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センサ技術の基礎と応用

計測・制御セレクションシリーズ 6

センサ技術の基礎と応用

千差万別ともいわれるセンサ技術を,その広い分野の中で,代表的ニーズがあると考えられる技術に対象を絞り,専門家でない人にもわかりやすいよう,基礎編と応用編にわけて解説している。

発行年月日
2023/03/10
定価
4,840(本体4,400円+税)
ISBN
978-4-339-03386-1
在庫あり

レビュー,書籍紹介・書評掲載情報

読者モニターレビュー【 鉄マン 様(業界:鉄鋼)】

掲載日:2023/04/19

本を読んだ感想としてはこの本一冊で基本的なセンサに関してはほぼ全て網羅できていると言っても過言ではない、ということです。
センサの原理も体系的にまとめられており、この本を読んだ後も業務デスクの引き出しに入れ、仕事で必要な時に読み返して確認するのにも使いたいと思いました。
それから最近多くなってきた画像処理など最新のセンサについても触れられており、これらは私の学生時代の工学書には記載のなかった分野だったので、
センサ技術の発展と共に工学書の内容も発展しているというのを読んで実感しました。

読者モニターレビュー【 MasaTam 様 (専門分野:Robotics/AI/Software Engineering)】

掲載日:2023/04/04

ロボットシステムのソフトウェアエンジニアとして普段ハードウェアエンジニアの扱っているセンサーの理解という興味で読みました。制御部分がメインのソフトウェアエンジニアとしてはなかなか業務に活きにくい部分が多いかも知れませんが、最後の「これからのセンシング技術とは」の章でのセンシングによるビッグデータの扱いはかなり興味深かったです。
各センサーの詳細に関しては簡潔なこともあり、物理化学等の前提知識がないと少し難解かも知れませんが、概要を掴むだけでも価値はあると思います。多くの知的探求の道の入口として楽しめました。

読者モニターレビュー【 アマサイ 様 (専門分野:電子工学)】

掲載日:2023/03/29

この世の中はセンサで出来ていると言っても過言ではない。毎日出入りする店やマンションのドアはセンサで開閉するし、携帯電話には加速度センサが搭載されているので、GPSとスムーズに連携できるし、バーコードの代わりに商品を認証するRFIDもセンサの一種である。社会人としてそのセンサにしくみや応用を知っておくのは悪くない。そこで本書の登場である。技術書は専門外あるいは文系には無理と思われるかもしれない。そんなことはなく、高校理科の知識さえあれば十分である。数式や難しい概念は読み飛ばせばよい。本書は図を多用しているのでわかった気になる。このわかったつもりというのは重要である。特に本書の「MEMSとセンサ」「イメージセンシング」「光ファイバセンサ」は興味深かった。それぞれ分厚い専門書1冊で説明するところを十数ページで収まっている。かなりお得だ。本書を携えて、難しいことはわからない、から卒業し、IT社会を快活に歩いていきましょう。

読者モニターレビュー【 エダ 様 (専門分野:材料科学)】

掲載日:2023/03/29

本書はタイトルの通りセンサ技術の“基礎”を習得するための書籍だといえます。特に3章の基礎物理と、5章の信号処理に関する部分はそれ単体で学ぼうとすると、膨大な量になりますが、本書ではセンサ技術に必要な知識をコンパクトに記述しています。後半の内容も自身が使っているセンサの原理を調べたいときに辞書的な役割も果たしています。センサユーザーからセンサ技術者へステップアップするための入門書として非常におすすめです。