レーザ応用工学
レーザ機器,非線形光学技術,センサとレーザ特性測定,レーザ加工・計測,地球環境リモートセンシング,超短パルスレーザ応用,レーザ治療,レーザ診断法,光の生体組織への作用など,レーザ応用の基礎と最先端を解説した。
- 発行年月日
- 1998/09/25
- 判型
- A5
- ページ数
- 272ページ
- ISBN
- 978-4-339-01146-3
- 内容紹介
- 目次
レーザ機器,非線形光学技術,センサとレーザ特性測定,レーザ加工・計測,地球環境リモートセンシング,超短パルスレーザ応用,レーザ治療,レーザ診断法,光の生体組織への作用など,レーザ応用の基礎と最先端を解説した。
1. レーザ機器
1.1 炭酸ガスレーザ
1.1.1 発振機構
1.1.2 CWレーザ
1.1.3 高周波放電励起レーザ
1.2 希ガス-イオンレーザ
1.2.1 ヘリウム-ネオンレーザ
1.2.2 アルゴンイオンレーザ
1.3 金属蒸気レーザ
1.3.1 ヘリウム-カドミウムレーザ
1.3.2 銅蒸気レーザ
1.4 エキシマレーザ
1.4.1 エキシマレーザの原理
1.4.2 希ガスハライドエキシマレーザ
1.5 Ndレーザ
1.5.1 Ndレーザ
1.5.2 Nd:YAGレーザ
1.5.3 Ndガラス
1.6 波長可変団体レーザ
1.6.1 アレキサンドライトレーザ
1.6.2 チタンサファイアレーザ
1.6.3 その他の波長可変団体レーザ
1.7 半導体レーザ励起団体レーザ
1.7.1 はじめに
1.7.2 高出力LD
1.7.3 高出力LD励起団体レーザ
1.8 超短パルスレーザ
1.8.1 はじめに
1.8.2 超短パルスチタンサファイアレーザ
1.8.3 その他の超短パルス団体レーザ
1.9 X 線レーザ
1.9.1 レーザの短波長化
1.9.2 電子衝突励起法
1.9.3 その他の励起法
1.10 自由電子レーザ
演習問題
2. 非線形光学技術
2.1 非線形光学の基礎
2.2 第2高調波発生技術
2.2.1 高出力レーザ用波長変換技術
2.2.2 低出力レーザ用高効率波長変換技術
2.2.3 疑似位相整合技術
2.3 光パラメトリック発振器・増幅器
2.4 誘導ラマン散乱
2.5 誘導ブリルアン散乱
2.6 位相共役光発生・応用技術
2.6.1 位相共役光の発生
2.6.2 位相共役光の応用技術
演習問題
3. レーザセンサおよびレーザ特性測定
3.1 レーザセンサ
3.1.1 センサと雑音
3.1.2 センサのいろいろ
3.2 レーザ特性の測定
3.2.1 ビーム拡がり角の測定
3.2.2 波面の測定
3.2.3 その他のレーザパラメータの測定
4. レーザ加工技術
4.1 レーザ加工の基礎
4.1.1 レーザ加熱による物質の温度分布の解析
4.1.2 レーザエネルギーの吸収過程
4.1.3 レーザ誘起表面電磁波
4.1.4 レーザアブレーション
4.1.5 レーザ加工の特徴
4.2 マクロ加工技術
4.2.1 レーザ溶接
4.2.2 レーザ切断
4.2.3 レーザ穴あけ
4.2.4 レーザ表面改質
4.3 ミクロ・ナノ加工技術
4.3.1 量子ドット構造エッチング
4.3.2 レーザリソグラフィ
4.3.3 レーザアブレーション
4.4 光造形(3次元加工)技術
演習問題
5. レーザ計測
5.1 工業計測
5.1.1 光ファイバセンサ
5.1.2 光干渉計測
5.1.3 E-Oプロービング
5.2 科学計測
5.2.1 重力波のレーザ計測
5.2.2 レーザ分光計測
6. 地球環境リモートセンシング
6.1 レーザリモートセンシングの基本原理
6.1.1 レーザリモートセンシング手法
6.1.2 ミー散乱
6.1.3 レイリー散乱
6.1.4 ラマン散乱
6.1.5 DIAL計測
6.1.6 コヒーレント計測
6.1.7 その他の計測法
6.2 大気環境計測
6.2.1 大気構成粒子
6.2.2 地球のエネルギーバランス
6.2.3 オゾン層
6.3 レーザレーダの原理と構成
6.3.1 レーザレーダの構成
6.3.2 レーザレーダ方程式
6.3.3 レーザレーダの実際
6.3.4 画像のレーザレーダ
7. 超短パルスレーザ応用
7.1 超短パルスレーザの基礎
7.2 超短パルスレーザの増幅
7.3 超短パルスの計測法
7.3.1 ピコ秒パルスの計測
7.3.2 フェムト秒パルスの計測
7.4 画像計測応用
7.4.1 レーザ走査非線形顕微鏡
7.4.2 時間デート法による画像計測
7.4.3 テラヘルツ電磁法の発生と応用
演習問題
8. 高強度超短パルスレーザの応用
8.1 高強度超短パルスレーザと物質との相互作用
8.1.1 はじめに
8.1.2 光電界中での電子の運動エネルギー
8.1.3 トンネルイオン化
8.2 コヒーレント軟X 線の発生
8.2.1 高次高調法の発生
8.2.2 光電界電離X線レーザ
8.3 プラズマX線源とその応用
8.3.1 レーザ生成プラズマX線
8.3.2 超短パルスレーザ生成プラズマ
8.3.3 X線顕微鏡
8.3.4 X線リソグラフィ
8.4 レーザ核融合
8.4.1 慣性閉込め核融合の原理
8.4.2 レーザ核融合の新展開
8.5 レーザ加速器
8.5.1 レーザプラズマ加速器
8.5.2 レーザウェーク場加速器
8.6 フェムト新レーザ加工
8.6.1 はじめに
8.6.2 多光子過程
8.6.3 プラズマシールーディング
8.6.4 各種材料のアブレーション
演習問題
9. 光の生態組織に対する作用
9.1 生体光特性
9.1.1 生体光学特性の記述
9.1.2 軟組織の光学特性
9.1.3 硬組織の光学特性
9.1.4 血液その他の光学特性
9.1.5 病変部軟組織の光学特性
9.2 生体作用
9.2.1 熱凝固、熱蒸散
9.2.2 音波、衝撃波による破壊
9.2.3 光解離蒸散
9.2.4 光化学反応
演習問題
10. レーザ治療
10.1 レーザ治療器
10.1.1 治療と内視鏡
10.1.2 医用レーザ装置
10.1.3 医用伝送路
10.2 各種レーザ治療
10.2.1 一般外科手技
10.2.2 屈折力矯正治療
10.2.3 動脈硬化治療
10.2.4 消化器内視鏡レーザ治療
10.2.5 あざ治療
10.2.6 前立腺レーザ治療
演習問題
11. レーザ診断法
11.1 レーザ画像診断
11.1.1 レーザを用いた透過型画像診断法(光CT)
11.1.2 OCT
11.2 レーザを用いた組織診断
11.2.1 レーザ励起蛍光測定
11.2.2 近赤外ラマンスペクトル
11.3 レーザ血流計測
11.3.1 レーザドップラー血流速計
11.3.2 レーザスペックル血流速計
演習問題
引用・参考文献
演習問題略解
索引