多結晶塑性論

多結晶塑性論

最近注目を集めている多結晶塑性論について,材料の構成方程式(応力-ひずみ関係)を重点に解説する。有限要素多結晶モデルを構築し,多結晶の構成方程式をいかに与えるかについて議論する。多結晶塑性論の役割にも触れている。

ジャンル
発行年月日
1999/05/26
判型
A5
ページ数
176ページ
ISBN
978-4-339-04342-6
多結晶塑性論
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最近注目を集めている多結晶塑性論について,材料の構成方程式(応力-ひずみ関係)を重点に解説する。有限要素多結晶モデルを構築し,多結晶の構成方程式をいかに与えるかについて議論する。多結晶塑性論の役割にも触れている。

1. これまでの多結晶モデル
 1.1 Taylor のモデル
 1.2 Bishop,Hillの剛塑性理論
 1.3 Eshelbyの介在物理論
 1.4 セルフコンシステントモデル
 付録 滑り系および双晶系
  1. 滑り系
  2. 双晶系
2. 有限要素多結晶モデル
 2.1 仮想仕事の原理
  2.1.1 未知座標xiに基づく方法
  2.1.2 既知座標xi1に基づく方法
 2.2 ひずみの弾塑性分解
  2.2.1 未知座標xiに基づく方法
  2.2.2 既知座標xi1に基づく方法
 2.3 初期ひずみ法による定式化
  2.3.1 未知座標xiに基づく方法
  2.3.2 既知座標xi1に基づく方法
 2.4 塑性ひずみの決定
 2.5 数値材料試験
 付録 ひずみー変位マトリックス
  1. 三角すい合成要素
  2. アイソパラメトリック要素
3. 塑性異方性
 3.1 極点図
 3.2 結晶方位の決定
 3.3 圧延板と引抜円管の異方性
  3.3.1 圧延板
  3.3.2 引抜円管
 3.4 結晶格子の回転
 3.5 双晶による異方性
 付録 逆極点図
4. 加工硬化則
 4.1 比例負荷曲線
 4.2 逆負荷曲線
 4.3 交差負荷曲線
 4.4 繰返し負荷曲線
  4.4.1 一軸応力の繰返し
  4.4.2 ラチェットメカニズム
  4.4.3 非比例負荷繰返し
 付録 偏差応力空間
5. 塑性加工解析
 5.1 押出加工
 5.2 圧延加工
 5.3 深絞り加工
 付録 降伏関数
 プログラム例
  1. 単純引張数値材料試験
  2. 結晶方位の決定
 あとがき
 引用文献 
 索引

高橋 寛(タカハシ ユタカ)