新版 画像工学

電子情報通信学会 大学シリーズ J-5

新版 画像工学

本書は,画像電子工学を広範囲にわたって解説しており,講義の教科書として,また卒論・修論や業務などで画像分野に深くかかわる際の入門書である。今回の新版では,近年の画像装置や画像応用の実態に合わせ,改訂を行っている。

ジャンル
発行年月日
2006/12/25
判型
A5 上製
ページ数
254ページ
ISBN
978-4-339-00069-6
新版 画像工学
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定価

3,410(本体3,100円+税)

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本書は,画像電子工学を広範囲にわたって解説しており,講義の教科書として,また卒論・修論や業務などで画像分野に深くかかわる際の入門書である。今回の新版では,近年の画像装置や画像応用の実態に合わせ,改訂を行っている。

1. 画像工学の基礎
1.1 画像工学の発達
1.2 画像とは
1.3 画像工学の分野
1.4 テレビの概要
1.5 光と光学素子
  1.5.1 光の基礎的性質
  1.5.2 光学素子
1.6 光の量,像の明るさ
1.7 光物性と応用
  1.7.1 光電効果
  1.7.2 光電素子
  1.7.3 発光現象
  1.7.4 光源
  1.7.5 種々の光物性
1.8 画像情報の特長
演習問題
2. 視覚と色
2.1 肉眼の構造
2.2 視覚の特性
2.3 色の科学
  2.3.1 肉眼と色感
  2.3.2 RGB表色系
  2.3.3 XYZ表色系
  2.3.4 均等色空間
  2.3.5 減法混色
演習問題
3. 画像の変換と画質
3.1 画像のフーリエ解析
  3.1.1 回路系と画像系とのアナロジー
  3.1.2 1次元画像のフーリエ解析
  3.1.3 2次元画像のフーリエ解析
  3.1.4 離散的フーリエ変換
  3.1.5 光学フーリエ変換
3.2 たたみ込みとOTF
  3.2.1 たたみ込み(1次元)
  3.2.2 たたみ込み(2次元)
  3.2.3 OTF
  3.2.4 OTFの測定
  3.2.5 自己相関関数と周波数スペクトル
  3.2.6 標本化
  3.2.7 走査画像のスペクトル
3.3 特徴による画像の記述
  3.3.1 構造線
  3.3.2 ランレングス符号
  3.3.3 ハフ変換
3.4 画質
  3.4.1 階調
  3.4.2 解像特性
  3.4.3 アナログ装置の解像度
  3.4.4 ディジタル装置の解像度
3.4.5 画像雑音
  3.4.6 画像雑音と解像度
  3.4.7 色再現
3.5 画像のディジタル符号化
  3.5.1 映像信号のディジタル化
  3.5.2 高能率符号化
  3.5.3 フレーム内符号化
  3.5.4 フレーム間符号化
  3.5.5 モデルベース符号化
  3.5.6 実際の高能率符号化
演習問題
4. 画像信号の発生
4.1 撮像装置の機能
4.2 撮像装置の歴史
4.3 個体撮像素子
  4.3.1 アドレス読出し方式個体撮像素子
  4.3.2 電荷転送素子
4.4 撮像システム
  4.4.1 撮像素子の駆動
  4.4.2 テレビカメラ
  4.4.3 カメラの特性
4.5 各種撮像システム
演習問題
5. 電気信号の画像化
5.1 画像表示装置の機能
5.2 表示の歴史--ブラウン管
  5.2.1 構造
  5.2.2 動作・特性
5.3 液晶表示装置
  5.3.1 素子のの構造・動作
  5.3.2 実際の液晶表示装置
5.4 プラズマ表示装置
  5.4.1 素子のの構造・動作
  5.4.2 実際のプラズマ表示装置
5.5 その他の表示装置・システム
5.6 ハードコピー技術
演習問題
6. 画像の伝送
6.1 画像通信システム
6.2 テレビシステム
  6.2.1 輝度情報の伝送
  6.2.2 カラー情報の伝送
6.3 アナログテレビ放送
6.4 高精細度テレビ
  6.4.1 HDTV
  6.4.2 EDTV
6.5 デジタル放送
6.6 ネットワークによる画像通信
6.7 ファクシミリ
  6.7.1 基本原理
  6.7.2 高速ファクシミリ
  6.7.3 専用回線ファクシミリ
演習問題
7. 画像信号の記録・再生・蓄積
7.1 画像情報の記憶
7.2 メモリカード
7.3 録画装置・再生装置
7.4 ビデオレコーダ
  7.4.1 録画・再生原理
  7.4.2 アナログVTR
  7.4.3 ディジタルVTR
7.5 光ディスク
  7.5.1 光ディスクの原理
  7.5.2 記録形光ディスク
演習問題
8. 画像処理
8.1 画像処理概説
8.2 基本的処理手法
  8.2.1 点処理
  8.2.2 近傍処理
  8.2.3 空間周波数処理
8.3 画像処理システム
  8.3.1 コンピュータ処理システム
  8.3.2 画像処理回路--ディジタルフィルタ
8.4 画像改善処理
  8.4.1 階調処理・色補正
  8.4.2 ぼけ・流れの修正
  8.4.3 ノイズ除去
  8.4.4 幾何学的処理
8.5 特徴抽出・予測
  8.5.1 領域分割
  8.5.2 構造線の抽出
  8.5.3 線の表現
  8.5.4 特徴の抽出
  8.5.5 点・線に伴う特徴量
  8.5.6 面に伴う特徴量
8.6 画像認識
  8.6.1 画像認識の概要
  8.6.2 文字認識
  8.6.3 画像認識
演習問題
9. 画像電子システム
9.1 不可視情報の可視画像化
  9.1.1 可視画像化デバイス
  9.1.2 可視画像化システム
9.2 X線透視画像システム
  9.2.1 透視静止画像システム
  9.2.2 透視動画像システム
9.3 RIシンチレーション像
9.4 コンピュータ断層システム
  9.4.1 画像再構成
  9.4.2 X線コンピュータトモグラフィーの発展
  9.4.3 X線以外のコンピュータトモグラフィー
9.5 超音波エコー画像システム
  9.5.1 超音波の性質
  9.5.2 超音波診断装置
9.6 コンピュータ支援診断
演習問題
参考文献
演習問題の略解
むすび
索引

長谷川 伸(ハセガワ シン)