新版 電気機械学

新版 電気機械学

変圧器・各種回転機の基礎を例題とともに詳しく説明し,最近改定されたJEC規格等の内容を取り入れ,各機種におけるパワーエレクトロニクスの応用を説明した。実務に必要な対称座標法・二軸理論などの応用の基礎も説明してある。

ジャンル
発行年月日
2001/05/07
判型
A5
ページ数
318ページ
ISBN
978-4-339-00733-6
新版 電気機械学
在庫あり
2営業日以内に出荷致します。

定価

3,850(本体3,500円+税)

カートに入れる

購入案内

  • 内容紹介
  • 目次
  • 著者紹介

変圧器・各種回転機の基礎を例題とともに詳しく説明し,最近改定されたJEC規格等の内容を取り入れ,各機種におけるパワーエレクトロニクスの応用を説明した。実務に必要な対称座標法・二軸理論などの応用の基礎も説明してある。

1. 電気機器の基礎事項
 1.1 エネルギー変換の意義
 1.2 電気機器の種類
 1.3 電気機械エネルギー変換の原理
  1.3.1 電磁誘導
  1.3.2 変圧器起電力と速度起電力の区別
  1.3.3 レンツの法則と起磁力の平衡
  1.3.4 電気機械エネルギー変換
  1.3.5 電気機械の可変性
  1.3.6 回転機のエネルギー変換
 1.4 回転機の構造
  1.4.1 主要構成部分
  1.4.2 軸受
  1.4.3 界磁
  1.4.4 電機子
  1.4.5 整流子
 1.5 電気機器の磁気材料
 1.6 電機子巻線法の概要
 1.7 損失・効率・温度・定格
  1.7.1 損失
  1.7.2 効率
  1.7.3 絶縁の耐熱と温度上昇
  1.7.4 定格
 章末問題

2. 直流機
 2.1 直流機の構造
 2.2 直流機の誘導起電力とトルク
  2.2.1 誘導起電力
  2.2.2 トルク
  2.2.3 まとめ
 2.3 電機子反作用と整流
  2.3.1 電機子反作用
  2.3.2 整流
 2.4 直流発電機
  2.4.1 直流発電機の種類
  2.4.2 他励直流発電機および特性曲線
  2.4.3 直流分巻発電機および自己励磁
  2.4.4 直流直巻発電機 
  2.4.5 直流複巻発電機
  2.4.6 電圧変動率
  2.4.7 発電機の平行運転
  2.4.8 電圧調整
 2.5 直流電動機
  2.5.1 直流電動機の種類
  2.5.2 直流電動機の特性曲線
  2.5.3 他励電動機および分巻電動機
  2.5.4 直巻電動機
  2.5.5 複巻電動機
  2.5.6 速度変動率
 2.6 直流電動機の運転
  2.6.1 始動
  2.6.2 速度制御
  2.6.3 逆転および制動
 2.7 直流機の損失,効率および試験
  2.7.1 直流機の損失と効率
  2.7.2 直流機の試験
 2.8 直流電気動力計
 章末問題

3. 変圧器
 3.1 変圧器の原理
  3.1.1 リアクトル
  3.1.2 理想変圧器
  3.1.3 波形の伝達
 3.2 変圧器の等価回路(瞬時値)
  3.2.1 等価回路の理論
  3.2.2 巻数比による換算
 3.3 変圧器の構造
  3.3.1 概説
  3.3.2 鉄心
  3.3.3 巻線
  3.3.4 絶縁と冷却
  3.3.5 変圧器油およびコンサベータ
  3.3.6 プッシング
  3.3.7 タップ切換
  3.3.8 三相変圧器
  3.3.9 三巻線変圧器
  3.3.10 遮へい付変圧器と段絶縁
 3.4 変圧器の等価回路(実行値)
  3.4.1 交流の定常状態に対する等価回路
  3.4.2 励磁電流
  3.4.3 誘導起電力
  3.4.4 等価回路定数の決定
 3.5 変圧器の特性
  3.5.1 定格
  3.5.2 電圧変動率
  3.5.3 損失と効率
  3.5.4 最大効率
 3.6 変圧器の平行運動と結線
  3.6.1 変圧器の極性
  3.6.2 変圧器の並行運転
  3.6.3 変圧器の三相結線
  3.6.4 三相結線の比較
  3.6.5 相数の変換
  3.6.6 単巻変圧器
  3.6.7 単巻変圧器の三相結線
 3.7 特殊変圧器
  3.7.1 計器用変成器
  3.7.2 磁気回路の等価電気回路
  3.7.3 磁気漏れ変圧器
  3.7.4 単巻磁気漏れ変圧器
 章末問題

