2020
12/02

量子力学・量子化学 関連書籍

量子コンピュータ等が話題になる中,量子力学・量子化学関連書を簡単に紹介いたします。


まえがき,目次,レビューから,興味深いポイントをピックアップしております。


さらに詳しい内容はリンク先の各書籍ページにてご覧いただけます。


★1973年刊のロングセラー,高評価Amazonーレビューあり★


量子力学入門
野村 昭一郎 著  🔗Amazonレビュー🌟🌟🌟🌟

書籍内の質疑応答集 セミナーの問い 一部抜粋(※答は本書にて)

・光電効果やコンプトン効果の実験は,電磁波が粒子性を示したものであるが,これはマクスウェルの電磁気学の不十分さを意味するものと考えてよいか.
・量子力学においては,波動関数により粒子の運動状態が決められるわけであるが,波動関数が運動量を変数として含まないのはなぜか。
・エーレンフェストの定理によると,期待値をふつうの力学量におきかえるとニュートン力学の関係式が得られるということであるが,どのような条件があれば,期待値の関係式が古典力学の関係式に移行すると考えられるか。
・量子力学的系は,時間的に変化する摂動により,状態を変化させる。エネルギー準位間のエネルギー差と共鳴するようなものだけが,この状態変化を誘起することができるわけであるが,これは量子力学的系の一般的な動特性を与えるものと考えてよいか。
・変分法において,変分関数の選定について指針のようなものがあるのか。
・ハイゼンベルクの運動方程式とニュートンの運動方程式とを比較するとどのような対応がつけられるか。


★マクロな世界をミクロの力学を使って解き明かす試みを提示する★


量子力学的手法によるシステムと制御

計測自動制御学会編 伊丹 哲郎・松井 伸之・乾 徳夫・全 卓樹 共著

まえがきより 一部抜粋

本書のテーマ
・状態空間に広がる波を想定した最適フィードバック制御の量子力学
・ニューラルネットワークに量子的な計算ビットを搭載した量子計算知能
・確率論に量子もつれを導入して人間行動を分析する量子意思決定論と量子ゲーム理論
・量子機械と量子グラフ

…事実,非線形システムのフィードバック則は,「量子化」により線形理論で最適化できる。
複素位相を持つ「量子描像」ニューラルネットワークは,古典的なニューラルネットワークをはるかに超える性能をもたらす。
囚人のジレンマには,「量子的」に解決する途が開かれる。

章立て
1. マクロシステムの「量子」的な解析
2. 最適フィードバック制御の量子力学
3. 量子計算知能
4. 量子意思決定論と量子ゲーム理論
5. 量子機械と量子グラフ



★高評価Amazonーレビューあり★


量子物質科学入門- 量子化学と固体電子論:二つの見方 -

山本 知之 著  🔗Amazonレビュー🌟🌟🌟🌟🌟

・弊社に直接ご寄稿いただいた 読者レビューより

本書は、量子力学を孤立系の分子と凝縮系の固体に適用する方法を非常にテンポ良く記載している。通常両者の取り扱い方の関係を理解するためにはかなり分厚い本を読む必要があり,息切れしてしまう人も多いと思うが本書ならば要領良く本質をつかむことができると思う。~

・まえがきより

本書では,原子から分子,そして固体に至るまで,特に量子化学での非周期系の取扱いと,固体電子論での周期系の取扱いとのつながりを,物質が持つ対称性の観点から結びつけるように心がけたつもりであり,本書のタイトルである「量子物質科学」という用語は,量子化学と固体電子論の両側面をカバーした内容であることを表したものである。




★高評価Amazonーレビュー,📱電子版もあり★


ゼロからの最速理解 量子化学📱電子版もあり〼

佐々木 健夫 著  🔗Amazonレビュー🌟🌟🌟🌟

・書籍の特徴
・高校の物理・数学の解説を入れ,図・写真も多用。・科学者のエピソードを織り交ぜ,物語的な内容を採り入れた。・学びやすいよう,付録に高校数学の公式のまとめ,参考文献50点を紹介

・まえがきより
本書では,原子から分子,そして固体に至るまで,特に量子化学での非周期系の取扱いと,固体電子論での周期系の取扱いとのつながりを,物質が持つ対称性の観点から結びつけるように心がけたつもりであり,本書のタイトルである「量子物質科学」という用語は,量子化学と固体電子論の両側面をカバーした内容であることを表したものである。




★高評価カスタマーレビュー,📱電子版もあり〼★


観測に基づく量子計算📱電子版もあり〼

小柴 健史・藤井 啓祐・森前 智行 共著  🔗Amazonレビュー🌟🌟🌟🌟

まえがきより要約
・測定型量子計算を理解する上で必要な知識をトピックごとに解説した。
・測定型量子計算モデルによって明らかになった量子計算の諸性質を扱う。

章立て (※おすすめポイント:各章ごとに参考文献のリストまとめがあります。)
1. 量子コンピュータモデル
2. 測定型量子計算の基礎
3. テンソルネットワーク上での測定型量子計算
4. 測定型トポロジカル量子計算
5. イジング模型分配関数と測定型量子計算
6. ブラインド量子計算(セキュアなクラウド量子計算)
7. 測定型量子計算と計算量理論




★量子力学の多世界解釈の資料がございます★


基礎電子物性工学 - 量子力学の基本と応用 -
電子情報通信レクチャーシリーズ B-11

電子情報通信学会 編・阿部 正紀 著

🔗本書関連資料:量子力学の多世界解釈(PDF) あり


まえがきより
従来の入門書では扱われなかった「量子力学の観測問題」の本質をできる限り易しく解説しました。
そして,これに関する論争から,現在では“情報”こそが量子力学が扱うミクロ世界を支配する鍵であることが明らかにされつつあり,量子力学の原理を直接利用する量子情報工学が生まれた経緯を述べました。


目次一部
8.2 “情報”と量子力学
8.2.1 量子消去――量子情報を消して過去を変える
8.2.2 量子コンピュータと量子暗号通信

談話室
坂本竜馬の開眼――量子力学の“難解さ克服”へのヒント
科学理論の先駆と模倣
「科学的真理発見」における“ひらめき”と自然科学の本質
ハイゼンベルクの不確定性原理を超えた日本人
虚数と自然科学
知の限界
アインシュタインとボーア:論争と友情
“オッカムのかみそり”と多世界
アリストテレスの謎と量子力学




★元グーグル日本法人名誉会長におすすめいただきました!★


電子・通信・情報の基礎コース7
電子・通信・情報のための量子力学

堀 裕和 著

村上憲郎 氏(村上憲郎事務所代表取締役,元Google日本法人名誉会長)のプレジデントオンライン記事へのリンク

🔗「難しい本を最速で血肉化し、仕事に活かす 忙しいビジネスマンに勧める読書術 」2/2頁