情報処理入門 IT基礎スキルの実践学習(Windows10/Office2019・Office365)

情報処理入門 - IT基礎スキルの実践学習(Windows10/Office2019・Office365) -

Webでの情報収集,文書作成,表計算によるデータ処理,プレゼンの作成と発表法など解説。

ジャンル
発行年月日
2019/10/10
判型
A5
ページ数
232ページ
ISBN
978-4-339-02899-7
情報処理入門 IT基礎スキルの実践学習(Windows10/Office2019・Office365)
在庫あり

定価

2,860(本体2,600円+税)

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  • 内容紹介
  • まえがき
  • 目次
  • 著者紹介

本書は,PCの基本操作,インターネットでの情報収集,文書構造の作成,表計算によるデータ処理,プレゼンテーションにおける資料作成と発表法など,各種の情報基礎スキル習得のための教科書や自習書として平易に解説している。

今日の社会は情報化を基盤としつつ,さまざまな発展を遂げている。情報化がもたらす恩恵は仕事や生活など広範囲な場面で得られ,また迅速かつ便利なものが多い。そして,これからも情報化がさらに発展し続けることはごく自然なものとして予想できる。かつてだれもが,未来生活を描いたSFのようなシーンを見たことと思う。そこでは生活環境が自動化され人々が豊かに生きる場面があり,その様子を一言でいうなら「優雅」ではなかっただろうか。そして十分に技術進歩を遂げている現在,一言でいうとしたら何であろうか。
 
情報化社会をいくつかの視点で眺めて言葉で表現するとしたら,まず挙げられるのが「便利」という言葉だろう。モバイル化された情報通信技術の活用によって,どこでもなんでもできるようになってきた。つぎに「高度」も有力ではないだろうか。高度な技術とそれを応用する高度な活動によって物も人も高度に進んできた。さらにもう一つ言葉を挙げるとしたら「複雑」はいかがだろう。複雑さが意味するものは,扱うことの苦労や思わぬ盲点そしてややこしい関係や深刻な問題点などである。

今日およびこれからの情報化社会をこうして見てみると,人が優雅に構えていればいいわけではない。便利さを使いこなす知恵や経験,高度さに追従する学習や理解,複雑さに対処できる思考や配慮といったいくつかの能力すなわちスキルが必要であると感じられる。もしそれらのスキルを使わなくてもいいとしたら,それは情報化の恩恵を放棄し何事も手作業で行い多くを求めないといったスタイルになる。しかしこのスタイルは社会に適合せず,仕事でも人とのコミュニケーションでも情報を扱うスキルは必要なのである。

わが国の方針においてIT(Information Technology)化は強く推進され,それはおのずとIT教育の重要性につながっている。近年の大学教育において重視されている「学士力」の養成は,社会が期待し要求する人材形成が目的である。そのスキルは知識・理解,汎用的技能,自己管理力,統合的な学習経験と創造的思考力を主軸とするものである。特に汎用的技能,統合力,思考力,態度などは情報スキルにかかわる要素である。このような中で情報化によって生活に役立ちかつ社会から求められるスキル要素を身につけることは個人の利益と発展に必須であろう。また,周囲の社会人はだれもがIT基礎スキルを身につけているのが当たり前の社会となってきた。IT基礎スキルの習得には学士力レベルの情報処理の学習や社会で標準的に使用される情報ツールを用いた学習が適している。
 
本書は,業界標準あるいは一般的に浸透している情報ツールとしてのWindows 10 とOffice 2019・Office 365に対応した各種の情報基礎スキル習得のための学習書である。本書がカバーする内容は,パソコン(PC)の基本操作,インターネットでの情報収集,文書構造の作成,表計算によるデータ処理,プレゼンテーションにおける資料作成と発表法などである。これらは授業の教科書としても個人の予習復習資料としても活用できる。また,個人の経験度やレベル,分野などにかかわらず広く共通的に理解し習得できるようにシンプルな文章内容としている。IT初心者の方には一から迷わず学習体験してもらい,またPCスキルの高い方であってもむらのない知識と技能習得を心がけスキルを洗練させてほしい。そして,情報ツールの操作などによる汎用的能力,複数の情報ツール活用による情報と作業の統合力,データ処理や文書表現における論理的思考力,情報を伝える表現力や態度といった高度な情報スキル=学士力情報スキルを高めていただけることを期待する。
2019年8月
深井 裕二

