
 5.2.6 二次遅れ要素の応答
5.3 ステップ応答における特性パラメータ
演習問題
6. 周波数応答
6.1 周波数応答とは
6.2 周波数応答の求め方
6.3 周波数伝達関数
6.4 周波数応答の図式表示法
 6.4.1 ベクトル軌跡
 6.4.2 ボード線図
 6.4.3 積分要素のベクトル軌跡とボード線図
 6.4.4 微分要素のベクトル軌跡とボード線図
 6.4.5 二次遅れ要素のベクトル軌跡とボード線図
 6.4.6 むだ時間要素のベクトル軌跡とボード線図
 6.4.7 直列結合のベクトル軌跡とボード線図
6.5 開回路周波数特性から閉回路周波数特性を求める
6.6 ニコルス線図の使用法
演習問題
7. フィードバック制御の安定性
7.1 フィードバック制御の出力
7.2 制御系の特性方程式
7.3 特性根と応答の関係
7.4 根軌跡法により応答を知る
7.5 根軌跡の基礎条件
7.6 根軌跡の便利な性質
7.7 根軌跡の利用法
演習問題
8. 安定判別法
8.1 フルビッツの安定判別法
8.2 ラウスの安定判別法
8.3 ナイキストの安定判別法
8.4 ナイキストの安定判別法による安定の度合い
8.5 ボード線図による安定判別法
演習問題
9. 自動制御の設計
9.1 制御系設計の基本設計事項
9.2 安定性について
9.3 定常偏差について
9.4 速応性について
演習問題
10. 自動制御の設計法
10.1 プロセス制御の設計
10.2 サーボ機構の設計
 10.2.1 ゲインKの調整
 10.2.2 サーボ機構の特性補償
演習問題
11. 制御技術の現在と未来
11.1 シーケンス制御
11.2 非線形制御
11.3 ディジタル制御
11.4 現代制御理論
引用・参考文献
演習問題解答
索引

阪部 俊也(サカベ トシヤ)

飯田 賢一(イイダ ケンイチ)