入門 画像工学

入門 画像工学

本書は,画像メディアのディジタル処理を行ううえで必要な基礎知識を得ることを目的とした,画像関係の検定試験の勉強にも役立つ画像工学の入門書である。項目は汎用性,実用性の高いものを選び,その流れを重視して記述した。

ジャンル
発行年月日
2010/11/18
判型
B5
ページ数
176ページ
ISBN
978-4-339-00816-6
入門 画像工学
在庫あり
2営業日以内に出荷致します。

定価

3,080(本体2,800円+税)

カートに入れる

電子版を購入

購入案内

  • 内容紹介
  • 目次
  • 著者紹介

本書は,画像メディアのディジタル処理を行ううえで必要な基礎知識を得ることを目的とした,画像関係の検定試験の勉強にも役立つ画像工学の入門書である。項目は汎用性,実用性の高いものを選び,その流れを重視して記述した。

序章
演習問題
1.アナログ画像の世界
1.1 光のダイナミックレンジと視覚
1.1.1 光とは
1.1.2 カメラ
1.1.3 視覚
1.1.4 明るさの弁別閾
1.1.5 視野と視力
1.1.6 周波数特性
1.1.7 動体視力
1.1.8 錯視
1.2 光源
1.3 色彩科学
1.3.1 色の心理的表示と心理物理的表示
1.3.2 色と色覚
1.3.3 色変換
演習問題

2.ディジタル画像の入力
2.1 光電変換
2.1.1 撮像管
2.1.2 全固体撮像素子
2.2 NTSCテレビ信号と入力インタフェース
2.2.1 NTSCテレビ信号形式
2.2.2 インターレース,ノンインターレース表示
2.2.3 Y,Cの分離
2.2.4 ディジタル化のサンプル周波数
2.2.5 入力インタフェース
2.3 情報理論・信号処理の基礎
2.3.1 情報量とエントロピー
2.3.2 フーリエ変換とスペクトル
2.3.3 畳み込み
2.3.4 自己相関関数
2.3.5 標本化定理,解像度,階調
2.4 静止画像のフォーマット
2.4.1 ポータブルピクセルマップ形式
2.4.2 ビットマップ形式
2.4.3 ピング形式
演習問題

3.画像の解析・認識技術
3.1 画像認識技術について
3.2 画像解析の前処理
3.2.1 雑音の除去
3.2.2 ディジタルフィルタ
3.2.3 2値化処理
3.3 画像の解析
3.3.1 エッジ抽出
3.3.2 差分形オペレータ
3.3.3 離散フーリエ変換によるエッジ抽出
3.3.4 連結性,オイラー数
3.3.5 領域分割とクラスタリング
3.3.6 主成分分析法
3.3.7 ハフ変換
3.3.8 テクスチャ解析
3.3.9 ベイズの公式
3.4 変換と投影
3.4.1 アフィン変換と同次変換
3.4.2 平行投影と透視投影
演習問題

4.画像の情報処理
4.1 通信・蓄積・放送の処理
4.2 画像の圧縮方式
4.2.1 ファクシミリ信号の圧縮
4.2.2 MHおよびMR符号化方式
4.2.3 MMR符号化方式
4.2.4 JBIG方式
4.2.5 デルタ変調,DPCM符号化方式
4.2.6 アダマール変換符号化方式
4.2.7 コサイン変換符号化方式
4.2.8 KL変換符号化方式
4.2.9 レート歪み理論
4.2.10 JPEG方式
4.2.11 JPEG2000方式
4.2.12 H.261方式
4.2.13 MPEG方式
4.2.14 H.264方式(MPEG-4 Part10 AVC)
4.3 テレビ放送
4.4 テレビ会議システム
4.5 ファイル転送プロトコル
4.6 ストリーミング
4.7 画像データベース
4.8 映像のテープ記録
4.9 CD,DVD
演習問題

5.表示・印刷技術
5.1 ディスプレイ技術
5.1.1 CRTディスプレイ
5.1.2 液晶ディスプレイ
5.1.3 プラズマディスプレイパネル
5.1.4 ELディスプレイ
5.2 インターレース,ノンインターレース表示
5.3 印刷技術YMC,網点,ディザ
5.3.1 面積階調表現
5.3.2 網点
5.3.3 ディザ処理
5.4 画像品質評価
5.4.1 画質の評価
5.4.2 客観評価
5.4.3 主観評価
演習問題

6.メディアの著作権とセキュリティ
6.1 ディジタルメディアの著作権
6.1.1 著作物保護期間
6.1.2 プライバシーの権利と個人情報の保護
6.1.3 有害情報と流通
6.1.4 著作物を自由に使える場合
6.2 電子透かし方式
画像の電子透かし技術の例
6.3 画像情報倫理
演習問題 

あとがき
引用・参考文献
索引

大関 和夫(オオゼキ カズオ)