4. 誘導機
 4.1 誘導電動機の原理
  4.1.1 回転磁石と導体円筒
  4.1.2 回転磁界の発生と同期速度
  4.1.3 誘導電動機の原理的構造
  4.1.4 滑りと摩擦クラッチ
 4.2 電機子巻線の起磁力と誘導起電力
 4.3 誘導電動機の種類と構造
 4.4 三相誘導電動機の等価回路
  4.4.1 漏れリアクタンスと励磁リアクタンス
  4.4.2 普通かご形誘導電動機の等価回路
  4.4.3 特殊かご形誘導電動機の等価回路
  4.4.4 簡易等価回路
  4.4.5 簡易等価回路による特性計算の基礎
  4.4.6 簡易等価回路の定数の決定法
 4.5 三相誘導電動機の特性
  4.5.1 速度特性曲線と出力特性曲線
  4.5.2 比例推移
  4.5.3 一般用三相誘導電動機の特性
 4.6 三相誘導電動機の始動,逆転および制動
  4.6.1 始動電流と始動トルク
  4.6.2 かご形電動機の始動
  4.6.3 巻線形電動機の始動
  4.6.4 逆転 
  4.6.5 制動
  4.6.6 誘導ブレーキ
 4.7 三相誘導電動機の速度制御
  4.7.1 一次周波数制御
  4.7.2 一次電圧制御
  4.7.3 極数切換電動機
  4.7.4 二次抵抗制御
  4.7.5 セルビウス方式
  4.7.6 クレーマ方式
  4.7.7 同期運転
 4.8 半導体電力変換装置による速度制御
  4.8.1 インバータによる一次周波数制御
  4.8.2 誘導電動機のベクトル制御
  4.8.3 清以志セルビウス方式
  4.8.4 二次励磁制御の理論
  4.8.5 超周期セルビウス方式
  4.8.6 可変速発電電動機
 4.9 三相誘導電動機の運転特性の決定方法
  4.9.1 概説
  4.9.2 普通かご形電動機の等価回路定数の決定方法
  4.9.3 特殊かご形誘導電動機の等価回路定数の決定方法
  4.9.4 JEC-2137の等価回路法
  4.9.5 ブレーキ法または動力計法
  4.9.6 漂遊負荷損の試験法と規約値
  4.9.7 三相誘導電動機の等価回路の変換
 4.10 単相誘導電動機
  4.10.1 概説
  4.10.2 主巻線だけによる定常運転
  4.10.3 分相始動誘導電動機
  4.10.4 コンデンサモータ
  4.10.5 くま取りコイル形誘導電動機
  4.10.6 単相誘導電動機の理論
 4.11 その他の発電器
  4.11.1 誘導電圧調整器
  4.11.2 誘導発電機
 章末問題

5. 同期機
 5.1 同期機の原理
  5.1.1 交流起電力の発生
  5.1.2 発電機と発動機
  5.1.3 電機子反作用
  5.1.4 誘導起電力
 5.2 同期機の種類と構造
  5.2.1 概説
  5.2.2 同期発電機
  5.2.3 励起装置
  5.2.4 同期電動機
 5.3 円筒界磁形同期機の理論
  5.3.1 円筒界磁形同期機の等価回路
  5.3.2 円筒界磁形同期発動機のフェーザ線図
  5.3.3 負荷角
  5.3.4 出力およびトルク
 5.4 同期機の基本的な特性
  5.4.1 同期機の特性曲線
  5.4.2 変動電圧率
  5.4.3 単位法
  5.4.4 短絡比
  5.4.5 同期発電機の並行運動
  5.4.6 界磁電流算定法
 5.5 突極形同期機の理論
  5.5.1 二反作用理論
  5.5.2 突極形同期発動機のフェーザ線図
  5.5.3 突極形同期機の出力とトルク
  5.5.4 横軸同期リアクタンスXqの測定法
 5.6 同期機運転上の諸現象
  5.6.1 自己励磁現象
  5.6.2 同期機の運動方程式
  5.6.3 負荷の急変に伴う現象
  5.6.4 同期機の負荷角の振動現象
  5.6.5 同期電動機の同期引き込み
 5.7 特殊同期機
  5.7.1 単相同期発電機
  5.7.2 正弦波発電機
 章末問題

6. 小形モータ・特殊機器
 6.1 小形モータ
 6.2 DCモータ
  6.2.1 ブラシ付きDCモータ
  6.2.2 ブラシレスDCモータ
 6.3 ACモータ
 6.4 ステップモータ
 6.5 サーボモータ
  6.5.1 概説
  6.5.2 DCサーボモータ
  6.5.3 ACサーボモータ
  6.5.4 回転速度および回転角度の検出

7. 交流回転機の解析理論の基礎
 7.1 三相対称座標軸
  7.1.1 誘導機への適用
  7.1.2 同期機への適用
 7.2 三相二相変換
 7.3 二相理論(dq変換)
  7.3.1 三相巻線のdq変換
  7.3.2 同期発電機の基礎微分方程式
  7.3.3 同期発電機の突発三相短絡電流
  7.3.4 二相巻線のdq変換
 7.4 瞬時値対称座標法
  7.4.1 変数変換式と誘導電動機の基礎微分方程式
  7.4.2 誘導電動機の始動時の過渡電流
 7.5 空間ベクトル法
 章末問題

章末問題の答
索引

猪狩 武尚(イガリ タケヒサ)