1. PCとWindowsの基本操作
1.1 PCとネットワーク接続
 1.1.1 PCの起動・停止とトラブル対処
 1.1.2 有線LANと無線LANの切り替え
 1.1.3 Windows Updateとシャットダウン
1.2 アプリの起動
 1.2.1 スタートメニュー
 1.2.2 アプリの検索
 1.2.3 タスクバーへのピン留め
1.3 エクスプローラーの操作と設定
 1.3.1 ドキュメントフォルダーの活用
 1.3.2 ファイル名拡張子の表示
 1.3.3 ファイルの検索

2. WebブラウザとWeb検索
2.1 Edgeブラウザの操作と活用
 2.1.1 インターネットアクセスとWebブラウザ
 2.1.2 お気に入り・履歴・Webノート・リーディングリスト
 2.1.3 ショートカットの保存
2.2 情報検索と文献検索
 2.2.1 検索サイトとキーワード検索
 2.2.2 ScholarとOPAC
2.3 情報倫理
 2.3.1 著作権と引用
 2.3.2 個人情報と暗号化通信
 2.3.3 情報発信における留意事項

3. Word―基本操作―
3.1 キーボード入力
 3.1.1 ホームポジション
 3.1.2 特殊記号の名称とローマ字入力
 3.1.3 Windowsおよびアプリのおもなキー操作
3.2 基本操作とリボンユーザーインターフェース
 3.2.1 リボン
 3.2.2 コピー操作と元に戻す操作
 3.2.3 ファイルの保存
 3.2.4 ファイルを開く

4. Word―段落の構成―
4.1 箇条書き
 4.1.1 箇条書きの適用
 4.1.2 行頭文字の変更
4.2 段落番号
 4.2.1 段落番号の適用
 4.2.2 番号の変更と付け直し
4.3 アウトライン
 4.3.1 アウトラインの適用
 4.3.2 アウトラインレベルの変更

5. Word―段落の書式設定―
5.1 段落書式
 5.1.1 左揃え・中央揃え・右揃え・両端揃え
 5.1.2 均等割り付け
5.2 インデント
 5.2.1 左・右・字下げ・ぶら下げインデント
 5.2.2 箇条書き・タブ・インデントの併用
5.3 行間隔
 5.3.1 行間隔・段落前間隔・段落後間隔
 5.3.2 行間隔の反映と行数指定

6. Word―図表とページ設定―
6.1 表操作
 6.1.1 表の挿入と列・行・表全体の調整
 6.1.2 行・列の挿入・削除
 6.1.3 セルの結合・分割
 6.1.4 セル内の文字揃え
 6.1.5 セル内の小数点揃えタブ
6.2 図形
 6.2.1 図形の書式
 6.2.2 テキストの追加
 6.2.3 グループ化
 6.2.4 フリーフォームによる図形の作成
 6.2.5 数式の挿入とLaTeX形式
6.3 段組みとページ設定
 6.3.1 段組み
 6.3.2 ページ余白

7. Excel―数式と関数―
7.1 ワークシートとセルの基本
 7.1.1 各部の名称
 7.1.2 セルの値・数式・書式
 7.1.3 セル番地・式・四則演算
7.2 表の体裁とセル書式
 7.2.1 罫線と色
 7.2.2 セルの表示形式
7.3 関数と数値計算
 7.3.1 SUM関数・AVERAGE関数
 7.3.2 AVERAGE関数と割り算による平均の違い
 7.3.3 MAX関数・MIN関数
 7.3.4 MOD関数
 7.3.5 INT関数・ROUND関数
 7.3.6 文字列操作とMID関数・CONCAT関数・TEXTJOIN関数

