測量学Ⅰ
本書では,高専および大学における都市・環境システム系,土木系の授業で扱われる内容を出来るだけ平易に解説し,測量学の基礎が習得できるようにした。また,取り扱った内容の基礎となる数学の知識についても出来る限り取り上げた。
- 発行年月日
- 2005/10/07
- 判型
- A5
- ページ数
- 182ページ
- ISBN
- 978-4-339-05511-5
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- 日本工学教育協会賞(著作賞)を受賞致しました。
- 九州工学教育協会賞を受賞致しました。
- 内容紹介
- 目次
本書では,高専および大学における都市・環境システム系,土木系の授業で扱われる内容を出来るだけ平易に解説し,測量学の基礎が習得できるようにした。また,取り扱った内容の基礎となる数学の知識についても出来る限り取り上げた。
1. 測量学概説
1.1 はじめに
1.1.1 測量の目的
1.1.2 点の位置の決定
1.2 測量の分類
1.2.1 測量地域の大小による分類
1.2.2 測量の順序による分類
1.2.3 測量の方法による分類
1.2.4 測量の目的による分類
1.2.5 測量の法律による分類
演習問題
2. 距離測量
2.1 はじめに
2.1.1 測量で扱う距離の定義
2.1.2 距離測量の分類
2.2 必要な器具
2.2.1 巻尺
2.2.2 ポール
2.3 距離測量の方法
2.3.1 測線上に見通し点を求める方法
2.3.2 距離の測定方法
2.4 誤差の取扱い方
2.4.1 誤差の定義
2.4.2 距離測量で生じる定誤差と補正方法
2.5 光波・電波を使った距離測量
演習問題
3. 平板測量
3.1 はじめに
3.2 必要な器具
3.2.1 測板と三脚
3.2.2 アリダードセット
3.2.3 図紙と鉛筆
3.3 平板測量の方法
3.3.1 平板の据付け
3.3.2 細部図根測量
3.3.3 細部測量
3.3.4 アリダードを応用した測量
3.4 誤差の取扱い方
3.4.1 整準時の誤差
3.4.2 求心時の誤差
3.4.3 定位,測定時の誤差
3.5 情報技術を用いた平板測量--ディジタル平板測量
演習問題
4. 水準測量
4.1 はじめに
4.2 必要な器具
4.2.1 レベル
4.2.2 標尺
4.3 水準測量の方法
4.3.1 2点間の高低差
4.3.2 昇降式による水準測量
4.3.3 器高式による水準測量
4.4 水準測量の誤差
4.4.1 誤差の種類
4.4.2 誤差の調整
4.5 電子技術を用いた水準測量--ディジタルレベル
演習問題
5. 角測量
5.1 はじめに
5.2 必要な器具--トランシット
5.3 水平角の測定方法
5.3.1 トランシットの据付け
5.3.2 測点の視準
5.3.3 角度の読取り
5.3.4 測角方法
5.4 誤差の取扱い方
5.4.1 器械誤差
5.4.2 個人誤差
演習問題
6. トラバース測量
6.1 はじめに
6.2 トラバース測量の手順
6.2.1 計画
6.2.2 踏査
6.2.3 選点
6.2.4 造標
6.2.5 距離測量と角測量
6.3 トラバース測量の計算
6.3.1 測定角の調整
6.3.2 方位角の計算
6.3.3 方位の計算
6.3.4 緯距・経距の計算
6.3.5 閉合誤差・閉合化
6.3.6 閉合誤差の調整
6.3.7 合緯距・合経距
6.3.8 面積の計算
6.4 電子技術を用いた測角測距--トータルステーション
演習問題
7. スタジア測量
7.1 はじめに
7.2 スタジア測量の一般公式
演習問題
8. 面積と体積の計算方法
8.1 面積の計算
8.1.1 三角形に分割する方法
8.1.2 支距法
8.1.3 曲線で囲まれた地域の面積の計算方法
8.2 体積の計算
8.2.1 断面法
8.2.2 点高法
8.2.3 等高線法
演習問題
付録 測量で使う数学
1. ピタゴラスの定理と三角関数
2. 60分法と弧度法
3. 指数
4. 微分
5. テイラー(Taylor)展開
6. 錯角と同側内角
7. 加法定理と倍角の公式
8. 加法定理の別解--回転を表す一次変換
9. 数値計算にあたって--有効数字
引用・参考文献
演習問題解答
索引
測量学Ⅱ・主要目次
1. 誤差論
2. 三角測量
3. 路線測量
4. 河川測量
5. 地形測量
6. 写真測量
7. GPS測量
8. リモートセンシング