システムのモデリングとシミュレーション
本書はシステムのシミュレーションを計算機で実施するシステム計画,評価などに従事する担当者の参考書として企画された。システム工学,情報システム工学,情報工学,経営工学などを学ぶ学部上級生のテキストとしても利用できる。
- 発行年月日
- 1995/03/25
- 判型
- A5
- ページ数
- 202ページ
- ISBN
- 978-4-339-08356-9
- 内容紹介
- 目次
本書はシステムのシミュレーションを計算機で実施するシステム計画,評価などに従事する担当者の参考書として企画された。システム工学,情報システム工学,情報工学,経営工学などを学ぶ学部上級生のテキストとしても利用できる。
第1章 シミュレーション概論
1.1 シミュレーションとは
1.2 シミュレーションの例
1.2.1 物理現象の解析
1.2.2 計算手法としてのシミュレーション;モンテカルロ分析
1.2.3 システムシミュレーション
1.2.4 教育訓練(遊び)のためのシミュレーション
1.3 モデルの種類
1.4 シミュレーションの手順
1.5 シミュレーションプログラムの処理フロー
1.6 シミュレーション言語
第2章 システムのモデル化
2.1 システム分析
2.2 要素のモデル化方法
2.3 非数値的な要素・関連分析
2.4 数量的分析法
2.5 合成的モデル化の例
2.5.1 ランチェスターの法則(戦闘モデル)
2.5.2 進化モデル
第3章 構造モデル
3.1 構造モデルとは
3.2 ISM法
3.3 DEMATEL法
3.4 ペトリネット
3.4.1 ペトリネットの概要
3.4.2 ペトリネットの解析
3.4.3 ペトリネットの応用
第4章 待ち行列モデル
4.1 待ち行列モデルとは
4.2 ポアソン到着指数サービス1窓口の待ち行列(M/M/1)
4.2.1 待ち行列の平衡状態とその解
4.2.2 待ち行列の平均長さ
4.2.3 平均待ち時間
4.3 待ち行列のシミュレーション方法
4.3.1 シミュレーションのための変数
4.3.2 シミュレーション実行の様子
4.3.3 統計データの処理
4.4 シミュレーションプログラムの処理フロー
4.5 イベントの決定方法
第5章 システムダイナミックス
5.1 システムダイナミックスとは
5.2 システムダイナミックスの基本概念
5.3 モデルの構成
5.3.1 基本構成要素
5.3.2 遅れ要素
5.3.3 モデルの構成
5.4 モデルの作成手順
5.5 シミュレーションの実施例
第6章 シミュレーション言語
6.1 シミュレーション言語とは
6.2 GPSS
6.2.1 GPSSの基本構成
6.2.2 GPSSによるプログラミング-理容店のモデル
6.2.3 理容店モデルのプログラミングと実行結果
6.3 DYNAMO
6.3.1 DYNAMOの基本構成
6.3.2 DYNAMOの基本動作原理
6.3.3 DYNAMOによるプログラミング
-パソコン販売店のモデル-
第7章 定性的シミュレーション
7.1 定性的シミュレーションとは
7.2 定性的シミュレーションの枠組
7.3 物理現象における定性的シミュレーション
7.3.1 QSIMのための定性的モデル
7.3.2 QSIMのシミュレーションアルゴリズム
7.3.3 定性的シミュレーションの空調設備故障診断への適用
7.4 システムシミュレーションとしての定性的シミュレーション
7.4.1 Cognitive mapを用いた定性的モデル化とシミュレーション
7.4.2 類型パターン帰着型定性的シミュレーション手法
第8章 AIによるシミュレーション支援
8.1 シミュレーションとAI
8.2 AIによるシミュレーション支援の目的
8.3 AI技術の導入形態
8.4 シミュレーション支援のためのAI技術
8.4.1 知識表現技術
8.4.2 知識利用技術
8.4.3 知識獲得技術
8.4.4 グラフィカルユーザインタフェース技術
8.5 支援内容
8.5.1 モデルの作成とプログラミングにおける支援
8.5.2 シミュレーションの実施における支援
8.5.3 結果の解釈と活用における支援
8.6 知識ベース型シミュレーションシステムの開発事例
8.6.1 KBSにおけるモデル作成
8.6.2 KBSにおけるシミュレーション
8.6.3 データの自動解析
付録 乱数の生成方法
参考文献
索引