8. Excel―相対参照と絶対参照―
8.1 相対参照と絶対参照
 8.1.1 相対参照と絶対参照の性質
 8.1.2 比率計算と数式コピー
 8.1.3 矩形範囲コピーと相対・絶対の組み合わせ
8.2 関数と絶対参照
 8.2.1 RANK関数とオンラインマニュアル
 8.2.2 RANK関数での絶対参照指定

9. Excel―フィルターと並べ替え―
9.1 オートフィルター
 9.1.1 データ選択によるフィルタリング
 9.1.2 条件式によるフィルタリング
 9.1.3 フィルタリング状態でのドラッグコピー
 9.1.4 フィルタリング状態でのコピー作業
9.2 並べ替え
 9.2.1 並べ替えのキーと昇順・降順
 9.2.2 複数キーによる整列
9.3 条件付き書式
 9.3.1 カラースケール
 9.3.2 データバー

10. Excel―グラフ―
10.1 グラフ作成
 10.1.1 棒グラフ
 10.1.2 折れ線グラフ
 10.1.3 円グラフ
 10.1.4 散布図
10.2 グラフ要素
 10.2.1 各部の名称
 10.2.2 グラフタイトル・軸ラベル
 10.2.3 軸の最小値・最大値・目盛間隔
 10.2.4 データラベル・凡例
10.3 その他のグラフ
 10.3.1 組み合わせグラフ
 10.3.2 箱ひげ図
 10.3.3 数式を使った累計グラフ
 10.3.4 数式を使ったヒストグラム

11. Excel―データ処理と関数の活用―
11.1 カウント
 11.1.1 COUNT関数・COUNTA関数
 11.1.2 COUNTIF関数
11.2 条件分岐
 11.2.1 IF関数・AND関数・OR関数
 11.2.2 IF関数の多岐分岐構造
 11.2.3 IFS関数を使った多岐分岐構造
11.3 データ参照
 11.3.1 VLOOKUP関数
 11.3.2 IFERROR関数

12. PowerPoint―基礎知識―
12.1 スライド操作
 12.1.1 各部の名称
 12.1.2 スライドの追加・削除
 12.1.3 スライドのコピー・移動
12.2 テキストボックス
 12.2.1 フォントの書式と留意点
 12.2.2 段落書式と箇条書きの効果
12.3 カラーモデル
 12.3.1 色相環とコントラスト
 12.3.2 人の色感度
 12.3.3 RGBとHSL

13. PowerPoint―図表の活用―
13.1 図表の作成
 13.1.1 表の作成
 13.1.2 図の作成
 13.1.3 SmartArtの作成
13.2 他のソフトからの貼り付け
 13.2.1 Excelからの表・グラフの貼り付け
 13.2.2 PowerPoint形式・埋め込み形式・図形式・テキスト形式
13.3 図と画像
 13.3.1 メタファイルとビットマップの違い
 13.3.2 画像の著作権とクリエイティブ・コモンズ
 13.3.3 3Dモデルによる図形の作成

14. PowerPoint―スライドの構成―
14.1 準備と構想
 14.1.1 目的と対象者
 14.1.2 発表時間とスライド枚数
 14.1.3 内容構成と起承転結
14.2 アウトライン構成のポイント
 14.2.1 項目と順序
 14.2.2 細分化と分量配分
14.3 アウトライン機能の操作
 14.3.1 表示モードの変更
 14.3.2 レベルの上げ下げ
 14.3.3 項目の移動
14.4 スライドの仕上げ
 14.4.1 図表の活用と引用
 14.4.2 情報の詳細さ
 14.4.3 視認性の調整

15. PowerPoint―発表―
15.1 発表のマナー
 15.1.1 発表者と挨拶
 15.1.2 言葉遣い
15.2 発表技法
 15.2.1 発表概要とまとめ
 15.2.2 アピールとレーザーポインター
 15.2.3 発声とリハーサル
15.3 配布資料の留意点
 15.3.1 スライドの印刷配布
 15.3.2 縮小印刷と白黒印刷
 15.3.3 取り扱いの注意

索引

深井 裕二(フカイ ユウジ)